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この出会いは偶然か、必然か。 待ち受けるものは 絶望か、希望か--。 こうして<七つの大罪>を探す 冒険が始まったのだった。
デシウス
えぇい遅い! キングとやらはまだ帰還せぬのか!
異界召喚士
もしやキングなる異世界の戦士、 我々を裏切ったのでは……?
あやつが裏切らぬように、 ディアンヌという巨人を人質に取ったのだ。 そんな事は起きるはずが--
ゴブリン
ギャギャ! デンレイ! デンレイ! 王子ガ正門ニ! 王子ガ正門ニ!!
キヒィ!? 王子だと!? こうしちゃおれん、戦略的撤退じゃ!
あっ、こら老いぼれッ! 敵前逃亡かっ!? えぇい、我輩だけでも王子を迎え撃ってくれるわ!
バン
--よぉし団ちょ、 どっちが先に王女様を助けられるか競争しようぜ~♪
キング
オイラは別働で、ディアンヌを助けにいく。 そっちのルートは任せたよ、団長、王子。
メリオダス
それじゃあ突入するか。 背中は任せたぜ? 王子!
アンナ
魔王軍側にもかなりの戦力が集まっています。 王子、お気をつけて……!!
こんなにも早くアジトを見つけ出すとは、 さすがは我輩の認めた男だ、王子よ!
デシウス! あなたがこの軍勢を率いていたのですね!?
しかしこちらには、異世界の戦士がいる上に、 決して裏切らぬよう人質まで用意したのだ。 如何に王子とて、今回ばかりは--
ディアンヌ
--人質っていうのは、ボクたちのことかな?
エリザベス
メリオダス様! 王子様! 私達は無事です!
デシウス、 キミが不在の間に人質は助けさせてもらったよ。
ヌゥー!! どうして毎回、我輩は貧乏くじばかりなのだっ! しかし、ならばこの大軍勢で叩き潰してくれる!!
ちと数は多いが、 たっぷり味わわせてもらおうか~♪
団長、王子、あっちの軍勢はオイラたちに任せて!
よっし、それじゃ決戦といきますか! 王子背中は任せたぜ!
ぐふっ……撤退、全軍撤退だっ!!
ギャギャ! テッタイ! テッタイ!
助けていただいて、 本当にありがとうございました。 メリオダス様、そして王子様。
バルバストラフ
このアジトに残されていたゲートを使えば、 元の世界へ返してやれそうじゃの。 しばらくは安定して通路を作れそうじゃわい。
んっ、安定してるっていうなら、 ここはひとつ「祭り」をしようぜ、王子。
王子
…………?
お祭り……ですか? ともかく王子、ひとまず拠点に戻りましょうか。
あらためて、本当にありがとうございました。 私はエリザベス。 リオネス王国第3王女で、 今は<豚の帽子>亭のウェイトレスもしています。
メリオダスさん、 本当に店主さんだったんですね……。 ともかく皆さんのおかげで、 魔王軍の企みを挫くことができました。 私の方からもお礼を言わせてください。 そういえば、 お祭りを開きたいとのことでしたが……?
おう、喧嘩祭りだ! せっかくこんな強い王子と知り合ったんだ、 拳と拳で語り合ってみたくないか?
王子、そんな嬉しそうにうなずいて……。
よぉーし、そうと決まれば早速準備だ! エリザベス、手伝ってくれよな!