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#author("2017-11-02T14:11:04+09:00","","")
//会話を追加してくださる方は、
//該当部分の「#region()〜#endregion()」の文頭についた「//」を外してご利用ください。
//「===」は編集作業時の誤入力の防止用なので、残しておいてください。
//
//また、キャラの名前は、文頭に(-, ,+)などを入れずにそのままで、
//セリフは「半角スペース」を入れて入力するようお願いします。
//例)
//アンナ
// このようにお願いします。
//
//
///////////////// 緊急ミッション用:ここから /////////////////
#style(class=split){{
#region(ネタバレ注意)
//=========================
#region(1:ゴブリン博士の飛行くぐつ)
//==================
#region(1:開始時)
ゴブリン博士
 皆の者、聞くがヨイ!
 今回の飛行訓練は、ワタクシが改良、量産化に成功した
 飛行型くぐつの実用化を図るためのものデアル!
ゴブリン
 ギャギャッ!
 ヒコウ、クンレン! クグツ、トバス!
ゴブリン博士
 我が天才的頭脳の所産、飛行型くぐつノ
 実用化が進めバ、あの憎き人間の王子たちヲ
 上空から奇襲スルことガ可能となるのデアル!
 
 これでプリンセ……いや、クイーン三姉妹様ニ
 ワタクシの才能を認めて頂けるハズ……。
 そうなれば、きっと開発予算も倍増して……グフフ。
エレット
 ――いたいた、ゴブリンたちだ!
 こらーっ、みんなが使う道を独り占めするなーっ!
アンナ
 エレットさんの報告の通り、道を占拠しているのは
 ゴブリン博士とその手勢のようですね。
 それにあれは……いつぞやの飛行型くぐつでしょうか?
ゴブリン博士
 グギギギギ……これから訓練という時ニ!
 人間どもメ……まさに目の上のタンコブなのデアル!
ケイティ
 なにを企んでいるのかは知りませんが、
 速やかに道を明け渡せば
 今回は見逃してあげますよ。
ゴブリン博士
 ……フン、断るのデアル!
 これほど飛行訓練に適した場所は二つとナイ!
 なんとシテもここで訓練を強行シテヤルのデアル!
 
 ゴブリン兵各員、戦闘配置に就くノダ!
 操縦士は飛行型くぐつへ! 訓練を敢行シロ!
 邪魔する者には容赦なく銃弾を浴びせるノダ!
ゴブリン
 ギャギャッ!
 クンレン、カンコウ! クンレン、カンコウ!
アンナ
 本当に訓練を強行するなんて……。
 こうなってしまっては、
 力ずくで退散させるしかありませんね。
ケイティ
 飛行型くぐつはこちらへ攻め込む意図はないようです。
 ですが、上空からの銃撃には十分にご注意ください。
エレット
 地上の守りと回復は任せて!
 みんなで仲良く使うための道を
 ゴブリンたちの独り占めになんてさせないんだから!
#endregion(1:開始時)
//==================
//#region(1:ゴブリン博士の飛行くぐつを一旦撃破したとき)
//ゴブリン博士
// お……おのれ人間どもメ!
// こうなったら奥の手を使うのデアル!
// 
// 秘密のスイッチを――ポチッとナ。
// フフフ……科学の雷に貫かれ、
// ワタクシの天才を思い知ルがイイ!
//#endregion(1:ゴブリン博士の飛行くぐつを一旦撃破したとき)
//==================
#region(1:終了時)
ゴブリン博士
 (クッ……コノままデハ、
 開発予算の大半を注ぎ込んダくぐつが壊れてシマウ……。
 そうナレバ、クイーン様たちにナント言われるカ……)
 
 わ……悪かっタ!
 モウこの場所で訓練はシない!
 スグに撤退スルから許してクレ!
王子
 …………(こくり)。
ゴブリン
 ゼングン、テッタイ!
 ハカセニ、ツヅケ!
ボリス
 ……やれやれ。逃してよかったのか、王子?
 さっきあのゴブリン博士だかが造ったくぐつを見たが、
 ありゃあなかなか大したシロモノだぜ?
アンナ
 飛行型くぐつへの対処も必要となると、
 今後のゴブリンたちとの戦いは
 より厳しいものになるかもしれませんね……。
エレット
 でも、あたしは王子の決断に賛成だよ。
 だって、厳しいだけじゃ人はついてこないもの。
 
 あたしは優しい王子が好き。
 みんなもそうでしょ?
#endregion(1:終了時)
//==================
#endregion(1:全体)
//=========================
#region(2:赤熱の戦場)
//==================
#region(2:開始時)
アンナ
 なるほど……リノさんが仰っていた通り、
 サラマンダーとイフリートの様子が変ですね。
リノ
 火山活動が活発化すると、
 召喚獣たちがその影響を受けて狂暴化するんだって。
 リノ、前に本で読んだから間違いないよ!
 
 このまま放っておいたら、あの子たちはきっと
 リノたち召喚士の言うことを聞いてくれなくなっちゃう。
 
 それに、ひょっとすると
 地上に出て暴れ出しちゃうかも……。
 お願い王子、召喚獣たちを鎮めるのを手伝って!
ソラノ
 水臭いじゃない、リノ。
 召喚獣のことなら、同じ召喚士の大先輩である
 この私をどーんと頼りなさいよ!
ケイティ
 待ってください、ソラノさん!
 貴方のように遠距離攻撃を得意とする兵を
 安全に配置できるような足場が不足しています。
レアン
 ――あっ! 見てくれ、王子!
 あの中央の岩、もうすぐ冷えて固まりそうだ。
 少し待てば足場にできるんじゃないか?
ケイティ
 確かに、もう少し待てば乗れるようになりそうですね。
 レアンさん、良い情報をありがとうございます。
 
 王子、まずは拠点前の守りを固めつつ、
 中央の足場が安定してきたら
 遠距離攻撃を得意とする兵を適宜投入しましょう。
リノ
 ――って、大変!
 王子、サラマンダーたちがこっちに来るよ!
アンナ
 戦況は刻一刻と変わっています。
 王子、状況を見て適切なご判断を! 
#endregion(2:開始時)
//==================
#region(2:終了時)
アンナ
 なんとか召喚獣たちを鎮められたようですね。
 お疲れ様です、王子。見事な采配でした。
リノ
 ありがとね、王子♪
 リノたち召喚士のピンチを救ってくれて。
ソラノ
 でも、リノもなかなかいい活躍してたわね。
 前よりも腕を上げたんじゃない?
リノ
 えへへ、そう思う?
 実はリノもね、最近召喚獣たちの力を
 前より上手に引き出せるようになったと思ってたんだ♪
ソラノ
 まぁ、超優秀な召喚士であるところの
 このソラノ様に言わせれば、まだまだだけどね。
リノ
 ……うん、そうだよね。
 天才召喚士って呼ばれるくらい強くなるには、
 もっともっと努力しなくちゃダメだよね……。
 
 でも、いつか……ううん、近いうちに、 
 リノは絶対にすごい召喚士になるよ!
 
 それで、今度は王子のピンチを救ってあげるから!
 期待して待っててね、王子♪
#endregion(2:終了時)
//==================
#endregion(2:全体)
//=========================
#region(3:自然の力が集う土地)
//==================
#region(3:開始時)
メーリス
 着いたわ、ここよ。
 ……どう? あなたたちエレメンタラーなら、
 この地で起きてる異変の原因がわかったりする?
ロレッタ
 わぁーっ、すごーい!
 こんなにたくさんの種類のエレメンタルが
 一箇所に集まってる場所なんて初めて見たよっ!
シャオメイ
 ……ですが、様子が変ですわ。
 なんだかエレメンタルたちが苛立っているというか、
 私たちに敵意を向けているような……。
ケイティ
 クラリーチェさん、なにか心当たりはありませんか?
クラリーチェ
 ギクッ……な、なんでわたしに聞くのよ?
 
 ……まぁ、強いて言えば
 向こうで一匹だけ群れからはぐれてた
 水のエレメンタルを突っついたりはしたけどぉ?
セノーテ
 はぇえっ!?
 お、お水さんをいじめないでくださいよぅ……っ。
クラリーチェ
 あははっ! そうそう、それよぉ!
 あんたのその顔が見たかったの♪
メーリス
 クラリーチェ……あんたの仕業だったのね!
 道理で大人しいはずのエレメンタルたちが
 こっちに向かってきてると思ったわ!
アンナ
 応戦するしかなさそうですね。
 王子、急ぎ戦闘のご準備を。
メーリス
 悪いわね、エレメンタルたち。
 ちょっとおとなしくなってもらうわよ!
#endregion(3:開始時)
//==================
//#region(3:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(3:戦闘中)
//==================
#region(3:終了時)
アンナ
 ……ふぅ。
 なんとかエレメンタルたちを鎮めることができましたね。
シャオメイ
 ありがとうございます、皆さん。
 いまのところ、この地に数多のエレメンタルが
 密集している理由は判りませんが……。
 
 でも、これだけは言えますわ。
 私たちエレメンタラーがこの特別な地で修行をすれば、
 必ずや更なる力と叡智を授かることができましょう。
クラリーチェ
 ふふん、面白そうじゃない♪
 セノーテ、さっそく一緒に修行するわよ!
セノーテ
 ふぇ? い、いいですけど……、
 その……もうお水さんをイジメないでくださいね?
ロレッタ
 ありがとね、メーリス♪
 あなたがいい場所を教えてくれたおかげで、
 私たち、いまよりもっと強くなれそうだよっ!
メーリス
 ちょっ……な、なんで抱きつくのよ!?
 私はただ、思いっきり魔法をぶっ放せるような
 場所を探してたら、ここを見つけただけで……。
 
 っていうか、あ……暑いから早く離れなさいよっ!
 ロレッタ、あんた体温高すぎなのよっ!
ロレッタ
 えへへ、遠慮することないじゃない♪
 メーリスも本当は、あったかいの好きなんでしょ?
メーリス
 だ~か~らぁ~っ!
 暑いから離れてって言ってるでしょ~~~~っ!!
#endregion(3:終了時)
//==================
#endregion(3:全体)
//=========================
#region(4:闇の組織の警戒網)
//==================
#region(4:開始時)
アンナ
 (ここが闇の組織の構成員が集っているという
 情報のあったアジトですか……)
キュテリ
 (ああ。シックスのことは知ってるな?
 奴の姿を見たという情報もある)
ケイティ
 (シックス……組織幹部が直々にお出ましですか。
 それに、アジトの周囲には見張りらしき人影も見えます。
 いよいよ怪しいですね……)
キュテリ
 (決して外部に漏らしたくないような
 陰謀が企てられていると見て間違いないな。
 組織の動向を注視していて正解だったよ)
セシリー
 (シックスたちを一網打尽にする好機だ。
 見つからないように注意を払いつつ、
 奴らのアジトを包囲するのがいいと思う)
キュテリ
 (だが、調査によると見張りには
 特に遠目が利く者が配置されているらしい。)
モーティマ
 ――おいおい、いつまでこんな物陰に
 コソコソと隠れてなきゃなんねーんだ?
キュテリ
 (しーっ! 静かにしてろ!
 見つかったら敵が警戒を強めて
 本気で私たちを消しに来るぞ!)
モーティマ
 (わ、わかってるっつーの。
 そんな怖ぇ顔しなくたっていいじゃねえか……)
闇組織構成員
 ……ん? なんの音だ?
キュテリ
 (まずい、気づかれたか――)
闇組織構成員
 向こうで物音がしたようだ。
 お前たち、念のために哨戒にあたれ。
山賊
 承知しやした!
キュテリ
 (――ッ! 敵が来るぞ!
 だが、まだ完全にこちらに気づいてはいないようだ。
 奴らが警戒を強める前に、隠密裏に片付けよう)
アンナ
 (王子、見張りに見つかってしまうと
 敵が警戒を強めて手強くなることが予想されます。
 見張りの視界に入らぬよう、兵の配置にはご注意を)
#endregion(4:開始時)
//==================
#region(4:見張りローグがはじめて攻撃を行うとき)
闇組織構成員
 ――むッ!?
 いたぞ、侵入者だ! 逃がすな!
キュテリ
 くッ……!
 見張りの銃声で他の敵にも気づかれたらしい!
 気をつけろ、侵入者は容赦なく消しに来るぞ!
ケイティ
 王子、敵が警戒を強めました!
 今までより手強くなっていると思われますので、
 兵に無理をさせぬようご注意ください。
#endregion(4:見張りローグがはじめて攻撃を行うとき)
//==================
#region(4:終了時)
兵士
 ――包囲完了!
 逃走を試みた者は捕獲しました!
 ですが、シックスらしき人物は見当たりません。
セシリー
 言え。シックスはどこにいる?
 おとなしく話した方が身のためだぞ?
闇組織構成員
 ……ははっ、遅かったな。
 あの人なら、もうとっくに場所を移動したぜ?
 
 どこに行ったか? さあな。
 俺らみたいな下っ端にゃ
 そういった重要な情報は持たせて貰えないのさ。
キュテリ
 ……ということは、
 ここで企てられていた計画についても
 なにも知らされていないということか?
闇組織構成員
 ああ、ここに残ってる奴ら全員がな。
 だからその物騒な刃物をしまってくれねえか?
キュテリ
 ……結局、無駄足だったか。
 すまない、王子。あまり役に立てなかったな。
ケイティ
 いえ、キュテリさんの情報のおかげで、
 組織の構成員の多くを捕らえることができました。
 幹部クラスはいなかったとはいえ、大きな収穫です。
アンナ
 ええ。それにシックスさんが
 ここでなにかを企んでいたことが
 事実らしいということもわかりましたしね。
 
 闇の組織の動向には、
 今後も注意を払い続けましょう。
キュテリ
 ああ。引き続き調査は任せてくれ。
 組織の情報なら、同じように裏社会で生きてきた
 私たちの方が把握しやすいからな。
 
 ……あはは、礼なんていいって。
 王子には盗みを不問にしてもらった恩もあるしな。
 
 怪盗としての実力を役立たせられるなら本望だ。
 今後も存分に頼ってくれたまえ……なんてな♪
#endregion(4:終了時)
//==================
#endregion(4:全体)
//=========================
#region(5:王国軍の大運動会)
//==================
#region(5:開始時)
エイミー
 ――さぁ、いよいよ次が最後の種目となりました!
 王国軍主催の秋の大運動会!
 実況はわたくし、商人のエイミーがお送りしております。
シプリア
 (ふふ……この時を待っていた。
 最終種目の徒競走なら、身軽な私の独壇場。
 つまり、私の有能さを王子に示すチャンス……!)
エイミー
 それでは、最終種目の徒競走のルールを説明します。
 
 今回の運動会は王国兵の練度の確認も兼ねているため、
 参加者の皆様はゴールした後に
 拠点を守る王子たちと手合わせをしてもらいます。
モーティマ
 ケッ、面倒くせえ。
 ただ走るだけでも疲れんのに、
 なんだってそのあと戦わなきゃなんねーんだよ?
エイミー
 ふっふっふ……そう言われると思って、
 徒競走の勝者には豪華副賞をご用意いたしました!
 なんと――王子を一日中独り占めにできる権利です!
アンナ
 なッ……!?
 王子、どうしてそんな約束しちゃったんですか!?
王子
 …………。
エイミー
 公平性を期すため、走者は兵種ごとに分かれます。
 同時にスタートした集団の中で、
 最初に王子たちの守りを突破した人が勝者です!
ソーマ
 お、王子を一日中、独り占めに……?
 ……この勝負、負けるわけにはいきません!
バシラ
 ソーマさんは弓兵なので、私と同じ組ですね♪
 ふふっ、私も負けませんよぉーっ!
テティス
 (あぁ、バシラ……。
 運動する姿も、なんて可愛いの……。
 バシラ、バシラ……バシラぁ~~っ!!)
エレイン
 私たち騎兵は最後の走者みたいね。
 キャリー、あんたには絶対負けないわよ!
キャリー
 私だって、エレインには負けないッ!
 絶対に一番になって、王子に一日中
 特訓に付き合ってもらうんだからっ!
アンナ
 させません!
 王子、なにがなんでも拠点を守り抜きましょう!
 遠距離攻撃で走行中を狙うのが上策と思われます!
エイミー
 さぁ、白熱してまいりました!
 それでは第一走者の方、
 位置について、よぉーい――――ドンッ!!
#endregion(5:開始時)
//==================
#region(5:戦闘中)
エイミー
 それでは最終走者の方、
 位置について、よぉーい――――ドンッ!!
テティス
 バ~シラ~~~っ、待ってくださ~~~いっ!!
エレイン
 もらったぁッ!!
 へへーん! キャリー、先に行くわよっ!
キャリー
 えぇっ!?
 ちょ、ちょっと、なんで走ってくれないの?
 お願い馬さん、早く走って! でなきゃ私――
 
 ――って、きゃあぁッ!?
 ど……どうしていつもこうなるのぉ~~~~ッ!?
#endregion(5:戦闘中)
//==================
#region(5:終了時)
フィリス
 ハァッ、ハァッ……。
 くっ……鎧を着たまま走るというのは、
 やっぱり疲れるな……もう汗びっしょりだ。
ケイティ
 ですが、良い訓練になりました。
 さすがは王子。戦時における士気だけでなく、
 訓練時の兵のやる気まで高めてしまわれるとは。
ディーナ
 でもさぁ、あんなに必死に守らなくてもよくないか?
 せっかく王子に一日中
 マッサージしてもらおうと思ったのに。
ナナリー
 わ、私も……、
 王子に一日中……なでなでしてほしかったです……。
アンナ
 もう……皆さん、王子はお忙しいんですからね?
 
 ともあれ、王子もお疲れ様でした。
 日も落ちてきましたので、そろそろ戻りましょう。
#endregion(5:終了時)
//==================
#endregion(5:全体)
//=========================
#region(6:ハロウィンの悪夢)
//==================
#region(6:開始時)
ユユ
 みんなー、手伝ってくれてありがとう!
 今年のハロウィンパーティー、
 絶対に成功させようねー!
エーリカ
 おーっ!
 じゃあ私は予定通り、カボチャの中に隠れてるね。
 そろそろ王子たちも来る頃だと思うし。
ユユ
 うんっ。脅かし役は頼んだよ、エーリカ!
 ……ミサちゃんも、ありがとね♪
 さっき会ったばっかりなのに、色々手伝ってくれて。
ミサ
 うふふ、こちらこそ♪
 こんなに楽しそうなパーティーに、見ず知らずの私を
 参加させてくださって、ありがとうございます。
 
 それにお菓子まで頂いてしまって……って、あら?
 ねえユユさん、誰か来たみたい。
 あれが王子たちでしょうか?
ユユ
 え、どこどこ――って、うわぁっ!?
 その顔は……パンプキンキング!
パンプキンキング
 クヒュヒュ……面白そうなことしてるカボねぇ?
 そのパーティー、ボクたちも混ぜてほしいカボ!
カボチャの魔物
 カボー!
パンプキンキング
 ……と思ったけど、今のボクたちは
 魔神ビフロンス様に魂の大半を捧げた影響で、
 微妙にテンションが上りきってないカボ……。
 
 そこで! まずは君たちの魂を頂くカボ!
 それから、ノコノコやってきた人間どもを
 魂取り放題の恐怖のパーティーにご招待するカボ!
ユユ
 そ……そんなの絶対にイヤ!
 皆で準備したパーティーなんだよ!?
 それに、せっかく新しい友達もできたのに……。
パンプキンキング
 クヒュヒュ! お友達とはあの世で遊ぶがいいカボ!
 さぁ、おとなしく魂をよこすカボ!
ユリアン
 ――そこまでだ。
 随分影が薄くなったじゃねえか、カボチャ野郎。
 ビフロンスに魂を捧げて消えたもんだと思ってたが。
パンプキンキング
 チッ……王子たち!
 こんなに早く来るとは想定外カボ!
 ……まぁいい。カボチャたち、行くカボ!
ユリアン
 話は後だ、王子。奴らを撃退しようぜ。
 見たところ今の奴らは精神体だ。
 剣や弓での攻撃よりは魔法の方が通りやすいかもな。
ミサ
 あのっ……私にも戦わせてください!
 会ったばかりの私を友達と呼んでくれた、
 ユユさんたちを守りたいのです!
 
 私の中の魔が、皆さんの力になるのなら……。
 いでよ、ジャックランタン!
 私を……皆さんを守ってください!
#endregion(6:開始時)
//==================
//#region(6:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(6:戦闘中)
//==================
#region(6:終了時)
パンプキンキング
 ウグッ……力が抜けていくカボ。
 魂が……魂が足りないカボ……。
 
 ……何事も引き際が肝心カボ。
 カボチャたち、今日のところは撤退するカボ!
カボチャの魔物
 カボ!
ユリアン
 じゃあな、カボチャども。
 もう二度とパーティーの邪魔なんていう
 無粋な真似はすんじゃねえぞ。
ユユ
 ありがとう、みんな!
 それにミサちゃんも、助けてくれてありがとう!
ミサ
 ふふふ、どういたしまして。
 皆さんが無事でなによりです。
 ……って、そういえば、エーリカさんはどちらへ……。
エーリカ
 ――じゃじゃーんっ! 私だよっ♪
ユユ
 うひゃぁッ!?
 ……って、エーリカ!
 もしかして、今までずっとカボチャの中に隠れてたの?
エーリカ
 うん、そうだよっ♪
 ――って、忘れてたの!? ひっどーい!
ミサ
 ぷっ……ふふふっ♪
 皆さんって、本当に面白い方々ですね。
 
 ……ですが、そろそろお暇しなければなりません。
 先ほどの戦いでお見せした通り、
 私はこの身に魔を飼う者……。
 
 皆さんを脅かす前に、此処を去らなくては。
 さようなら、皆さん。またいつかお会いしましょう。
ユユ
 なに言ってるの、ミサちゃん?
 楽しいハロウィンパーティーは、
 これから始まるところなんだよっ♪ ね、みんな?
ミサ
 ……え?
 皆さん、私を受け容れてくださるのですか?
ユユ
 もっちろんっ♪ ね、王子さま?
 それでは皆さん、ご一緒に――ハッピー・ハロウィン!
#endregion(6:終了時)
//==================
#endregion(6:全体)
//=========================
#region(7:揺らめく鬼火)
//==================
#region(7:開始時)
チズル
 悪いねぇ、王子。
 落ち武者どもの残党狩りに付き合ってもらって。
落ち武者
 ……オォォオオォ……ッ!
 人間、ニンゲン、ニンゲンん……ッ!
 頼む……我らを、殺してくれええぇ……ッ!
チズル
 ……奴らは死後に物の怪によって
 魔物に変えられた武士のなれ果てだ。
 生きた人間を見ると、誰かれ構わず襲ってくる。
 
 死してなお、物の怪どもの呪縛に
 囚われ続けるとは……難儀なもんだねぇ。
コジュウロウ
 殿……拙者、これ以上は
 かつての同胞が斯様に生き恥を晒す様を
 見てはいられませぬ……!
 
 ひと思いに彼らを葬り、
 その魂を安らかにしてやっては頂けませぬか?
王子
 …………(こくり)。
イロハ
 ありがとうございます、王子。
 救世の英雄の手で最期を迎えられたとあれば、
 彼らの魂もきっと浮かばれましょう。
 
 池の上を漂っている火球のような魔物は、
 肉体が朽ち果て、魂だけの妖怪となったかつての同胞。
 近づくと炎を放ってくるので、くれぐれもご注意を。
チズル
 ……へへっ。待ってな、落ち武者ども。
 そんなナリじゃあ、冥土への道行きも辛いだろ?
 
 お前らを現世に縛り付けてるシガラミを、
 コイツでぶった斬って、楽にしてやるよ。
#endregion(7:開始時)
//==================
//#region(7:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(7:戦闘中)
//==================
#region(7:終了時)
落ち武者
 オォォ……身体が、軽く……なっ、てゆく……。
 ありがたい……これで、我らも……
 皆の……待つ…………楽土へ……。
イロハ
 よかった……安らかに逝けたようですね。
 ありがとうございます、王子……。
 
 ……ぐすっ……すみません……っ。
 同じ国の同胞の、最期だと思うと……、
 なんだか……うぅっ……泣けてきてしまって……。
コジュウロウ
 う…………うおぉぉおぉッ!
 お主らの無念、拙者、しかとこの身に刻んだぞ!
 
 必ずや……必ずやこのコジュウロウが、
 お主らの仇に一太刀浴びせて進ぜる!
チズル
 おいおい、泣くなよ。
 残された者たちが泣いてたら、
 仏さんたちもあの世へ行きづらいだろ?
 
 っつうわけで王子、
 ちょいと一献付き合ってくれないか?
 
 ……ははっ、呑みたいだけじゃないさ。
 冥土へ旅立つ戦友への、
 せめてものはなむけってヤツだ。
#endregion(7:終了時)
//==================
#endregion(7:全体)
//=========================
//
#endregion(ネタバレ注意)
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