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//また、キャラの名前は、文頭に(-, ,+)などを入れずにそのままで、
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//例)
//アンナ
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//
//
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#style(class=split){{
#region(ネタバレ注意)
#region(ネタバレ注意 &edit{編集};)
//=========================
#region(1:悠久を生きし龍)
//==================
#region(1:開始時)
アンナ
 ――ようやく島についたようですね。
 サーベインさん、ここが古代龍が眠る島なのですか?
マオ
 古代龍……伝承でしか聞いた事のない存在だったけど、
 まさか、本当に実在してたなんて。
サーベイン
 うム。帝国と王国の両国にて長らく降りやまヌ豪雨、
 これは間違いなク、古代龍ハクノカミ様が
 御目覚メになる兆しだろウ。
レオナ
 サーベイン、古代龍とお前達竜人とでは何が違うのだ?
サーベイン
 古代龍様は、千年戦争よりモ以前、
 世界創生の頃より存在すル最古の「龍」。
 
 我ら竜人の始祖たる「竜」とは異なるが、
 最古の龍たる、ハクノカミ様への崇拝の念は、
 全竜人が持っているだろう。
 
 俺達は長い年月の間にこの姿に変化したガ、
 これは弱さの表れでもあるのダ。強大な力を有すればこそ、
 古よりその姿ヲ変えずに生き続ける事ができるのだからナ。
ロイ
 なるほど。「竜」は長寿ではあるが、
 同種族や他種族との争いで命を落とす事も多い。
 長く生き続けているという事は強さの証明でもありますな。
アンナ
 そのような方がこの地で眠られているとは……レオナさん、
 サーベインさん、貴重な情報をありがとうございます。
レオナ
 このまま捨て置くわけに行かぬのは帝国も同様だ。
 ……むしろ被害の大きい我が国こそ率先して動かねば
 ならぬ状況だったのだがな。
 
 帝国軍の多くは此度の豪雨の対応に追われている。
 このような少数の派兵しかできず、本当に済まない。
兵士
 ――伝令!
 船に魔物が接近しているとの報告です!
アンナ
 ……島に辿り着いたばかりというのに、
 息つく暇もありませんね。王子、戦闘のご準備を!
ケイティ
 王子、見張り台の兵より前方に降雨の気配があるとの事。
 降雨時は飛び道具の射程が減少してしまうのでご注意を。
 風水士の方々のご活用もご一考ください。

#endregion(1:開始時)
//==================
#region(1:戦闘中)
サーベイン
 ム……この気配はハクノカミ様?
 ……いヤ、
 それにしてハ余りにモ弱イ……。
ソーマ
 王子! あの魔物、私の矢がほとんど通りません!
 弾かれてしまいます!
魔物
 ギャッギャッ! コノ欠片アレバ、
 王子タオセル。オレタチ、カタイ。
#endregion(1:戦闘中)
//==================
#region(1:終了時)
魔物
 ――ギャギャーッ!
モーティマ
 ……ふう。今ので魔物は終わりみてーだな。
 ったく、何だったんだあのかってぇ奴は。
ソーマ
 下級の魔物なのに、私の矢が
 全く通じませんでした。ショックです……。
アンナ
 そういえば、さっきの魔物が
 何やら欠片のようなものを落としましたが
 これは一体なんなんでしょう。
サーベイン
 これは……まさか、ハクノカミ様の封印を守ル、
 龍玉の欠片でハ……。
レオナ
 何か知っているのか、サーベイン。
サーベイン
 ハクノカミ様は、長き眠りに就かれる際、
 龍玉という宝珠に自身の力を分け与え、
 結界の礎とすることで自身を封印されタ。
 
 この欠片から、ハクノカミ様の御力を感じル……。
 
 力を分け与えた龍玉ハ、云わばハクノカミ様の
 分身とも呼べる物だ。何かあろうものなラ、
 ハクノカミ様も大人しく眠ってナドおられないだろウ。
アンナ
 王子、ハクノカミ様の封印に
 何かあったのかもしれません。
 急ぎ封印へと向かいましょう!
#endregion(1:終了時)
//==================
#endregion(1:全体)
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#region(2:古代龍の眠る島)
//==================
#region(2:開始時)
サーベイン
 見えたぞ。
 ハクノカミ様が眠られているのハ、あのほこらダ。
魔物
 ギャギャッ!
アンナ
 ほこらから大量の魔物たちが……いえ、王子アレを!
ダークエルフ
 中々良いものを貰ったぞ。
 これさえあればエルフ共を……ふはは!
天使
 全て、主の仰せのままに……。
ケイティ
 ダークエルフや天使まで……。
 一体中で何が起こっているのでしょう。
サーベイン
 馬鹿ナ。ハクノカミ様を守る結界が、
 アのような者共に破られる筈が……。
アンナ
 ……事態は急を要するようです。魔物は私達が
 引き付けます。レオナさんとサーベインさんは
 先に中の確認をお願いします!
#endregion(2:開始時)
//==================
#region(2:終了時)
ケイティ
 王子、敵の勢いが弱まっていきます!
アンナ
 突入するなら今が好機ですね!
 王子、急ぎほこらの中へと向かいましょう!
#endregion(2:終了時)
//==================
#endregion(2:全体)
//=========================
#region(3:封印のほこら)
//==================
#region(3:開始時)
ケラウノス
 ――愚かな人間達よ。少々遅かったようですね。
アンナ
 あれは……女神ケラウノス様!
サーベイン
 ぐッ……なんという……事ヲ……。
レオナ
 王子……すまない……我々がいながら
 みすみす龍玉を破壊されてしまうとは……。
アリサ
 お二人とも酷い怪我を……待ってください、
 すぐに癒しの魔法をかけますので!
ケラウノス
 全く、そのような少数の手勢で神を止めようなど、
 人間とは本当に度し難い程に愚物ですね。
レオナ
 …………だまれ……!
ケラウノス
 余計な邪魔が入りましたが、
 古代龍を封印していた龍玉は既に破壊しました。
 目覚めた古代龍が物質界を滅ぼすのも時間の問題でしょう。
 
 ここでの目的は果たしました。それでは……。
ケイティ
 待ちなさい! ケラウノス!
ケラウノス
 ……アイギスが肩入れするだけあって本当に
 目障りな人間達ですね。どの道滅び行く運命だというのに、
 そうまでして死に急ぎたいのでしょうか。
 
 我が僕たちよ、龍玉の欠片を用い
 その人間達を滅しなさい。私は天界へと戻ります。
天使
 仰せのままに……。
レオナ
 ……王子、済まない。この傷では
 加勢もままならん。我々は一足先に帝国へと戻り、
 この事態を陛下へと報せるつもりだ……。
アンナ
 判りました。道中どうかお気を付けください。
 王子、戦闘のご準備を!
#endregion(3:開始時)
//==================
#region(3:終了時)
ケイティ
 ――はぁっ!
 
 今ので全ての敵を倒したようですが……。
 ケラウノスはすでに去った後のようですね。
アンナ
 ……ケラウノス様の動向も気にはなりますが、
 今は目の前の事に集中したほうが良さそうです。
 
 王子、急ぎ拠点へ戻り、
 この未曾有の危機に対し対策を練りましょう。
#endregion(3:終了時)
//==================
#region(3:終了後 (ホーム画面にて))
レオナ
 ――王子、古代龍の封印の地の探索に
 協力頂いた事、改めて感謝を述べよう。
 
 ……そして同時に、あの時我々が
 ケラウノスを止めている事が出来ていればと
 改めて思わずにはいられない。
 
 あの日より、各地の雨は一層激しさを増し、
 被害も拡大するばかりだ。作物への影響も甚大な
 ものになりつつある……本当に……済まない。
 
 ……過ぎたことを悔やんでも仕方ない、か。
 ふっ、確かにその通りだな。弱気になってしまうとは、
 我ながら情けなかったな。
 
 王子、今回の件についてだが、一応の
 解決方法の目途は立ったのでその事を伝えに来た。
 
 詳しい説明についてはサーベイン、彼から聞いてくれ。
サーベイン
 ――かの千年戦争の折、とある神の勢力に加担する事を
 強いられたハクノカミ様は、その力を利用されないよう
 自らを封印して長い眠りにつく事をお決めになっタ。
 
 しかし、その封印が破られた今、
 目覚めの時は刻一刻と近づきつつあるようだ。
 日増しに気配が強くなっているのを感じル。
 
 ハクノカミ様の御怒りを鎮めるニは、各地へと散っタ
 龍玉の欠片を集め、再び台座へと
 龍玉を納めル必要がある。
 
 我ら帝国も収集ニかかってはいるのだガ、
 やはり時間が足りナイ。貴公らにモ
 回収の助力を願いたいのだガ……。
 
 …………迷いはないカ。感謝スル。
 
 各地にて、普段では考えられぬホドに硬質化した
 魔物が見つかっているとの事ダ。
 恐らく欠片の影響を受けた魔物たちだろウ。
 
 生半可な物理攻撃では通用しナイ。
 魔法等何らかの手段ヲ講じた方が良いだろうナ。
 
 我ら帝国にても引き続き欠片の収集、捜索は
 行っていく。情報は逐次共有して行こウ。
 それでは作戦開始ダ!
#endregion(3:終了後 (ホーム画面にて))
//==================
#endregion(3:全体)
//=========================
#region(4:雨下の激戦)
//==================
#region(4:開始時)
アンナ
 こちらですか、弓矢の通じない魔物が現れたというのは。
カズハ
 はい。王国領内へと水を運ぶ水路、
 以前までであれば魔物の襲撃も少なく
 カズハの弓でも充分に対処は出来ていたのですが……。
 
 ここ最近、矢が全く通らないほど硬い魔物が
 現れるようになった上、連日の雨で視界も悪く
 魔物の数も減らせなくなってしまって……。
アンナ
 ……硬い魔物……恐らくはは龍玉の欠片を
 持った魔物に違いありませんね。
バシラ
 飛んでいる魔物でしたら私にお任せください!
 ……と言いたい所ですが、矢が通じない程の
 硬さですか……むぅ〜、一体どうすれば……。
ネーニャ
 ……んもう、私達だっているんだからね!
 硬い魔物は私達が魔法で担当するから任せて!
リルケ
 少し時間は貰うけど、私達エンチャンターなら
 弓矢に魔法を付与する事だってできるわよ。
 いざって時は頼ってちょうだい。
バシラ
 み、皆さん。……はい!
 よーし、力を合わせて頑張りましょう!
#endregion(4:開始時)
//==================
#region(4:終了時)
バシラ
 ……ふう、なんとか魔物を倒しきる事が出来ましたね。
カズハ
 皆さん、救援に来ていただいて
 本当に助かりました。ありがとうございます。
ネーニャ
 そんなの気にしないで! 困ったときはお互い様よ!
リルケ
 アンナ、また魔物が現れないとも限らないわ。
 私達は引き続きここの守りに努めるわね。
アンナ
 リルケさん、ありがとうございます。
 軍備を増加するよう手配はしておきますので。
カズハ
 はい! この地の防衛は、
 カズハ達にお任せください!
アンナ
 王子、龍玉の欠片を所持していると思わしき魔物は、
 まだまだ各地で報告が上がっています。
 急ぎ討伐に向かいましょう。
#endregion(4:終了時)
//==================
#endregion(4:全体)
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#region(5:樹霊の暴走)
//==================
#region(5:開始時)
アンナ
 ――妖精郷がダークエルフに襲撃されていると聞きましたが
 何故、森の守護者であるトレントが、
 妖精郷を襲っているのでしょうか。
ププル
 ふむ。トレントの奴ら、
 何やら凄まじい自然の力にあてられて
 暴走してしまっておるようじゃのう。
アンナ
 ププルさん!
ププル
 久しぶりじゃのうアンナ。妖精郷を守護する
 超絶美少女プリチー巫女姫ププル様とはわしの事よ。
アンナ
 ……すみませんププルさん。事情を
 聞かせてもらってもよろしいでしょうか。
ププル
 突っ込みもなしとは、つれんのう。まぁよい。
 ダークエルフの連中、何やら強烈な力を感じる
 イシコロをトレントに与えよっての。
 
 火やら水やら木やら自然の力も色々あるんじゃが、
 トレントは草木を司る守護者じゃ。それ以外の力を
 与えられたって混乱するだけじゃ。
 
 あのイシコロ……イシコロの分際で凄まじい自然の力を
 放っておった。「神樹の枝杖」でトレント達に
 命令しようにも全く受け付けんわい。
アンナ
 凄まじい自然の力……恐らく、
 龍玉の欠片の力とみて間違いはないでしょうね。
ダークエルフ
 ふはははは! ケラウノス様から授かりし
 龍玉の欠片、素晴らしいではないか!
 
 これさえあれば憎きエルフ共を
 根絶やしにできよう。やれ、トレント共よ!
 妖精郷など滅ぼしてしまうがよい!
アンナ
 させません! 王子、龍玉の欠片を取り戻し
 トレント達の暴走を止めましょう!
ププル
 王子よ、忘れておるかもしれんが、トレント共は
 多少の傷であればすぐ治ってしまうからの。気を付けい。
#endregion(5:開始時)
//==================
#region(5:終了時)
ダークエルフ
 ――ぐッ……おのれ、おぼえておれよ!
アンナ
 なんとかトレント達の暴走は落ち着いたようですね。
 龍玉の欠片も取り返す事ができました。
ププル
 うむ、よくやってくれた。流石じゃ。
 褒美に郷の者に馳走を用意させようかのう。
アンナ
 ……ププルさん、お気持ちは嬉しいのですが、
 私達は各地に散ってしまった
 龍玉の欠片を集めねばなりません。
ププル
 そうか、それは残念じゃのう……。
 まぁよい、馳走はまたの機会にするとしよう。
アンナ
 はい、その際には是非ご馳走に与りますね。
 王子、引き続き龍玉の欠片の収集を急ぎましょう!
#endregion(5:終了時)
//==================
#endregion(5:全体)
//=========================
#region(6:河童の雨乞い)
//==================
#region(6:開始時)
アンナ
 ここですね、河童が暴れているというのは。
ヒエン
 左様にござる。中には異様に硬い
 河童も見られるとのこと……龍玉の欠片を
 所持しているとみて間違いござらんかと。
ソーマ
 あれ? ですが、この辺りの河童さんには、
 一度血判状を書いてもらいませんでしたっけ?
シノ
 恐らく血判状を書いていない河童がいたのでしょう。
 私の父、ぬらりひょんが没した後、
 酒呑童子側についた河童もいると聞いています。
河童
 ──ケッケッケ! こいつァありがてェ!
 この欠片に念じるだけで、どんどん
 雨が降りやがるぜェー! ヒャッハァーッ!
イロハ
 この雨雲、少々厄介そうですね。
 王子、雨が降っている時の河童は、
 普段よりも強力な力を発揮すると聞いています。
ケイティ
 まさに水を得た魚と言った所ですね。
河童
 あァん!? 俺たちを魚類扱いしやがったのは
 ドコのどいつだァ!? 尻子玉ひっこぬいちまうぜェ!
アンナ
 王子、河童が向かってきます!
 雨が降っている間は、河童の攻撃に
 注意してください。
#endregion(6:開始時)
//==================
#region(6:終了時)
河童
 ぐげェーッ! くそッ、ニンゲンの分際でぇ……。
シノ
 ……おい、お前達! 何をしている!
河童
 ぬ、ぬらりの姉さんじゃねぇか!?
 お、お許しくだせェ!
シノ
 全く……すぐにこの血判状に名を記せ!
河童
 へ、へぇ!
 すいませんでしたぁーーー!
 こっからは、総大将とよばせていただきやすっ!
シノ
 王子、此度は手間をかけさせてしまいすみません。
 あの河童たちが持っていた龍玉の欠片です、どうぞ。
アンナ
 ありがとうございます、シノさん。
ヒエン
 拙者は引き続きこの地にて、
 欠片をもつ魔物の捜索に当たるでござる。
アンナ
 はい、ヒエンさん、よろしくお願いします。
 それでは王子、引き続き欠片の回収を……
兵士
 ──伝令! 緊急事態です!
 ここより南東の海域に、
 巨大な龍が出現しているとの事!
アンナ
 巨大な龍……まさか!?
 
 王子、急ぎ龍が出現しているとの
 海域へ向かいましょう!
#endregion(6:終了時)
//==================
#endregion(6:全体)
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#region(7:大海原を泳ぐ巨龍)
//==================
#region(7:開始時)
バシラ
 ひ、ひぇぇ〜……。なんですかあの大っきい龍は……。
 あんなの、まともに戦って
 止められるわけありませんよ〜!
レオナ
 ──その通りだ。戦って勝ち目が
 あるような相手ではない。
 
 すまない、合流が遅くなったな、王子。
 サーベイン、あれが
 お前の言っていた古代龍で間違いないな?
サーベイン
 うム。あの神々しいお姿……我等竜人に語り継がれる
 ハクノカミ様のお姿そのものダ……。
レオナ
 おい、見惚れている場合ではないぞ、サーベイン!
 あんなものが暴れだせば、大変な事になる。
 お前達、注意を引き付けろ!
ディルク
 ハッ!
サーベイン
 ──ま、待たれヨ!
 ハクノカミ様に攻撃を行う等という無礼、
 如何にレオナ殿とて見過ごせヌ!!!!
レオナ
 ──お、おいッ!? は、離さんか馬鹿者!
 単なる威嚇射撃だ! 実際に攻撃をあてるわけではない。
 注意を引き、この海域から引き離すだけだ!
サーベイン
 ならヌ、ならヌ、ならヌ!!!!
 ハクノカミ様はこちらから刺激でもせぬ限り、
 無暗に地上に危害を加える方ではない!
 
 触らぬ古代龍様にたたり無しという
 言葉を知らぬのカ!?
レオナ
 そんな言葉は知らん!
 いい加減に離さんか!
マーマン
 ……人間どもめ、何やら揉めているようだな。
 攻めるなら、今こそ好機!
兵士
 伝令! 前方よりマーマン達が接近中との事!
ケイティ
 こんな時に……。
 レオナさんとサーベインさんはまだ揉めている様ですし、
 ここは私達だけで戦うしかなさそうです、王子。
アンナ
 サーベインさんの言っていた言葉が気になりますね。
 確かに、ハクノカミ様が私達に攻撃を行ったという報告も
 受けていません。
 
 ハクノカミ様には攻撃を加えないよう
 慎重なご采配をお願いいたします。
#endregion(7:開始時)
//==================
#region(7:終了時)
ケイティ
 今ので魔物は粗方倒せたようです。
 龍玉の欠片を所持していた魔物もいたようですね。
バシラ
 欠片も随分と集まってきましたね〜。
 この調子でいけば、じきに全て集められそうです!
サーベイン
 ──本当か? レオナ殿!
 本当にハクノカミ様に攻撃は加えぬのだナ!
レオナ
 だから何度も判ったと言っているだろう!
 えぇい、いい加減に離さんか!
モーティマ
 ……まだやってやがったのかよ。
アンナ
 それだけサーベインさん達竜人族の方にとっては、
 ハクノカミ様とは特別な存在なのでしょう。
レオナ
 ……その様だ、アンナ。見苦しい所を見せてしまったな。
 まさか、いつも冷静なサーベインに、
 胸倉を掴まれるなんて思わなかったぞ。
サーベイン
 うム……すまなイ。
 私としたことがつい熱くなってしまっタ。
 深く自省しよウ。
兵士
 ──伝令! 古代龍様封印の島にて、
 多数の天使が目撃されているとのこと!
サーベイン
 な、なんだト!
 再びハクノカミ様の島を荒らそうとハなんと愚かな!
 お前達、今すぐ船を用意しろ!
モーティマ
 おいおい、早速熱くなってるけどいいのかよ?
レオナ
 ……好きにさせておけ。
 どの道島には向かわねばならん。
 龍玉がほこらへと戻るのを阻止したいのだろう。
バシラ
 そんな〜。龍玉の欠片を集めても、
 ほこらに戻せなかったら意味がないですよ〜!
アンナ
 このままにはしておけませんね。
 王子、急ぎ封印の島へと向かいましょう!
#endregion(7:終了時)
//==================
#endregion(7:全体)
//=========================
#region(8:古代龍の目覚め)
//==================
#region(8:開始時)
天使
 ──全て、主の仰せのままに。
モーティマ
 ったく、なんつー数いやがんだ。……っておい!
 ハク……ノカミ?
 とかいうのもついてきてやがるぞ!
サーベイン
 「様」をつけんカ、この愚か者が!!
モーティマ
 お、おぅ。
 ……は、ハクノカミ様もついてきてやが……、
 つ、ついてきておるますぜ!
バシラ
 まるで私達についてくるように……
 一体何をお考えなのでしょうね。
サーベイン
 ただの気紛れであろう。
 古代龍様の御心ハ
 誰にも計り知れるものではないのダ。
ケイティ
 ハクノカミ様の御考えも気になりますが、
 今は欠片を集め、一刻も早く龍玉を
 ほこらへ収める事を優先すべきです。
アンナ
 その通りですね。そのためにもまず、
 この地を天使様達より取り戻さねばなりません。
 王子、戦闘のご準備を!
レオナ
 どうやら後方の海からも敵が来ているようだ。
 我々はそちらを担当しよう。サーベイン、
 お前がここにいると面倒そうだ。一緒にこい!
サーベイン
 う……むウ。承知致した。王子、念の為言っておくガ、
 決してハクノカミ様の御身に傷などつけヌようにな。
 よいか、絶対に傷つけるでないゾ!!
#endregion(8:開始時)
//==================
#region(8:終了時)
ケイティ
 王子、天使達が退いていきます。
 無事島を守り抜けたようです。
モーティマ
 お? いつの間にかハクノカミ……様も
 いなくなってんじゃねーか。
バシラ
 本当です。一体どこにいっちゃったんでしょう……。
レオナ
 ──観測していたこちらの兵によると、
 どこかに移動していった訳ではなく、
 海中に吸い込まれるように消えたとの事だ。
アンナ
 レオナさん、ご無事で何よりです。
 しかし海中に消えたとは……。
ケイティ
 如何に海中であろうと、あれ程の巨体が
 海中を泳いでいれば何かしらの気配も
 ありそうなものですが。
アンナ
 ……ハクノカミ様の行方も気になりますが、
 ほこらの様子を見てきた方が良いかもしれません。
 龍玉の欠片を納めるほこらがなくては元も子もありません。
???
 ──あぁ〜、よいよい。そんな事はもうせんでよい。
バシラ
 どちら様でしょうか?
 尻尾に鱗……竜人の方のようですが、
 サーベインさんのお知り合いです?
サーベイン
 いや、見慣れぬ顔だな。新兵か?
 貴公、まずは名を名乗るのが
 礼儀と言うものであろウ。
ハクノカミ
 ハクノカミじゃ。
サーベイン
 ハクノカミ様の名を騙るとは……ふム、
 まぁハクノカミ様の御姿を拝見したばかり、
 つい憧れてしまう気持ちもわからんでもないガ。
ハクノカミ
 だからハクノカミ、その本人じゃと言うておる。
サーベイン
 まだ言うカ。ハクノカミ様とは蒼銀に輝く鱗を持ち、
 清流の如きしなやかな尾には金毛を纏いし、
 偉大なる…………。
 
 ……ば、バカナ。……いや、
 そんナ……まさカ………
 …………………………。
レオナ
 お、おいサーベイン、しっかりしろ! サーベイン!
バシラ
 立ったまま気を失ってしまいましたね……。
ハクノカミ
 全く最近の若い奴は……まぁ構わん。
 ひとまずどこか休める場所へ案内せい。わらわは
 まだまだ眠り足りん、まだ少し頭がまどろんでおるわ。
#endregion(8:終了時)
//==================
#region(8:終了後 (ホーム画面にて))
ハクノカミ
 なんじゃここは。まったく、
 狭苦しすぎて尻尾も伸ばせんぞ。
 
 ……ふむ、まぁよい。改めて名乗る必要があるかは
 知らぬが、わらわはハクノカミ。そうじゃ、おぬしらが
 古代龍と呼ぶその龍じゃ。
 
 先ほどの戦いぶりは見せて貰った。人の身でありながら
 中々やるようじゃが、こうして近くによって納得したわ。
 おぬし、あの者の子孫か何かか。
 
 わらわが眠りにつく前、人間と魔物共が
 小競りあってた頃じゃが……どんくらい昔じゃったかの。
 
 千年前? ……なんじゃ、たったそれだけしか
 経っておらんかったのか。まぁその頃じゃ、おぬしの
 気によく似た奴が人を率いとったのを憶えておる。
 
 種族間での争いなんぞ茶飯事、どーでも
 良くて放っといたんじゃが、その頃どっかの神が
 人を滅ぼすのに参加しろだのうるさくてのぉ。
 
 あんまりにもうるさいもんじゃから、なんも
 聞こえぬよう結界を張って寝ておったわけじゃ。
 
 まぁ、どういう訳かその結界は破られ
 こうして目覚めてしまった訳じゃが。
 一体何事じゃ。
 
 ……なるほどの、神の奴、また性懲りもなく
 人間を滅ぼすなどというておるのか……。
 
 ……よし、決めたわい。
 おぬしら人間に力を貸してやろう。
 
 何をきょとんとした顔をしておる?
 もっと嬉しそうな顔をせんかい。
 
 神だの人間だの悪魔だのにはさほど興味はない。
 じゃがまぁ、わらわの分身でもあった龍玉、
 その欠片を集めた礼くらいしてやろうということじゃ。
 
 わらわの力の大部分を龍玉に封じておった故、
 それが破壊されてしまった今、使える力なぞ
 この人の身で振るえる力程度にはなるがの。
 
 なに、欠片が集まれば、
 そのうち力も自然に戻るじゃろうて。
 わらわの事は心配するでない。
 
 各地で降り続く雨は欠片の力の暴走が原因じゃ。
 それに関しても欠片を集めさえすれば、
 わらわの方でコントロール出来よう。安心せい。
 
 それではよろしく頼むぞ。
 さぁ、まずは寝床を用意せい。わらわはまだ眠り足りん。
 用事がある時は起こすがよい。
#endregion(8:終了後 (ホーム画面にて))
//==================
#endregion(8:全体)
//=========================
#region(9:新たなるキョンシー)
//==================
#region(9:開始時)
屍解仙
 ──ようやく……ようやく完成じゃ。
 わしの新たなる作品。
 
 その名も……「雷爪キョンシー」よ!
 カッカッカ! まさかキョンシーが
 雷を操るなど夢にも思うまいて。
 
 ……それにしても、天雷すら呼ぶ器に逃げられたのは
 本当に惜しい。神通力を使うのに適した器ではあったが、
 わしの術の支配にあそこまで抗うとはな……。
 
 まぁよい。全てを貫く天雷には及ばずとも、
 雷爪キョンシーの前には鎧など意味をなさん。神通力への
 耐性でもない限りはひとたまりもあるまい。カッカッカ!
マオ
 ──見つけたぞ屍解仙! 美しき都の住人達を
 キョンシーに改造するなんて……その悪逆非道な行い、
 見過ごすわけにはいきません!
ケイティ
 この大量のキョンシー、
 一体どれ程の人が屍解仙の犠牲に…………。
リカルド
 死体を弄ばれ、弔う事すら許されないとは……。
 王子、必ずや屍解仙を倒し、犠牲になった人達を
 術から解放してあげようじゃないか!
屍解仙
 全くうるさい連中じゃのう……。じゃがちょうど良い、
 新たに作ったキョンシーの力、試させてもらうとするか。
 
 やれい、我がキョンシー軍団よ!
 その人間達を殺し
 新たな研究材料を手に入れい!
#endregion(9:開始時)
//==================
#region(9:戦闘中)
屍解仙
 ぬぬぅ、折角作ったキョンシー達を
 よくもやってくれたのう……。
マオ
 屍解仙、覚悟なさい! 私の積んだ、
 功夫で必ずやお前を討ってみせます!!
屍解仙
 貴様の功夫じゃと? カッカッカ! 笑わせてくれる。
 飛行術を操るわしに触れる事さえ出来ぬではないか。
マオ
 闘う事を恐れ、地上に降りる事すら
 できないとは……なんと卑怯な邪仙よ!
屍解仙
 ひ、卑怯だと!? 小娘如きが調子に乗りよって……。
 ふん、よかろう! わしを地上におろす事ができたなら、
 体術と神通力を併せし武の神髄、とくと見せてやろう!
リカルド
 ふん、別にどっちでもいいさ。
 飛んでても、地上に降りても、
 俺の魔法剣に隙はない!
#endregion(9:戦闘中)
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#region(9:終了時)
屍解仙
 ──ぐぉッ! こ、腰がぁ……ッ!
マオ
 ……! そこです!
屍解仙
 ぐおあッ! ……お、おのれぇ、飛行術に
 怠けすぎておったか。こうも思うように
 身体が動かんとは……次は覚えておれよ!!
ケイティ
 ……逃げられてしまいましたか。
マオ
 はい。ですが、ひとまず屍解仙の術から
 キョンシー達を解放する事はできました。
 
 これで犠牲になった人達を弔う事も出来ます……。
ケイティ
 そうですね……それにしても、まさかあの屍解仙が
 あれ程の武術を体得しているとは……。
マオ
 屍を弄ぶ邪仙とは言え、仙人を名乗る程には
 数多の学門、武門に通じ功夫を積んできたのでしょう。
 
 邪道に堕ちる事がなければ、功名を馳せる程の
 偉人になりえたのかもしれませんが……。
ケイティ
 ……道を間違えてしまった今、あの者は
 もはや人々にとって敵でしかありません。
マオ
 はい。必ずやこの拳にて屍解仙を討ち、
 キョンシーとされた方々の無念、晴らしてみせます!
#endregion(9:終了時)
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#endregion(9:全体)
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#endregion(ネタバレ注意)
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