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#author("2017-10-19T14:37:47+09:00","","")
//会話を追加してくださる方は、
//該当部分の「#region()〜#endregion()」の文頭についた「//」を外してご利用ください。
//「===」は編集作業時の誤入力の防止用なので、残しておいてください。
//
//また、キャラの名前は、文頭に(-, ,+)などを入れずにそのままで、
//セリフは「半角スペース」を入れて入力するようお願いします。
//例)
//アンナ
// このようにお願いします。
//
//
///////////////// 緊急ミッション用:ここから /////////////////
#style(class=split){{
#region(ネタバレ注意)
//=========================
#region(1:砂漠を駆ける黒猫)
//==================
#region(1:開始時)
アサル
 王子、このような所までご足労頂き有難うございます。
 実は最近、この地で怪しい動きを見せる
 一団が見受けられまして……。
アンナ
 報告にあった『バステト信仰』の者達ですね。
ザラーム
 あぁ。かつてこの地に住む人々を
 守護していたと言われた神、
 『バステト』を信仰する民達。
 
 少数民族の為情報は少ないが、
 神を絶対視するあまり、
 危険な行動も顧みない奴らだと聞く。
ハシム
 そんな連中が最近この辺りのピラミッドに入り、
 何やら探しているとの事だ。
 連中、一体何を企んでいるのやら……。
ケイティ
 目的が判らぬ以上は何も言えませんが、
 ピラミッドの中は魔物が蔓延り危険な場所でもあります。
 放置しておく訳には参りませんね……む、あれは?
???
 ――待ちなさい! 盗んだ欠片を返しなさい!
 返さないと言うのなら……行きなさい、お前達!!
???
 ……へぇ、魔物まで操れるなんて。
 流石は『呪われた宝石』の欠片なだけあるね。
 ……ま、そうじゃなきゃ面白くないか。
アンナ
 ――あれは……っ!? 王子、
 女性が魔物達に追われているようです!
 遠くにですが、魔物を操ってると思わしき方の姿も!
ザラーム
 魔物を操ってる者……あの恰好間違いない。
 どうやらバステト信仰の民のようだな。
ケイティ
 襲われてる理由は判りませんが、
 このまま見過ごす訳にも参りませんね。
 そこの方、急いでこちらへ!
???
 みゃ? あれはまさか王国軍……?
 ……ふぅん、面白そうじゃないか。
 
 呆気なく盗めて少し退屈してたんだ。
 折角だ、少し遊んでもらおうかな。
#endregion(1:開始時)
//==================
//#region(1:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(1:戦闘中)
//==================
#region(1:終了時)
???
 くっ……あの盗人の仲間ですか。
 ……ここは退いた方が良さそうですね。
アンナ
 ――魔物を操っていた者は去ったようですね。
 ……あの、大丈夫ですか?
サバル
 にゃはは、一応助けられた事になるのかな?
 ありがとう、礼は言っておくよ。
 私はサバル、見ての通りの獣人さ。
ケイティ
 サバルさん、ですか。このような場所で何を?
 一体、何故追われていたのですか?
サバル
 にゃはは。事情も分からず人助けだなんて、
 噂に名高いお人好しの集団だね……そんなんじゃ、
 いつか足元をすくわれても知らないよ。
 
 しかし大分荷物が増えてしまったね。
 少し整理しなければ……と、先ほど手に入れた剣だな、
 礼と言ってはなんだが……受け取ってくれるかい?
アンナ
 はぁ。そういう事でしたら……っ!
 これは、アサルさんの剣では!?
アサル
 そんな、私の剣だったらここに……っ!?
 ない、私の剣がありません!!
ザラーム
 ぬ!? 俺の剣も見当たらぬ!?
サバル
 まったく、腕はたっても脇が甘すぎるね。
 無防備すぎて、盗んでくれと言ってるようなもんさ。
 
 ……まぁ、予告状もなく盗むのは主義じゃない。
 今盗んだものはちゃんと返す、安心してくれ。
ケイティ
 ……一体どういうつもりですか?
サバル
 ……私は天下の大怪盗サバル様さ。
 君達の事は聞かずとも判る、王国軍の人だろう。
 
 さっきの戦い、近くで見せてもらった。
 腕が立つのは判った……その腕を見込んで
 頼みがあるんだ。どうか、私に力を貸してくれないかい。
#endregion(1:終了時)
//==================
#region(1:終了後 (ホーム画面にて))
サバル
 ――まずは話を聞いてくれてありがとう。
 改めて自己紹介しておくよ。
 私はサバル、見ての通りの怪盗だよ。
 
 これでも代々怪盗稼業を営む、
 由緒正しき怪盗一家の現当主、
 小さいからって、あまり甘くみないでほしい。
 
 ……王子達に頼みって言うのは他でもない。
 私の仕事に、ちょっとばかし
 協力をお願いできないもんかと思ってね。
 
 王子達があそこに居た理由には察しがついてる。
 大方、バステトを信仰してる連中の
 動きを追ってきたんだろう?
 
 天下の王子軍様が、怪しい動きを見せてる連中を
 放っておくはずないからね。
 
 さっき私を追って来た奴、アイツがまさにその
 バステトを信仰してる民なんだが。
 連中は今、コレを集めてるみたいでね。
 
 ……『呪われた宝石』、使用者に絶大な力を与える代償に、
 その魂を喰らい続ける。そういう呪いが
 込められたピラミッドの大秘宝、その欠片さ。
 
 長い年月でバラバラになってしまったようだが、
 欠片となってもその呪いの力は健在。
 連中がピラミッドを漁ってる理由はこいつさ。
 
 神を信仰する連中が躍起になって目指す事なんて、
 大体察しがつくもんだろう……そう、バステトの復活だよ。
 
 バステトがどんな奴かなんて知らないが、
 呪いの力で蘇るなんて、どうせろくなもんじゃない。
 王子達にとっても、捨て置けない問題だろう?
 
 私は怪盗だ、何分貴重な道具には目がなくてね。
 私の狙いもその秘宝の欠片……王子達と
 利害は一致するんじゃないかな。
 
 王子、『呪われた宝石の欠片』を集める為、
 どうか私に協力してくれないかな。
#endregion(1:終了後 (ホーム画面にて))
//==================
#endregion(1:全体)
//=========================
#region(2:命を喰らう呪いの宝石)
//==================
#region(2:開始時)
アンナ
 ――サバルさんが、かつて王都を騒がせた
 大怪盗の娘だったとは……驚きですね。
ケイティ
 盗みに入る前には必ず予告状を出すにも関わらず、
 厳重な警備をいともたやすく掻い潜り、
 狙った獲物は必ず盗み出す稀代の怪盗。
 
 神出鬼没にして変幻自在の変装の名人。
 その猫のような身のこなしの軽さから、
 怪盗黒猫などとも呼ばれていましたね。
サバル
 私の父様であり師匠だからね、凄いのは当然さ。
 ……ま、私だって負けているつもりはないが。
アンナ
 先ほどの盗みの技、見事なものでした。
 ですが、悪用してはいけませんよ?
サバル
 にゃはは。私は怪盗だ、
 そいつは無理な相談ってやつかもね。
 ……っと、どうやらお客さんみたいだ。
兵士
 ――報告! 前方から魔物の群れが接近中!
ケイティ
 全軍、戦闘用意!
ミトラ
 ……む? 気をつけろ。
 何やら強い呪いの力を感じる。
 この気配……呪われた宝石の力か。
サバル
 恐らくはピラミッドの方から来たんだろうね。
 欠片を持つ魔物は普段より強力な力を持つ分、
 魂を奪い尽くされ、いずれは倒れる筈だ。
 
 くれぐれも気を付けてくれ、王子。
#endregion(2:開始時)
//==================
//#region(2:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(2:戦闘中)
//==================
#region(2:終了時)
サバル
 あった。間違いない、呪われた宝石の欠片だ。
アンナ
 やはりピラミッドから来た魔物達でしたか。
ケイティ
 魔物達が溢れでてくるとは……ピラミッドの中で、
 何かが起こっているという事でしょうか。
サバル
 先ほど『ピラミッドに眠る呪われた宝石を狙う』と、
 予告状を出してきたからね。バステト信仰の連中が、
 今頃大急ぎで欠片を探してるんじゃないかな。
ケイティ
 ……予告状を出したのですか。
アンナ
 ……一体何故そのようなことを。
サバル
 決まっているだろう? ただ盗むだけじゃただのこそ泥。
 困難な条件で盗んでこそ、そこには盗みの美学がある。
 予告状を出してこその、怪盗だろう!
アンナ
 成程……言われてみれば、
 確かにそうかもしれませんね。
サバル
 にゃはは、物分かりが良くて助かるよ。さぁ、
 呪われた宝石が眠るとされるピラミッドはこの先だ。
 グズグズなんてしていられない、私達も急いで向かおう!
#endregion(2:終了時)
//==================
#endregion(2:全体)
//=========================
#region(3:封鎖されしピラミッド)
//==================
#region(3:開始時)
サバル
 さぁ、ピラミッドはこっちだよ……おおっと?
#endregion(3:開始時)
//==================
#region(3:開始後)
アンナ
 あれは……魔物達がピラミッドの入り口を
 まるで封鎖するように……。
サバル
 呪われた宝石の欠片には、
 マミー達を操る力もあるみたいだったね。
 連中が用意した門番ってところか。
 
 さて、あの厳重な警備。
 一体どうやって掻い潜ろうか……。
ケイティ
 ……皆さん、準備は良いですか。
 合図に併せて一斉に敵を鎮圧します。
兵士
 はっ! 既に配備は完了しております!!
 いつでもご指示を頂ければと!
ケイティ
 判りました、それでは……。
サバル
 ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ。
 流石にあの警備、正面突破は無謀じゃないか。
ケイティ
 ですが、既に敵が内部に侵入しているとなれば、
 悠長にしている時間はあまりないかと。
サバル
 まったく、急がば回れって奴だ。焦ってる時こそ、
 落ち着いて活路を見出す事こそが盗みの――
兵士
 ――ほ、報告です!
 魔物達に気付かれた模様!
 こちらに向かってきます!!
サバル
 ……遅かったか。
ケイティ
 各員、戦闘の用意を!
 ……見慣れない魔物もいるようですね。
 獣人のマミーでしょうか?
アンナ
 あの獣人のマミーが持つ武器、
 広域への攻撃に秀でてるようにも見えます。
 どうかお気をつけください、王子。
#endregion(3:開始後)
//==================
#region(3:終了時)
兵士
 ――ほ、報告です! ピラミッド内部から、
 敵の増援が多数出現!
 先ほどの倍以上の数です!
モーティマ
 ったく、次から次にキリがねーぞ!
ケイティ
 くっ……正面突破は難しいですか……!
サバル
 ――皆、こっちだ! 急いで!!
アンナ
 サバルさん、一体どこへ?
サバル
 ピラミッドの内部に通じる裏道を見つけた。
 そっち側のほうが、警備は手薄みたいだ!
アンナ
 ありがとうございます、サバルさん!
 案内をお願いします!
#endregion(3:終了時)
//==================
#endregion(3:全体)
//=========================
#region(4:ピラミッドへの道)
//==================
#region(4:開始時)
サバル
 ――ピラミッドへの入り口はこっちだ!
 急いで……っ!!
アンナ
 こんな所にも大量の魔物が……。
サバル
 さっきまではいなかったのに……
 ……そうか、欠片の気配を追って来たのか。
ケイティ
 欠片の気配がある以上、
 魔物には感付かれてしまいますか。
サバル
 いや、敵が欠片を狙っているのなら……。
アンナ
 サバルさん、欠片を持ってどこへ……!
サバル
 私がおとりになって奴らを引き付ける。
 皆は残った敵を頼む。
ケイティ
 しかし、それではサバルさんが危険です!
サバル
 あの程度の魔物に捕まってちゃ、
 大怪盗の名折れだよ……それじゃ、
 入口の敵は任せたよ!
ケイティ
 行ってしまいました……ですが、魔物の大半は
 サバルさんを追って行ったようですね。
アンナ
 はい。サバルさんが作ってくれたこの好機、
 無駄に出来ません。
 王子、ピラミッドへの道を確保致しましょう!
#endregion(4:開始時)
//==================
//#region(4:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(4:戦闘中)
//==================
#region(4:終了時)
ケイティ
 ひとまず入口は確保できました。
 あとは、サバルさんが戻ってくるのを待つだけです。
アンナ
 サバルさん、どうかご無事で……。
サバル
 ――……全く、心配しすぎだよ。
アンナ
 サバルさん!
ケイティ
 良かった……ご無事だったのですね。
 あれだけの量の魔物、
 逃げ切るには大変だったでしょう。
サバル
 あんなノロマな連中に、
 この私が捕まる訳ないだろう。
アンナ
 それはそうかもしれませんが……ですが、
 今後あのような無茶はしないと約束してください。
 王子も心配していましたよ。ね、王子?
王子
 ……(こくり)。
サバル
 だから心配なんていらないと……ってこら、
 頭を撫でるな! み、耳をさわ……ふみゃ。
アンナ
 ……ふみゃ?
サバル
 ……こ、コホン。なんでもない。
 兎に角、私の心配なんて必要ないよ。
アンナ
 そうですか……ですが、
 無事に戻って来て頂けて本当に何よりです。
 これでピラミッドへの道が開けましたね。
ケイティ
 果たして中で何が起こっているのか。
 ……慎重に進まねばなりませんね。
サバル
 さっきの魔物達はずっと遠くに撒いてきた。
 当分は戻ってこれない筈だ、
 今なら少しくらい休んでも大丈夫だと思うよ。
アンナ
 ありがとうございます、サバルさん。
 王子、少し休憩してからピラミッドへと
 突入致しましょうか。お疲れ様でした。
#endregion(4:終了時)
//==================
#endregion(4:全体)
//=========================
#region(5:妖魔女王の連携戦術)
//==================
#region(5:開始時)
ゴブリン博士
 こ、こちらガご所望であっタ、
 例のアレでございまス。
 プリンセ……クイーン長女サマ。
ゴブリンクイーン長女
 へぇ……これが呪われた宝石の欠片ねぇ。
 ふふ、中々綺麗じゃない。私に似合いそうねぇ。
ゴブリンクイーン次女
 お姉さまでしたら、そのような物だけでなく
 きっとどのような宝石でもお似合いですわ。
 貴方もそう思うでしょう、三女!
ゴブリンクイーン三女
 はい、間違いありません!
 お姉さま達でしたら、きっとどのような
 宝石でもお似合いに決まっています!
ゴブリンクイーン長女
 ふふ、二人とも正直者ねぇ。ゴブリン博士、
 貴方もよく手に入れてくれたわね。
 何か欲しいものがあれば言いなさい?
ゴブリン博士
 ほ、本当ですカ!? そ、それでしたらワタクシ、
 是非とモ作りたい兵器ガございましテ、
 そのための予算ヲ――
ゴブリンクイーン長女
 ――と思ったけど、貴方さっき、
 私をプリンセスって呼ぼうとしたわね。
 
 何度も言ってるでしょ。お母様亡き今、私達がクイーン。
 いつまでもプリンセスと思われてるだなんてしゃくだわ。
 やっぱりさっきのは、なーし……うふふ。
ゴブリン博士
 そ、ソンナァ……。
ゴブリンクイーン次女
 流石お姉さまですわ。ゴブリン博士の
 情けなく落ち込んだ顔、たまりませんわ。
ゴブリンクイーン三女
 成程、あれが飴と鞭と言うものなのですね。
 ……私も、頑張って見習わせて頂きます!
アンナ
 ――王子、呪われた宝石の欠片を持ちだした
 ゴブリンが向かったのは
 こちらのようです……あれは!?
ゴブリンクイーン長女
 あらあらぁ。王子達じゃない。ちょうどいいわ、
 この呪われた宝石の欠片に加え、私達
 姉妹の絆の力を見せる良い機会よぉ……まずは三女!
ゴブリンクイーン三女
 はい、お姉さま! まずは私が皆さんに
 回復魔法を……! これで呪われた宝石の呪いも
 怖くありませんわ! ……次女姉さま!
ゴブリンクイーン次女
 三女の癖にやるじゃない。そして
 次は私が王子達の魔法への抵抗を奪って……と。
 ……お姉さま!
ゴブリンクイーン長女
 よくやったわ二人とも。あとは私がゴブリン軍団
 全員の力を引き上げれば……うふふ。
 完璧なフォーメーションね。名付けて――
 
 『トライアングル・フォーメーション』
 ……さぁ覚悟なさい。地獄を見せてあげるわよ。
アンナ
 ゴブリン軍団、どうやら連携を強化してきたようですね。
 ……まずはあの連携を打ち崩すのが上策かと。
 王子、冷静な指示をお願いします。
#endregion(5:開始時)
//==================
//#region(5:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(5:戦闘中)
//==================
#region(5:終了時)
ゴブリンクイーン三女
 きゃあ!
ゴブリンクイーン次女
 何やってるのよ三女!
ケイティ
 陣形が崩れました……今が好機!
ゴブリンクイーン長女
 ちょーっと分が悪いかしらぁ。
 ……しょうがないわね、ゴブリン兵たち!
ゴブリン
 ギャギャ!
ゴブリンクイーン長女
 私達が逃げるまで、奴らの足止めをするのよ。
 ……もちろん命懸けでね。
 手を抜こうものなら、後で殺すわよ。
ゴブリン
 ギャギャー!
 シニタクナイ! シニタクナイ!
 イノチガケ! イノチガケ!
ケイティ
 ぐっ……仲間達を足止めに使うとは。
 なんという卑劣な……!
ゴブリンクイーン長女
 うふふ、なんとでも言いなさい。
 ……さぁ妹達、帰るわよ。
ゴブリンクイーン次女
 人間の分際で……覚えてなさい!
ゴブリンクイーン三女
 私の失敗がなければ……次までには、
 フォーメーションをもっと完璧なものに……。
ゴブリンクイーン長女
 えぇ、次こそは私達が絶対に勝つわよ。
 覚悟しておきなさい、人間達。
ケイティ
 ――……逃げられてしまいましたか。
 『トライアングル・フォーメーション』
 恐ろしい連携攻撃です。
アンナ
 はい……ゴブリン達も、新たな力を
 身に着けていっているようでしたね。
ケイティ
 我々も負けてはいられませんね。国に戻り次第、
 更なる鍛錬、仲間との連携強化を図るべく、
 新たな特訓メニューを考案致しましょう。
アンナ
 はい、ケイティさん。よろしくお願いします!
 ……それでは王子、帰還致しましょうか。
 お疲れ様でした。
#endregion(5:終了時)
//==================
#endregion(5:全体)
//=========================
#region(6:呪われし王子軍)
//==================
#region(6:開始時)
モーティマ
 ったく……お宝が見つかるかもしれねぇっつうから
 ついてきたってのに、なんでい、このシケた洞くつは?
リカルド
 だが、王子たちが探している宝石の欠片は
 魂を糧に所有者を強化する、
 呪われた品だそうじゃないか。
 
 まぁ、完璧な俺がそんな宝石ごときの
 呪いにかかるわけはないが――
モーティマ
 ――うぉッ! なんだこの宝箱は!?
 すんげえ財宝が入ってそうじゃねえか!
ロイ
 も、モーティマ殿。そう早まりなさるな。
 そのような怪しい宝箱は、えてして
 開けた途端に呪いが発動するもので――
モーティマ
 ぐぉおおおッ! な、なんじゃこりゃあ!?
 お宝を見たら……目の前ガ、真ッ赤ニ……。
リカルド
 なッ――宝箱を開けてしまったのか!?
 ……うッ……身体ガ、言ウコトヲ聞カナイ……ッ!
モーティマ
 ウ……グォオオオオオォオオオオオオッッ!!!
アンナ
 ――ッ! 奥へ行った皆さんが
 こちらへ武器を向けて走ってきます!
 まさか、宝石の欠片の呪いに……?
ケイティ
 ひとまず応戦しましょう!
 彼らを正気に戻せるかもしれません。
#endregion(6:開始時)
//==================
//#region(6:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(6:戦闘中)
//==================
#region(6:終了時)
ロイ
 ハァッ、ハァッ……め、面目ない……。
 正気を失っていたとはいえ、
 味方に危害を加えようとしてしまうとは……。
リカルド
 うぅっ……情けない限りだ。
 呪いに対する警戒は完璧だと思っていたんだが。
ケイティ
 はぁ……。
 済んだことを責めても仕方ありませんが、
 軽率な行動は謹んでくださいね。
モーティマ
 そうだそうだ!
 ったく、これだからトーシローは。
アンナ
 ……モーティマさん、
 貴方が犯人だということはお見通しですよ?
モーティマ
 な、なに言ってんだおめえ?
 この天下の大山賊、モーティマ様が
 呪われた宝石なんぞに手を出すわけが――
リカルド
 ……と言いながらポケットに入れたそれは
 さっきの宝箱に入っていた宝石の欠片だな?
モーティマ
 いででででッ! わ、わかった、渡す渡す!
 渡すから剣を突きつけねえでくれッ!
アンナ
 ……モーティマさんの手癖の悪さはともかく、
 バステトを信仰する民たちが有する
 宝石の欠片を集める必要があるのは事実です。
 
 彼らが呪われた宝石の力を使って
 バステトを復活させてしまわないように、
 呪われた宝石の欠片の収集を急ぎましょう!
#endregion(6:終了時)
//==================
#endregion(6:全体)
//=========================
#region(7:ピラミッド潜入)
//==================
#region(7:開始時)
サバル
 皆、急いでくれ! 追っ手が来る前に
 呪われた宝石の欠片を盗み出さなくちゃ!
 ――って、おや? 向こうにいるのは……?
???
 むッ! 貴方はあの時の……!
サバル
 しまった! 私としたことが
 警戒を怠ってしまっていた!
 皆、ひとまず逃げるんだ!
???
 逃がすものですか!
 皆の者、行きなさい!
 神の復活を妨げる愚か者どもを排除するのです!
ユリアン
 くそっ、囲まれちまったか!
 バステトを崇める信者どもと……呪いの宝石の力で
 操られた魔物どももいるみてーだな。
???
 私がバステト様復活の儀を執り行います!
 信徒たちはその間、時間を稼ぎなさい!
 さぁ、今こそ我らの信心が試される時です!
ケイティ
 復活の儀……?
 バステト神を蘇らせる準備が
 すでに整ったというのですか!?
アンナ
 そうはさせません!
 王子、敵の包囲を突破して
 なんとしても復活の儀を阻止しましょう!
#endregion(7:開始時)
//==================
#region(7:戦闘中)
バシラ
 ――ひぃいッ!?
 ひ、棺の中から敵が出てきましたッ!
ケイティ
 気をつけてください!
 フタの開いた棺からはマミーが現れるようです!
#endregion(7:戦闘中)
//==================
#region(7:終了時)
???
 なッ……あれだけの劣勢を覆すなんて!
 貴方たち、一体何者ですか……?
 
 ……いえ、何者であろうと最早関係ありません。
 すでにバステト様の復活の儀は完了したのですから。
サバル
 そんな……っ!
 間に合わなかったというのか。
???
 ふふ……そろそろお目覚めになります。
 神の再臨を妨げようとした罪過を、
 その血をもってあがなわせてあげましょう。
#endregion(7:終了時)
//==================
#endregion(7:全体)
//=========================
#region(8:王墓の決戦)
//==================
#region(8:開始時)
バステト
 …………。
サバル
 なんてこった……。
 信じてなかったわけじゃないけど、
 本当に呪われた宝石の力で復活するなんて。
アンナ
 あれが復活したバステト……。
 神だと聞いていましたが、どことなく猫っぽいというか、
 獣人のような風貌ですね。
ザラーム
 ……おそらく奴は、真の意味での神ではない。
 
 かつて、此の地で栄華を誇った獣人の国があった。
 その国を治めていた強大な力を持つ女王を、神として
 信奉したのがバステト信仰の始まりと言われている。
???
 な……なんということを!
 神に疑いを向けるとは……許せません!
 
 バステト様、この邪なる異教徒どもに
 神の裁きをお下しください!
 愚かなる罪人どもに、永劫の罰を!
バステト
 ……ファァ……五月蝿イ小娘ヨノ。
 偉ソウニ指図スルデナイ。
???
 ――バステト様っ!?
 た……大変失礼いたしました!
バステト
 ……ダガ、我ヲ永劫ノ眠リカラ
 覚マサセタ功績ハ評価シヨウ……。
 望ミ通リ、目ノ前ノ鼠ドモヲ根絶ヤシニシテヤル!
ケイティ
 ――来ます!
 王子、全力で迎え撃ちましょう!
#endregion(8:開始時)
//==================
//#region(8:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(8:戦闘中)
//==================
#region(8:終了時)
バステト
 グフッ……ナ、ナンダ、コレハ……。
 チカラガ、抜ケテイク……ッ。
???
 ば、バステト様!?
 そんな……まさか、
 復活の儀が失敗していたというのですか?
サバル
 宝石の欠片の大半は私たちが頂いたからね。
 不完全な状態で復活してたんだろうさ。
???
 くっ……おのれ!
 いつか必ず雪辱を果たさせていただきますよ!
 
 バステト様を蘇らせる方法は他にもあるはず……!
 総員――退却ッ!
ユリアン
 ……チッ、バステトを抱えて逃げやがった。
 このピラミッドは奴らの庭だ。
 追いかけっこじゃ敵う気がしねーな。
ケイティ
 ですが、あの様子では当分の間は
 バステトを復活させることはできないでしょう。
 私たちの勝利です。
アンナ
 サバルさん、
 この度は本当にありがとうございました。
サバル
 にゃはは、いいっていいって。
 それに、礼を言わなきゃいけないのは私の方さ。
 
 最初は単に、君たちを利用して
 お目当ての大秘宝を華麗に奪ってやろうとしか
 考えていなかったけど……。
 
 今回、王子たちと行動を共にしたことで、
 自分のための盗みが世のために繋がるっていう
 得難い経験をさせてもらったからね。
 
 長いこと怪盗をやっていて、
 これほど気分が良くなったのは初めてさ!
 
 ……ありがとう、皆。
 それと、もしよかったら
 これからも一緒に行動させてもらっていいかな?
王子
 …………(こくり)。
サバル
 にゃはは、さすが王子、いい選択だ♪
 
 この天下の大怪盗、サバル様がついてれば
 魔物から平和を奪い返す日もそう遠くないさ!
#endregion(8:終了時)
//==================
#endregion(8:全体)
//=========================
#region(9:闇夜を跳ねる大怪盗)
//==================
#region(9:開始時)
サバル
 にゃはははっ! 鬼さんこっち~っ!
セブン
 くっそーっ!
 待ちやがれ、この泥棒猫め!
アンナ
 報せを聞いて駆けつけてみれば……。
 皆さん、これは一体なんの騒ぎですか!?
セブン
 見りゃわかるだろ?
 あのサバルとかっていう生意気な泥棒猫を
 とっ捕まえてやろうとしてるんだよ!
 
 なにが怪盗サバルだ!
 アタシの縄張りに盗みの予告状なんか
 送ってきやがって……ふざけんなっての!
ウル
 っていうわけで、素早さに自信がある
 あたしたちモンクと、任務で王国に来てる
 忍者たちがサバル捕獲作戦に協力してるの!
ケイティ
 今すぐこの騒ぎを止めてください。
 近隣住民から苦情が出ています。
ナギ
 断る。いくら王子の命でも、
 主君の領地で盗みを働くような不届き者を
 捨て置くなんて、忍としての信念が許さないからな。
サバル
 にゃははっ、そう言うなら早く捕まえてみなよ。
 まぁ、この天下の大怪盗、サバル様の速さに
 ついてこれる人なんていないだろうけどねぇ?
サキ
 くぅ~~っ、言ったわねッ!
 待ちなさいサバル! 捕まえてその首に
 でっかい猫用の鈴をつけてやるんだから!
アンナ
 ……力ずくで止めるしかなさそうですね。
 王子、騒ぎを起こしている方々を鎮圧しつつ、
 機があればサバルさんを捕らえてしまいましょう。
ケイティ
 相手は機動力に長けた者ばかり。
 気を抜けばすぐに脇を通り抜けられてしまいます。
 くれぐれも迅速な采配を。
#endregion(9:開始時)
//==================
#region(9:戦闘中)
ダン
 ぐおッ!?
 な、なんだ……急に身体が痺れて……ッ!
サバル
 いやぁ~、君たちが予想以上にしぶといから、
 何人かには痺れてもらおうと思ってね。
 
 安心するといい、ちょっと痺れさせるだけさ。
 それに、私の投げナイフに何度も当たるような
 間抜けじゃないかぎり、麻痺することはないよ。
#endregion(9:戦闘中)
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#region(9:終了時)
ジーナ
 はぁっ、はぁっ……。
 あーあ、結局捕まえられなかったかぁ。
 さすがは天下の大怪盗、逃げ足も一流ってとこね。
王子
 …………。
サバル
 ――にゃはは。捕まっちゃったかぁ。
 さすがは王子、私の動きを読み切るとはね。
ケイティ
 ……なッ!?
 王子、いつの間にサバルさんを
 捕まえていたのですか?
サバル
 いやぁ、それにしてもさすがだね。
 速さに自信のある者たちが束になっても
 この私を捕まえることはできなかったのに……。
 
 王子たちが来た途端に、この結果だ。
 その統率力、心底尊敬するよ……王子。
 ん……ふみゃあ♪ スリスリスリスリ~……♪
アンナ
 ちょ、ちょっとサバルさん!
 王子にくっつきすぎではないですか?
サバル
 んん~? なにを言ってるんだい?
 先に抱きしめてきたのは王子だよ、アンにゃ?
アンナ
 アンナですッ!
サバル
 ――――あれ、そうだったっけ?
 ま、いいじゃないか、細かいことは。
 ふふっ……スリスリスリスリ~……♪
アンナ
 ……もう。
 王子は逃げる貴方を捕まえただけで、
 抱きしめたわけではありませんからね?
 
 王子もあまりサバルさんを
 甘やかしすぎないでくださいね?
 ……それでは、そろそろ王城へ戻りましょう。
#endregion(9:終了時)
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#endregion(9:全体)
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//#region(10:ミッション名)
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//???
// 未編集
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//#endregion(10:戦闘中)
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// 未編集
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//#endregion(10:全体)
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#endregion(ネタバレ注意)
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