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//
//また、キャラの名前は、文頭に(-, ,+)などを入れずにそのままで、
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//例)
//アンナ
// このようにお願いします。
//
//
///////////////// 緊急ミッション用:ここから /////////////////
#style(class=split){{
#region(ネタバレ注意)
//=========================
#region(1:天才の集団戦術)
//==================
#region(1:開始時)
アンナ
 王子、
 ゴブリン達が集結してるという
 報告があったのはここです。

ヘクター
 前方にゴブリンの姿を確認しました!
 ――な、何だあの見事な隊列は……!?

???
 来たな……王子。
 時刻、天候、地形、配置、全て予想通り。
 時は満ちた! 全軍出陣せよッ!

ゴブリン
 ギャギャー!
 今コソ、勝利ヲ、コノ手ニッ!!

アンナ
 王子、ゴブリン達が向かってきます!
 戦いの準備をお願いします!
#endregion(1:開始時)
//==================
#region(1:戦闘中)
???
 さあ、第一陣いくぞ!
 陣形『バーティカル』展開ッ!!

ゴブリン
 タテレツ! タテレツ!

???
 つぎ、第二陣すすめ!
 陣形『ホライゾン』展開ッ!!

ゴブリン
 ヨコレツ! ヨコレツ!

???
 まだまだ、第三陣かかれ!
 陣形『スケイル』展開ッ!!

ゴブリン
 ミッシュウ! ミッシュウ!

???
 奥の手だ、第四陣おし返せ!!
 陣形『クレセント』展開ッ!!

ゴブリン
 スルドク! スルドク!
#endregion(1:戦闘中)
//==================
#region(1:終了時)
???
 (王子……か。噂通りの強者ね……。
 彼らの力なら、もしかして……)

アンナ
 ……敵、撤退していきます。
 ですが、ゴブリン達の動きが
 奇妙でしたね……。

ヘクター
 まるで統制の取れた軍隊のようでした。
 あそこまで流麗に陣形を変容させられるなんて、
 ゴブリンとはとても思えなかったです……。

セシリー
 気のせい……?
 先ほどのゴブリン部隊……人間が
 指揮をとっていたように見えたけど……?

アンナ
 いずれにせよ放っておくことはできませんね。
 王子、追撃を開始しましょう!
#endregion(1:終了時)
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#endregion(1:全体)
//=========================
#region(2:天才の機動戦術)
//==================
#region(2:開始時)
ゴブリンクイーン
 ヘレナ、まさかアナタが負けるなんてねぇ。
 天才戦術家の二つ名はお飾りかしらぁ?

ヘレナ
 ……。

ゴブリンクイーン
 あなたの戦術を頼りにしているのだから。
 きちんと結果をだしなさい?
 それじゃあ、ワタシはもう行くわ……ウフフ。

ヘレナ
 (……屈辱だな……操られたふりをして、
 無様に生き続けるなんて……。)
#endregion(2:開始時)
//==================
#region(2:戦闘中)
ユリアン
 追いついたぞゴブリンども!
 もう逃げられ――ご、ゴブリンクイーン!?
 それに、隣にいるあの女はいったい……?

ベルナール
 ゴブリンクイーンは人間を操る術に長けている。
 どうやら才幹のある人間を催眠術にて
 自軍に引き入れたのであろうな。

ヘレナ
 編成確認! 機動力の高い兵種を前線へ!
 お前達の俊足を用いて敵の陣形をかき乱せよ!
 (さぁ王子、もう少し力を見せてもらおうか……)

アンナ
 人間同士が戦うなんて……。
 ですが……戦うしかないのですね。
 王子、戦いのご準備を!
#endregion(2:戦闘中)
//==================
#region(2-1:終了時)
ヘレナ
 今回の戦いの目的は、敵戦力の算定だ。
 必要な情報は揃った!
 全軍、退却しろッ!

ゴブリン
 ギャギャッ!
 撤退ダ! 撤退ダッ!

ヘレナ
 (すごい……王子の力は想像以上だわ……。
 これならば……きっと勝てる……。)
#endregion(2-1:終了時)
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#region(2-2:終了時)
ベルナール
 逃げられたか……しかしあの女性、かなりの
 戦術眼を持っているようだ。下等な魔物である
 ゴブリンをあれほど巧妙に動かすとはな……。

ヘクター
 前の戦いよりもゴブリン達が、
 戦略にそって戦うことに
 慣れ始めているような気がしました……。

アンナ
 時間をおいては取り返しがつかなくなる
 危険がありますね……。
 王子、急ぎゴブリン達を追いかけましょう!
#endregion(2-2:終了時)
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#endregion(2:全体)
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#region(3:天才の火力戦術)
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#region(3-1:開始時)
ゴブリンクイーン
 ウフフ……そんなにたくさん穴を掘って
 今度はいったい何をしようっていうのかしら?

ヘレナ
 ここには空き家が多く散在しています。
 朽ちた家と家の地面を穴で繋げ、
 王子達を奇襲することが可能となります。

ゴブリン
 キシュウ! キシュウ!

ヘレナ
 遠距離攻撃部隊が
 敵を引き付けて予定地点まで引き込めば、
 王子たちを一網打尽にできるでしょう。

ゴブリンクイーン
 素晴らしい戦術じゃない。
 さすがは天才戦術家さんだことぉ。それじゃあ
 ここもアナタに任せて私はお暇するわぁ。

ヘレナ
 ………………行ったか。
 いつまでもこの私を支配できると思うなよ……。
#endregion(3-1:開始時)
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#region(3-2:開始時)
ヘクター
 前方にゴブリン達の姿を確認!

ユリアン
 何とか追いつくことができたようだな。
 だが警戒を怠るなよ、王子?
 奴らはきっと何かを用意しているはずだ……。

アンナ
 敵、陣形を展開!
 やはり不穏な動きをしているようです……。
 王子、臨戦態勢をとってください!
#endregion(3-2:開始時)
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#region(3:終了時)
ヘレナ
 (今回の戦で、予感は確信に変わった。
 時は……満ちたということね。)

ヘクター
 敵、撤退していきます!
 現状での追撃は……困難かと思われます。

ラセル
 見事な退却だな……。
 追撃する暇すら与えず、考え得る最善の
 経路と瞬間を選び、兵士を逃がすとは……。

アンナ
 敵の戦略は徐々にその多彩さを増していますね。
 より困難な戦いが待っているのは明白です。
 王子、気を引き締めていきましょう!
#endregion(3:終了時)
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#endregion(3:全体)
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#region(4:天才の中央突破戦術)
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#region(4-1:開始時)
ゴブリンクイーン
 ウフフ……ゴブリンライダー!
 予定の地点へ移動しなさ〜い。

ゴブリン
 ギャギャッ!
 配置、オワッタ! 英雄、タオス!

ゴブリンクイーン
 あのゴブリン達がこんなにきびきび動くなんて。
 本当に軍隊みたいになって嬉しいわぁ……ウフフ。
 で、今回の作戦はどうなってるのかしらぁ?

ヘレナ
 王子軍の遠距離攻撃部隊の無力化を目的とした
 ゴブリンライダーの特殊配置によって、奴らの
 特定の部隊を機能不全にさせるのです。
 
 遠距離攻撃を封じられた敵軍に対し、兵数で
 勝る我が軍の有利を最大限に活用した密集陣形
 でもって王子たちを追い詰め、捻伏せてみせます。

ゴブリンクイーン
 ウフフ……素晴らしい作戦だわぁ。
 でも、そろそろ後がない事も覚えておきなさい。
 ワタシは優しいけど、怒るときは怒るわよぉ?

ヘレナ
 ……十全に、理解しているつもりです……。
 今度こそ……今度こそ必ず
 この手に勝利を掴み、ご覧に入れましょう。

ゴブリンクイーン
 ……ウフフ。いい顔つきよヘレナ……。
 それじゃあワタシはもう行くわねぇ。
 アナタの戦いを遠くから見守っているわ……。

ヘレナ
 (…………ようやく、行ったか。
 ふん……誰も君の勝利などとは言っていない。
 今に見ていろ……ゴブリンクイーン。)
 
 (王子ならば、この総攻撃、必ず打ち破るだろう。
 この戦いでゴブリン軍は終わりだ……ッ!)
#endregion(4-1:開始時)
//==================
#region(4-2:開始時)
ヘクター
 ゴブリンの軍勢を確認!
 どうやら待ち伏せていたようです!

あんな
 敵が向かってきます!
 王子、戦いのご準備を。
#endregion(4-2:開始時)
//==================
#region(4-1:終了時)
ゴブリンクイーン
 そんな、ゴブリン軍団が壊滅ですってぇ!?
 組織化して、訓練だってしたのに……。
 ヘレナ……これはどういうことなのかしらぁ?

ヘレナ
 ……ご覧の通りです。
 私には、これが限界だったというだけ……。
#endregion(4-1:終了時)
//==================
#region(4:終了時)
ヘレナ
 ここまでの大敗を喫しておいて、ゴブリン軍の
 軍師を名乗ることなどできません……。
 責任をとり、私は軍から身を退こうと――。

ゴブリンクイーン
 ――許さないわ。

ヘレナ
 ……え?

ゴブリンクイーン
 そんなこと絶対に許さないわよぉ、ヘレナ……。
 仮にも戦術家なら戦いで汚名をそそぎなさい。
 何の為に、あなたを引き入れたと思ってるの?
 
 もう容赦しないわぁ……。
 最新型の騎獣戦車でもって、次こそは王子たちを
 バラバラにしてやるのよぉ……ウフフ……。

ヘレナ
 ――ッ!?
 騎獣戦車……完成していたのですか!?
 まさか……ここで使うおつもりなのですか?
 
 (……まずいな。
 この地形で戦車などと……
 このままでは王子軍は壊滅だぞ……!)
 
 (なんとか戦場を変えるしか……。
 いや……まて。戦場を変えるのではなく、
 戦場の地形を変化させれば……!)
#endregion(4:終了時)
//==================
#endregion(4:全体)
//=========================
#region(5:天才の工作戦術)
//==================
#region(5:開始時)
ゴブリンクイーン
 何でこんなに邪魔な岩が転がってるのよぉ!
 これじゃあ騎獣戦車の進行の邪魔になるわ!
 いったいどういうことなのぉ!?

ヘレナ
 一体何故でしょうねぇ……?
 ……実に不思議です。
 無能な戦術家にはさっぱり分かりません。

ゴブリンクイーン
 まぁいいわ。
 最新式のこの戦車を使えば、
 戦術なんて関係ないわ。王子軍を蹂躙するのよッ!

ヘレナ
 (王子……。
 後は君らにかかっている……。
 何が何でも勝ってくれ……)

ヘクター
 ゴブリンの軍勢を確認!
 ……あ、あれは!?
 せ、戦車!?

アンナ
 王子! ゴブリンが新たな兵器を投入しています!
 十分に注意してご采配をお願いします!
#endregion(5:開始時)
//==================
#region(5-1:終了時)
ゴブリンクイーン
 最新の騎獣戦車が敗れるなんて……。
 ゴブリン兵も数が減りすぎたし、一旦去るしかないわ。
 ――ただ、一つやっておく事があるわね。
 
 そこの愚鈍な戦術家!
 あなたみたいな使えない軍師なんて
 私のゴブリン軍団にはいらないわ。

ヘレナ
 …………。

ゴブリンクイーン
 あなたのせいで、私のゴブリン軍団も、
 最新式の戦車もすべて壊滅したの……。
 分かる? 分からないかしらね、愚鈍ですものね。
 
 もう顔も見たくないけど……、
 手を汚すのもイヤだし、そうねぇ……。
 あなた、自害しなさい。

ヘレナ
 はい、ゴブリンクイーン様。
 仰せのままに。
 では……。 ――ッ!!

ゴブリンクイーン
 ウフフ……いい子ね。ヘレナ。
 最後の潔さだけは良かったわよ。
 さようなら、愚鈍な戦術家さん……ウフフ……。
#endregion(5-1:終了時)
//==================
#region(5-2:終了時)
ヘレナ
 ――行ったか。
 馬鹿な女王だ。
 奴の催眠などとうに破っているというのに。
 
 さて……、
 英雄の子孫の王子とやらに、
 挨拶にいくか――っと、向こうからやってきたか。

ヘクター
 王子!
 ゴブリン軍にいた女性を発見しました!

ユリアン
 おい! うかつに近づくなヘクター!
 まだゴブリンクイーンに
 操られているかもしれないだろ!

ヘレナ
 ん? 操られている?
 何を言っているんだ君は。
 そんな不覚を私がとると思ったか?
 
 私は天才戦術家ヘレナだ。
 全ては想定通り。君達は良くやってくれた!
 惜しみない賛辞をおくろう。

アンナ
 えっ!? 操られていたのではないのですか!?
 あの女王の催眠に対抗するなんて、
 一体どういう事なのですか……?

ヘレナ
 私は、ゴブリンクイーンに
 軍師としてゴブリン軍を指揮する事を
 強要させられていた。
 
 見てのとおり、
 君らのお陰もあって、今は自由の身だがな。
 ――ッつぅ……くそ……傷が。

アンナ
 ヘレナさん……! 腕から大量の出血が……!?
 すぐに治療できる場所へ移動しましょう!
 詳しい話はそれからお伺いします。
#endregion(5-2:終了時)
//==================
#region(5:終了後)
ヘレナ
 私の名前はヘレナ。
 人は私を、天才戦術家と呼ぶ。
 
 まず、ゴブリンクイーンの話をしよう。
 やつは配下共に戦術を体得させることで、
 軍としての強さを増強させようとしていた。
 
 下等な魔物であるゴブリンであろうと、
 優秀な軍師の力を以てすれば、兵士として機能すると
 ゴブリンクイーンは本気で考えていたのだ。
 
 そこで目をつけられたのが私というわけだ。
 運悪くゴブリンクイーンに捕まった私は、
 魔物達の軍師としての生を余儀なくされたのだ。
 
 来る日も来る日も、催眠術をかけられた……。
 それでもうっすらと残る自意識でもって、
 私は奴らから逃げる方法を考えていたのだ。
 
 そして、私はある手段を思いついた……。
 それが、このナイフだ。これを自分の腕に刺す
 ことで、痛みによって術から逃れていたのだ。
 
 痛みによって自我を保ちながら
 私はゴブリンクイーンの配下として振る舞い、
 いつかくる強き戦士との出会いを待っていた……。
 
 そうして出会ったのが、王子……君だ。
 
 幾度の交戦を経て、私は確信した。
 君ならば、私を解放させられるとな……。
 
 そしてゴブリンクイーンに操られたふりをしながら
 君らがゴブリン軍の戦力を削ぐように大局を
 操作し、思惑通り自由の身に戻ったという訳だ。
 
 さて、こうして出会えたのも何かの縁だ。
 君らの軍師として私を迎え入れてはくれないか。
 敵対関係にあった軍師が何をと思うかもしれないが、
 
 私はゴブリン軍の軍師としての生活を長く
 強いられていた。
 魔物の情報も他の人間よりはよく知っている。
 
 君たちにとってもメリットのある話だろう。
 ……成立だな。
 
 ではこれから、よろしくお願いする。
 私が仲間になるからには、敗北は許さぬからな?
#endregion(5:終了後)
//==================
#endregion(5:全体)
//=========================
#region(6:女王の怒り)
//==================
#region(6:開始時)
ヘレナ
 陣形展開! 第二陣、出撃! そのまま隊列
 を維持しろ……そう、それでいい! うむ。
 やはり人間の軍隊はいい。全てが調和してる。
 
 (永きに渡るゴブリンとの生活に耐えた甲斐が
 あったわ……これこそ軍師のあるべき姿よ!
 今この時こそが、我が世の春だわ!)

ゴブリンクイーン
 ウフフ……随分と幸せそうね、ヘレナ。
 そんな風に笑うなんて、知らなかったわぁ。

ヘレナ
 ――ッ!?
 ゴブリンクイーン……!
 くっ。放せ……!

ゴブリンクイーン
 この私が人間に騙されるなんてね。
 操られたふりをして謀ってくれた罪は重いわよ。
 さあ、どうやって殺してあげようかしら……。

ヘクター
 ヘレナさん……!
 くそっ……。

ゴブリンクイーン
 来たわね……王子。いいわぁ……。
 今日という今日は本気で暴れてあげる……。
 ワタシの力に絶望するといいわ……ウフフ。

アンナ
 なんという威圧感……!?
 今までとは明らかに様子がちがいます……王子。
 何としても勝利し、ヘレナさんを助けましょう!
#endregion(6:開始時)
//==================
#region(6:終了時)
ゴブリンクイーン
 ――ぎぁッ……く、やるわねぇ……。
 ここまでアナタ達が強くなっているなんて……。
 大人げなく少しだけ本気を出しちゃったじゃない。

ヘレナ
 少しだけ……だと?
 これほどまでに、力の差があるとは……。

ゴブリンクイーン
 いいわぁ、その顔。
 ウフフ……まだまだ
 楽しみはとっておかなくてはねぇ……。
 
 今日の所は退いてあげる……。
 それでは、また会いましょう……ウフフ……。

ヘクター
 ゴブリンクイーン、退却していきます。
 ヘレナさん、大丈夫ですか?

ヘレナ
 無論だ。いらぬ心配をかけたな。
 ゴブリンクイーン……。さすがはゴブリンの女王だな。
 底が知れぬ……。
 
 王子……私は決めたぞ。
 私が、君の軍をもっと強くしてやる。
 ゴブリンクイーンにも負けない程に強くな……。

アンナ
 頼りになりますね、王子。
 魔物との争いは苛烈を極めてきています。
 気を抜かない様にしなくてはいけませんね。
 
 王子、本当にお疲れさまでした。
 では、戻りましょう。
#endregion(6:終了時)
//==================
#endregion(6:全体)
//=========================
//
//
#endregion(ネタバレ注意)
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&edit{編集};
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#clear

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