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//例)
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//
//
///////////////// 緊急ミッション用:ここから /////////////////
#style(class=split){{
#region(ネタバレ注意)
//=========================
#region(1:魔界からの再招待)
//==================
#region(1:開始時)
アンナ
 魔物の出現報告があったのはこの付近ですね。
兵士
 報告! 前方より魔物の群れが接近中です!
ケイティ
 早速現れたようですね。
 行きましょう、王子!
#endregion(1:開始時)
//==================
#region(1:戦闘中)
ドゥーラ
 お、居た居た。
 王子たちも戦いに励んでいるみたいで何よりだぜ。
 
 この招待状を届けてやったら、
 きっと王子たちも喜ぶだろうな。
 
 ま、その前に腕前が落ちてないか、
 軽く試しておかないとな。
#endregion(1:戦闘中)
//==================
#region(1:終了時)
ドゥーラ
 ふぅ、こんなもんか。
 相変わらずの強さだな、王子。
 腕は鈍ってないみたいで安心したぜ。
アンナ
 ドゥーラさん! 急に挑んでくるなんて、
 一体どういう事なんですか!
ドゥーラ
 おいおい、そんな怒る事でもないだろ。
 強い相手と出会ったら戦う、
 それがオーク流の挨拶だし礼儀だぜ。
ケイティ
 はぁ……まったく。彼女は初めて出会った時も、
 挨拶代わりにと戦いを挑んできましたね、王子。
ドゥーラ
 あぁ、『魔界武術大会』に招待した時のことだな。
 人間の代表として王子を招待して、決勝で戦った。
 
 オークとして、剣闘士として。
 オレは全力で戦い……そして負けた。
 
 まさか、オレを負かす程の
 人間が居るなんて思わなかったぜ。
 
 ……で、そんな強い王子に
 嬉しいお知らせを持ってきたんだよ。
 話もあるし、場所を変えようぜ?
アンナ
 ドゥーラさんからの嬉しいお知らせ、
 と言うのは嫌な予感もしますが……。
 王子、執務室へ移動しましょうか。
#endregion(1:終了時)
//==================
#region(1:終了後 (ホーム画面にて))
ドゥーラ
 王子、早速だが本題だ。真の最強を決める大会
 「魔界武王決定戦」が10年ぶりに開催されるんだ。
 
 ……ふっ。さすが王子。
 血がたぎってきたような顔をしているな。
 ほらよ、これがその招待状だ。
 
 この招待状は、
 『魔界武術大会』の歴代優勝チームだけに
 贈られるものだ。すごく名誉な事なんだぜ?
 
 詳しい大会の説明はその招待状に書いてある筈だ。
 早速読んでみろよ……ん? 魔界の文字は読めない?
 ……しょうがねーな、貸してみな。
 
 ……んーっと、要約するとだな、
 今回の大会は魔界の階層の一つ、
 強力な魔物達が生息する『魔界の森』で行われる。
 
 大会参加者は魔界の森の中で他の参加者、
 森に住まう魔物達と戦い、己の腕を示す。
 
 他の参加者や魔界の森の魔物を倒すと
 『勝利メダル』が付与され、このメダルを
 いち早く1800枚集めた者を優勝とみなす……だとよ。
 
 己のチーム以外は全て敵、兎に角強い奴が勝ち残る
 バトルロイヤル方式ってことか。
 ……成程、良いじゃねぇか。燃えてくるだろ、王子。
 
 ああそうだ、それとこの招待状とは別に、
 オーク族最強の戦士、
 アナトリアからの言付けを預かっている。
 
 『王子との戦いを楽しみにしている』ってさ。
 アナトリアが誰かを指名してここまで言うなんて、
 初めての事だぜ。
 
 なぁ王子、オレからも頼む。大会に出場してくれないか?
 アナトリアと王子、一体どっちが強いのか……。
 その戦いの結果を、この目で見届けたいんだ。
 
 ……本当か!? 出場してくれるのか!!
 流石王子、それでこそ王者の器ってもんだぜ!
 
 よっしゃ、そうと決まれば
 準備が出来次第に出発だ!
 王子の戦いぶり、期待してるぜ!
#endregion(1:終了後 (ホーム画面にて))
//==================
#endregion(1:全体)
//=========================
#region(2:集う王者達)
//==================
#region(2:開始時)
ドゥーラ
 ――ここが魔界の森だ。
 ……既に参加者達も集ってるみたいだな。
大長老
 この空気……随分と久しいものよ。
 大会で優勝し、必ずや
 我ら竜族の名誉と誇りを取り戻してみせよう。
牛頭の魔物(兄)
 ゴモモモ! ぬかしおるわ!
 オレはこの大会の為に、長らく修練を積んだのだ。
 優勝は必ず頂く!
???
 ふふ、魔界の森なんて久しぶりね〜。
ラクシャーサ
 あれからもう10年経っていたのか……この時ばかりは、
 私も退屈を忘れる事が出来る。今回はどのような
 強者と相まみえる事が出来るのか、楽しみだな。
???
 なるほど、見るからに強者揃い。
 だが私は……負けるわけにはいかない。
グレーターデーモン
 ふむ……どうやら参加者が揃ったようだね。
 それではこれより、大会の説明を――
???
 ――下がっていろ、グレーターデーモン。
 この大会はお前ごときが仕切るような格ではない。
 説明は主催者の私から行う。
グレーターデーモン
 し、失礼しました。ガード様。
 しかし魔王様の親衛隊である貴方様に、
 そのような雑事をさせる訳には……。
ガード
 余計な気づかいなど不要。貴様は言われたことだけ
 やっていればいい……さて、参加者諸君。
 この栄誉ある大会に足を運んでくれたこと、快く思う。
 
 既に大会のルールは聞き及んでいると思うが、
 10年前の大会は今ひとつ盛り上がりに欠けた故、
 今回は一つ、新たにルールを付け加えさせて頂く。
 
 参加チームの代表を殺した者には、勝利メダルを900枚
 付与しよう。一気に優勝へと近付くことが出来る。
 参加者諸君、是非全力で殺し合ってくれ。
モーティマ
 きゅ、900枚だとぉ!?
 という事は……えーっと……ふ、2人倒せば
 一気に優勝できちまうじゃねーか!
ガード
 ……ん? どういうことだ?
 物質界の人間が紛れてるようだが。
 グレーターデーモン、参加者以外はつまみだせ。
グレーターデーモン
 が、ガード様。奴らは人間ではありますが、
 前回魔界武術大会での優勝チームの人間達、
 招待状の方もしっかり所持しておりまして……。
ガード
 ふむ……。
 前回優勝者が人間チームという噂は本当だったか。
 
 あの大会で人間が優勝するとは、
 考えにくいが……招待状を持っている以上、
 参加者として認めるしかない様だな。
 
 だが大会に参加する以上、
 呆気なく殺されて、大会が白けては面白くないな。
 今回は特別に私の力「魔界審判」を行使する事にする。
グレーターデーモン
 魔界審判を……!?
 という事は、「絶対ルール」によって、
 人間の相手の戦力を低下させるおつもりですか!?
ガード
 左様。
 このままでは人間が大会開始早々殺されて、
 すぐに優勝者が決まってしまいかねないからな。
大長老
 ……人間共が森の凶悪な魔物達に惨殺される前に、
 我々で倒してしまわねばな……者共、
 まず最初に狙うは人間よ!!
ケイティ
 どうやら我々は見くびられているようですね……ですが、
 物質界に住む私達にとって、不慣れな魔界の森での戦闘は
 危険。正直に言えば、審判とやらの力は助かります。
ユリアン
 おいおい何言ってんだ。ガチの勝負こそ男ってもんだ。
 魔界審判なんて邪魔なだけだぜ、
 ぶっ倒して本気の奴らと闘おうぜ!
アンナ
 ち、ちょっと! 何を言ってるんですか!
 ケイティさんの言う通りです。
 「魔界審判を倒してしまおう」なんて考えはダメですよ!
 
 王子、ちゃんと分かっていますよね?
ガード
 それではこれより『魔界武王決定戦』を開催する!
 皆の者、その命尽き果てるまで
 存分に殺し合うがいい!
#endregion(2:開始時)
//==================
#region(2:終了時)
大長老
 おのれ……人間如きに敗北するとは……!
 者ども、退却じゃあ!
ドゥーラ
 王子、アイツらを見逃して良いのかよ?
 ……っつってもまぁ、
 聞くまでもないとは思ってるけどよ。
王子
 ……。
ドゥーラ
 殺しはしない、か。
 お人好しだとは思うが……王子らしいとは思うぜ。
 まずは一勝、だな。
???
 ――アレが人間の代表か……。
 甘い事だな。
ドゥーラ
 ……ん?
アンナ
 どうかしたんですか、ドゥーラさん?
ドゥーラ
 森の奥から、視線を感じた気がしたんだが……。
 ……森の魔物かもな。それより、他のチームを探そうぜ。
 やっぱり、強い相手と戦いたいしな!
???
 これだけ距離と取っていた私の存在に感づくとは……。
 甘いが、優秀な仲間を揃えている、という訳か。
 だが、優勝は私のものだ……譲るわけにはいかない。
#endregion(2:終了時)
//==================
#endregion(2:全体)
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#region(3:不殺の決意)
//==================
#region(3:開始時)
ケイティ
 他の参加者を殺すのが優勝への近道……。
 先ほどの戦いは切り抜けましたが、
 他のチームも我々を狙ってくるかもしれませんね。
アンナ
 多種族からすれば、
 人間はひ弱な獲物に過ぎないのかもしれません。
 ですけど、私たちは――
アナトリア
 ――不殺で行く、って言うのかい?
 戦場で手加減するなんて、随分な余裕じゃないか。
アンナ
 あ、アナトリアさん!?
 まさか、もう出会ってしまうなんて……。
 次は、あなたが相手なのでしょうか?
アナトリア
 ……いや、戦うにはまだ早いね。
 それより、不殺なんて本気で考えているのかい?
 自分たちの身を危険にするだけだってのに。
ケイティ
 ここが本当に戦場であるなら、
 命のやり取りも仕方ないとは思います。
 ですが……。
アンナ
 ですが、王子はこの地に殺し合いではなく、
 魔界の武道大会に参加しに来たのです。
 たとえ、魔界では殺し合いが普通だとしても……。
 
 私たちは、私たちの信念で戦い抜いてみせます。
 これまでそうだったように、この戦いも。
 それが王子の、私たちの戦いなんです。
アナトリア
 ……ふぅん、そうかい。ま、あんたらのやり方に
 とやかく言う筋合いはあたしにはないか。
 あんたが勝ち残る事、期待してるよ、王子。
 
 それじゃあたしは行くとするかね……あぁそれと、
 戦うにはまだ早いって理由だけど――
魔物
 ――グルルルルッ!
アナトリア
 横槍が入るのは、好きじゃないのさ。
 あんたたちなら心配いらないだろうけど、
 油断はするんじゃないよ。それじゃあね。
アンナ
 王子、魔界の森の魔物達です!
 戦闘のご準備をお願いします!
#endregion(3:開始時)
//==================
#region(3:終了時)
ケイティ
 話に聞いていた通り、
 狂暴な魔物ばかりでしたね……。
アンナ
 ですが、魔物を倒した分のメダルが手に入りました。
 アナトリアさんの期待に応え、決着を付けるためにも、
 勝ち抜いていきましょう、王子!
#endregion(3:終了時)
//==================
#endregion(3:全体)
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#region(4:荒ぶる猛牛)
//==================
#region(4:開始時)
牛頭の魔物(弟)
 グフフフフ……。森の魔物ばかりで退屈していた矢先、
 人間と出会うとは面白い。
 ちょうど良いオモチャが来たぞ兄者。
牛頭の魔物(兄)
 ゴモモモモ!!
 牛頭軍団よ! 跡形もなくなるまでぶっ潰してやれ!
モーティマ
 けっ、次の相手は牛頭の魔物達かよ。
 王子、ヤツら防御は薄いが、
 その分パワーは有り余ってやがる。
バシラ
 接近される前に手数で押すのが有効ですね!
 王子、戦闘のご指示をお願いします!
牛頭の魔物(兄)
 ゴモモモ! 愚かなる人間共め!
 修練の果て、オレが作る影の数は以前の比ではない。
 我が妖術の力、篤と思い知らせてくれよう!
#endregion(4:開始時)
//==================
#region(4:戦闘中)
兵士
 ほ、報告です! た、大量の
 牛頭の魔物が出現致しました!
ケイティ
 落ち着いて下さい。あれは牛頭の魔物が
 妖術で作り出した影に過ぎません。
 
 本体を倒さない限りは、影を消す事はできません。
 王子、いち早く本体を見つけ撃退致しましょう。
#endregion(4:戦闘中)
//==================
#region(4:終了時)
牛頭の魔物(兄)
 ――グ、グヌヌヌ……。
アンナ
 決着はつきましたね。
 我々は命まで取る気はありません、
 どうかこの場は退いて下さい。
牛頭の魔物(兄)
 ゴモモ……認メヌ……認メヌゾ!
 人間ゴトキニ負ケルナド……何カノ間違イダ!
 人間ナド潰ス! 潰ス! 潰シテヤル!
モーティマ
 お、おい! アイツ興奮して暴れてやがる!
 このままじゃ、死ぬまで暴れ続けちまうぞ!
アナトリア
 ――ったく、そこまでにしときな。
 敗者は大人しく勝者に従うもんだ。
牛頭の魔物(兄)
 ゴモモモモ!! ……ア、アナトリア!?
バシラ
 牛さんの動きが……止まった……?
アナトリア
 決死の覚悟と言えば聞こえはいいが、
 お前のそれはただの悪あがきさ。
 みっともなく暴れているだけで、戦いじゃない。
 
 まだやるっていうのなら、
 あたしがトドメを刺してあげるよ。
牛頭の魔物(兄)
 ご、ゴモモモモ……
 ……お、覚えていろ……!
バシラ
 す、すごいです……。
 一睨みで牛さんが大人しくなりました……。
アンナ
 ……助かりました、アナトリアさん。
 なんとお礼を言ってよいか。
アナトリア
 気にするこたないよ。あんた達にあんた達なりの
 やり方があるように、
 あたしにゃあたしのやり方がある。
 
 この大会に泥を塗るようなみっともない真似は
 許せなかった、ただそれだけさ。それじゃあね。
アンナ
 あ、何かお礼を――……行ってしまわれました。
 アナトリアさん、本当に高潔な方ですね。
 次お会いした時は、何かお返しが出来れば良いのですが。
#endregion(4:終了時)
//==================
#endregion(4:全体)
//=========================
#region(5:戦いを求める者たち)
//==================
#region(5:開始時)
アナトリア
 ――それじゃ、コイツをよろしく頼むよ。
 気付けば随分とボロボロになっていたからね。
 ここでなら素材も取れるだろう。
ティニー
 任せてちょうだい。
 ドワーフの姫にして天才鍛冶師、ティニー、
 この名に恥じる様な仕事はしないわ!
アナトリア
 頼もしい限りだね。あんたを呼んでおいた甲斐も
 あるってもんだ。……久々に全力でやりたい奴がいる、
 最高のやつをお願いするよ。
ティニー
 えぇ、最高の剣に仕上げてみせるわ!
 それじゃ、早速素材を集めなきゃ……あら?
 誰か来たみたいよ?
ラクシャーサ
 ――……オークの英雄、アナトリア。
 一度戦ってみたいと足を運んだが……どうせなら、
 剣を打ち直した後、全力で戦いたいものだな。
アナトリア
 こいつは珍しいお客様だね。魔神の連中とは、
 あたしもぜひ一度手合わせしたいと思ってたんだ。
 あたしは別に今でも構わないよ……やるかい?
バロウス
 うーん……折角だし全力のアナトリアを見てみたいな。
 ……そうだ、わたし達で素材を集めるのを手伝おうよ!
 ねぇメフィスト、何か良い案とかない?
メフィスト
 ふぅむ。私の知識が欲しいならくれてやろう。
 この辺りの岩盤は粒度が荒いようだな。
 
 多大なエネルギーを意図的に与えれば……
 つまり、端的に言うと、人為的破壊を行い
 鉱石を迅速に獲得するのが良かろう。
バロウス
 もう〜。相変わらず話長いよね、メフィストって。
 壁を壊せっていうだけでいいのに……。
 よーっし分かったわ! 任せて!
ティニー
 ちょ、ちょっと待ちなさいよ! 魔神の力で
 壁面を攻撃なんてしたら洞窟が崩壊しかね……
 ……ちょ、ちょっと、話を聞いてってば!
アンナ
 ――何やら人の気配がするようですが。
 あれは、アナトリアさん!!
アナトリア
 あぁ、あんた達か。
 今は見ての通り立て込んでてね。
 戦いなら、また後にしてくれるかい?
アンナ
 どうやらお困りのようですね。
 ……以前のお礼もあります、
 是非私達にも協力させてください!
ティニー
 誰だか知らないけど、協力してくれるっていうなら
 お願いするわ! このままじゃ洞窟が崩壊しちゃう!
 あの人達を止めるのを手伝って!
アナトリア
 やつらは魔界の中でも別格の存在、魔神の連中だ。
 数回倒した程度じゃまたすぐ立ち上がる。
 倒したからって油断するんじゃないよ、気をつけな。
#endregion(5:開始時)
//==================
#region(5:終了時)
ラクシャーサ
 おい……二人とも、そこまでにしておけ。
 これ以上やれば洞窟が崩壊しかねないぞ。
バロウス
 え? で、でも、鉱石たくさん出てきてるみたいだよ。
 今やめるのはもったいないよ……!
メフィスト
 意見の二分を解決するには私の知識が必須だ。
 現在の状況を纏めると、洞窟崩壊の確率は80%、
 採掘可能な鉱石の埋蔵率は残り5%と推測される。
 
 一見して洞窟崩壊の危険性が高くラクシャーサの提案が
 妥当に見えるが、残り5%の鉱石を使ってアナトリアの
 武具を新調した場合の興奮度は1000%。
 
 導き出された答え、それは……
 「鉱石掘削の続行」である。
ラクシャーサ
 まったく……仕方ない、この場は
 無理やり連れて行くしかなさそうか。
メフィスト
 な、離せ! 離さぬか!
 正しく深い知識から導き出された美しい理論に、
 武力で解決を図るなどと……!!!!
ラクシャーサ
 オークの英雄アナトリア。その剣が仕上がった暁には、
 是非とも貴君と全力での戦いを所望したい。
 ……それでは、また会おう。
アンナ
 ――……行ってしまわれました。
 ……あの、大丈夫ですか?
ティニー
 ……そ、そざいが……。
アンナ
 ……素材がどうかされたのですか?
ティニー
 素材が! 魔界の希少鉱石がこんなに!
 戦いの影響で凄く露出してきてるのよ!
 これだけあれば……よぉっし、まずは試し打ちよ!
 
 ――カン! カン! カン!!
 
 トホホ……失敗しちゃった。意外に難しい素材ね……。
 ……でも、まだまだこれから! 素材は大量!
 最っっ高の武器に仕上げてみせるんだから!!
アンナ
 ……ここにいてはお邪魔になりそうですね。
 王子、我々は退散致しましょうか。
アナトリア
 迷惑かけちまってすまないね。
 助かった、礼を言っておくよ。
ケイティ
 ……アナトリアさんなら、我々の協力がなくとも
 あの方々を止められたのでは?
アナトリア
 さて、なんのことだろうね……まぁ、なんにせよ
 これで貸し借りはなしだ。戦う時は、
 何に気兼ねするでもない、全力でやれるだろ。
 
 くだらない遠慮なんて一切なしだ。
 全力でかかってこい。
 当然あたしも、そうさせてもらうよ。
アンナ
 ……はい! 全力でぶつからせて頂きます!
 王子、必ずやアナトリアさんに勝利し、
 優勝を目指しましょう!!
#endregion(5:終了時)
//==================
#endregion(5:全体)
//=========================
#region(6:場外乱入戦)
//==================
#region(6:開始時)
ハクノカミ
 ――よし、魔界へのゲートが開いたようじゃな。
 早速向かうとするぞ。
サーベイン
 ハ、ハクノカミ様! お戯れモ程々ニ!
ハクノカミ
 戯れなどではない、
 わらわも魔界武王決定戦とやらに出場するのじゃ。
 ほれ、ちゃんと招待状も持っておるじゃろう。
 
 目を覚ますと枕元にコレが置いてあったのじゃ。
 寝起きの運動代わりにちょうどよい。
 さぁ、とっととゲートを通り王子達の元へ向かうぞ!
サーベイン
 この地の龍玉の欠片の力を使い、王子達ノ持つ欠片へと
 魔界ノゲートを作るとハ……こんな芸当が出来るなんて、
 流石はハクノカミ様……。
ハクノカミ
 うむ。そうじゃろうそうじゃろう。もっと褒めい。
ゴライア
 サーベイン、感心している場合カ!
 早くハクノカミ様を止め……
 ……ん? ゲートから誰か来たようだゾ?
アンナ
 ――こ、ここは……?
 確か、王子の目の前に急にゲートが出現して……。
ハクノカミ
 ふむ。わらわが入るより先に、
 王子たちが魔界からコチラへ来てしまったようじゃな。
アンナ
 ハクノカミ様?
 それにサーベインさんにゴライアさんも。
 一体、どういう事でしょうか。
サーベイン
 オオ! 王子! 実はハクノカミ様も
 魔界武王決定戦に招待されていてナ……。
 大会に出ると言って聞かないのだ……!
 
 危険な大会で
 ハクノカミ様の身を危険に晒す訳にはいかヌ。
 王子たちからも言い含めてくれないカ。
ハクノカミ
 まったく、サーベインも強情じゃのぅ。
 ……そうじゃ、王子たちも大会の参加者。
 ならばここで試合といこうではないか。
 
 わらわは試合に参加できる、
 王子たち相手なら殺し合いにもならぬ。
 どうじゃ、サーベイン。これなら文句はなかろう。
サーベイン
 ム、ムムム……王子となら、
 確かに大丈夫かもしれン……王子、すまヌが
 ハクノカミ様のお戯レに少しばかり付き合ってくれまいカ。
#endregion(6:開始時)
//==================
#region(6:戦闘中)
アンナ
 ここにまで審判が!?
ケイティ
 ハクノカミ様も招待状を持つ大会参加者。
 魔界の外であれ、この戦いも
 正式な大会の一戦という事ですね。
ハクノカミ
 む、「絶対ルール」の審判か。
 ちょうどよいハンデじゃな。
 さぁゆくぞ王子、わらわを満足させい!
#endregion(6:戦闘中)
//==================
#region(6:終了時)
サーベイン
 本来の力が戻らぬ身であのお強さ……!
 流石はハクノカミ様で御座いまス!
ゴライア
 ケッ、サーベインの野郎、
 ハクノカミ様と一緒に戦えて感激してやがる。
 ……まぁ、オレも……悪い気分じゃねぇがナ。
サーベイン
 この戦いの中での高揚感……。
 ハクノカミ様と肩を並べて戦うなド、
 このような機が無けれバ中々かなわぬカ……。
 
 えぇイ、致し方あるまイ。ハクノカミ様の身は我々ガ
 全力でお守りすれば良いだけの事! ハクノカミ様、
 此度の大会我々が全力でサポート致します!
 
 魔界武王決定戦、かならずや優勝を!
 …………ハクノカミ様?
ハクノカミ
 …………
 …………
 …………むにゃ。
アンナ
 ……眠ってらっしゃいますね。
サーベイン
 は、ハクノカミ様!?
 魔界武王決定戦に参加されるのでは
 なかったのですカ!!
ハクノカミ
 ふわぁ……なんじゃ、うるさいのう……
 久しぶりに運動したら疲れたわ……
 ……少し……ゆっくりしてからでも……ぐぅ。
ゴライア
 ……だめダ。コリャ当分目覚めそうにネェナ。
サーベイン
 そ、そんナ……いヤ、これでハクノカミ様が
 危険に晒される事もなイ。
 これで良かったのダ……これデ。
アンナ
 ……何はともあれハクノカミ様と優勝を
 競い合う事にならずに済んで良かったですね、王子。
 さぁ、魔界へ戻りましょうか!
#endregion(6:終了時)
//==================
#endregion(6:全体)
//=========================
#region(7:勝利を求める者)
//==================
#region(7:開始時)
ユリアン
 だいぶメダルも集まってきたな。
 結構良いペースなんじゃねーか?
バシラ
 そうですね。このまま行けばきっと優勝できます!
 優勝目指して頑張りましょう!
 ……あれ? 崖の上に……人影?
???
 ……。
ケイティ
 バシラさん、どうかされたのですか?
バシラ
 あ、いえ。崖の上に人影らしきものが……
 ……いませんね。すみません、
 どうやら気のせいだったみたいです。
兵士
 報告! デーモン達がこちらに向かってる模様!
ユリアン
 次の相手はデーモンの連中か。
 上等じゃねーか、かかってきな!
バシラ
 防御力の低いデーモン相手でしたら、
 私達弓兵にお任せ下さい!
 どんどん射抜いちゃいますよ!
ケイティ
 あの緑色の半身をした個体は、
 麻痺を使うデーモンです。
 王子、慎重な指示をお願いします。
#endregion(7:開始時)
//==================
#region(7:終了時)
???
 (くっ……物質界の人間とは言え、
 やはり一筋縄ではいかないようだな。
 優勝するには別の方法を考えた方が得策か……)
ユリアン
 ――お、連中どうやら引いていくようだぜ。
バシラ
 ふぅ、何とか乗り切る事が出来ました。
 それにしても……あの女性は一体。
ケイティ
 バシラさんも気づきましたか。
 デーモンと共に、何やら女性の姿が見えました。
 共闘していたように見えましたが……。
バシラ
 ……もしかして、デーモンの
 奴隷にされているのではないでしょうか!
ケイティ
 事情が判らない限り何とも言えませんが、
 その可能性もありえるかと。
アンナ
 ……もしそうだとすれば、
 見過ごす事はできませんね。
 
 次に出会った時は、
 何か事情が聞ければよいのですが。
ケイティ
 そうですね……ひとまず、
 周囲に敵影は見当たらないようです。
 次の戦いに備え、態勢を整えましょうか。
#endregion(7:終了時)
//==================
#endregion(7:全体)
//=========================
#region(8:決戦のバトルロイヤル)
//==================
#region(8:開始時)
アナトリア
 ……いよいよだね。こんなに
 ワクワクするのは、随分久しぶりだよ。
 
 「魔界武術大会」で剣を交えて以来、
 あんたとはずっと戦ってみたいって思ってたのさ。
アンナ
 ……はい!
 私たちも全力で行きます!
アナトリア
 仲間達もいい気迫だね。
 遠慮せず、何人だろうとかかってきな!
 ……それじゃあ、行くよッ!
#endregion(8:開始時)
//==================
#region(8:戦闘中)
大長老
 人間め、見つけたぞ。
 今度こそ、貴様等を始末してくれる!
牛頭の魔物(兄)
 オレが他の種族に負けるハズなど無いのだ……!
 邪魔するヤツは全部潰ス! ブッ潰シテヤル!
大長老
 試合中結託し相手を襲う事は禁じられてはおらん。
 我らで手を組めば、人間など造作もないわ。
 後ろは任せたぞ、シャディア!
シャディア
 ……あぁ、任せておけ。
#endregion(8:戦闘中)
//==================
#region(8:終了時)
大長老
 ――く、くそっ、ぬかったか……。
 この傷では満足に戦えぬ、
 一度退き体勢を整えようぞ……。
牛頭の魔物(兄)
 グモモモ、一度ならず二度までも。
 この俺が……この俺があんな奴らに、
 負けるわけが……!
アナトリア
 ……ったく別チーム同士で手を組むなんて、
 セコい事考えるもんだね。あんた等それでも男かい。
 素直に負けを認めて出直してきな!
シャディア
 ……。
大長老
 ……む? シャディア。
 剣をとりだしてどうするつもりだ。
 ここは退いたほうが得策ぞ。
 
 とりあえず撤退――……グハァッ!?
牛頭の魔物(兄)
 しゃ、シャディア!?!
 貴様、俺達を裏切り……ブフォァッ!?
アンナ
 そんな……味方に剣を突き立てるなんて。
シャディア
 これでメダルが1800枚。
 ……わたしの優勝だ。
ガード
 ――勝負あり、竜族、牛頭チーム代表の絶命を確認。
 よって、二名を殺害した者に
 勝利メダル1800枚を付与……優勝とする!
 
 ……優勝者には褒美を取らせよう。
 勝者よ、願いを言うが良い。
シャディア
 ガード様、ありがたき光栄です……然らば、
 私めをガード様同様、魔王様の側近へと
 取り立てて頂きたく思います。
ガード
 ほう、魔王様の親衛隊にか……技術は申し分ない、
 目的の為であれば、ためらいなく相手を殺すその覚悟……
 ……なるほど面白い。
 
 今大会は、魔王様の側近たりえる実力者の
 選出も兼ねていたところだ。志願すると言うのであれば
 手間も省けよう。良かろう、我について来い!
アナトリア
 ――……魔王親衛隊たちは去ったようだね。
 今世の強者達との純粋な戦いを期待していたが……
 ……ま、終わったもんはしょうがないか。あたしも行くよ。
ラクシャーサ
 アナトリアの気配を感じて来たものの、
 既に優勝は決まってしまっていたか。
メフィスト
 私の知識を越えた想定外の事態に
 絶望を感じている……。
 だが、運命は受け入れるしかあるまい。
 
 さて、大会が終わったとなればここに用はないな。
 物質界にでも戻るとするか。
 
 物質界の知識はまだまだ探求のしがいがある。それに
 長い間軍団長が軍を離れるのは良くないようだしな。
 久しぶりに、あの仏頂面でも拝みに行くとしよう。
アンナ
 大会が終わり、皆さん帰ってしまわれましたね。
 アナトリアさんとの戦いも有耶無耶に
 終わってしまい残念です……あれ? この手紙は……?
#endregion(8:終了時)
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#region(8:終了後 (ホーム画面にて))
アンナ
 王子、魔界武王決定戦お疲れ様でした。
 優勝は逃したものの、
 良い戦いが出来たのではと思います。
 
 大会で拾った魔界の文字で書かれた手紙なのですが、
 ドゥーラさんに読んで頂いた所、
 予想通りアナトリアさんからの手紙だったようです。
 
 手紙の内容を読み上げますね。
 
 『魔界闘技場で待つ』
 
 ……ふふ、アナトリアさんらしい手紙ですね。
 
 王子、相手はアナトリアさんです。
 少しの油断もなりません、
 万全の準備で彼女に応えましょう!
#endregion(8:終了後 (ホーム画面にて))
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#endregion(8:全体)
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#region(9:英雄対英雄)
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#region(9:開始時)
オーク
 うおおおおおおおおおっっ!!
 チャンプッ! チャンプッ!!
アナトリア
 ……ったく、
 一体どこから湧いてきたんだい。
 邪魔だよ、さっさと散りな!
ドゥーラ
 無駄だぜアナトリア。
 みんな、これから始まるだろう
 世紀の戦いに胸躍らせてんのさ。
ベストラ
 オークの英雄と、人の英雄……いわば
 人とオークの頂上決戦、
 見逃せる訳がありません!
アナトリア
 やれやれ、あたしはアイツと決着が付けられれば
 それで良かったんだけどね。
 一体どこから聞きつけたんだか……。
 
 ……ま、観客がいてこその闘技場か。
 久しぶりにこんな舞台で戦うのも悪くないかもね。
 さて……来たようだね!
ケイティ
 ――……凄まじい熱気です。皆さん、
 会場の空気に飲まれないよう気を付けて下さい。
アンナ
 ……この場でアナトリアさんと
 相対するのは二度目ですね。
アナトリア
 そういえばそうだったね……なんてまぁ、
 そんな事はもうどうでもいいさ。初めてあったのが
 いつだろうが、やる事に変わりはしないんだからね。
 
 下らない話はもういらない……さぁ、
 楽しませてもらうよ、人間の英雄の力ってやつを!
 途中で死んじまわないよう気を付ける事だね!!
アンナ
 例えアナトリアさんが相手であろうと、
 王子は絶対に負けません!
アナトリア
 そいつぁ楽しみだ!
 さぁ、全力で行くよ!!
オーク
 なんという気迫のぶつかり合い……。
 ここにいては戦いの邪魔をしかねん、
 オレ達は退避しておくとしよう。
#endregion(9:開始時)
//==================
#region(9:戦闘中)
オーク
 クッ……この戦いばかりは静観しようと
 思ったが……無理だ! オークとして、
 これ以上体の疼きを抑えられようものか!
ベストラ
 だ、ダメですよ。
 今は真剣勝負の最中、邪魔する訳には!
ドゥーラ
 ……とかなんとか言ってるお前も、
 今にも飛び出しそうじゃねーか。
 疼いてじょうがねーんだろ。
 
 こんな戦いを見て、大人しく見ていられるのなら、
 そいつはオークじゃねぇ!
 すまない王子、悪いがみてるだけにはいかないぜ……!
#endregion(9:戦闘中)
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#region(9:終了時)
アナトリア
 ぐッ……参ったよ……あたしの負けだ。
アンナ
 勝った……勝ちましたよ、王子!
 アナトリアさんに勝ちました!!
ケイティ
 とは言え、ギリギリの勝負でした。
 次に戦えば、どちらが勝つかは全く判りません。
 オークの皆さんによる乱入もありましたしね。
ドゥーラ
 わ、悪かったよ……。
 だって、あんな勝負見せつけられて
 じっと見てるだけなんて、我慢できないぜ。
ベストラ
 私もあんなに闘志を感じたのは初めてでした。
 気持ちの高ぶりを抑えられなくて……すみません。
アナトリア
 ……乱入があろうがなかろうが、
 さっきのは間違いなくあたしの全力さ。
 
 そんなあたしにあんた達は勝った、
 そしてあんた達にあたしは負けたんだ。世辞や言い訳は
 必要ない……ここじゃ最後に立っている者こそが勝者だ。
 
 次どうなるかなんて関係ない。
 今、ここに立っているのはあんた達なんだ。
 勝者として、しゃんと胸を張りなよ!
アンナ
 アナトリアさん……。
 ありがとうございます!
アナトリア
 ま、とはいえあたしも負けたまんまで終わるつもりも
 無いからね……それでだ、一つ頼みがあるんだが。
ドゥーラ
 オレはアナトリアが何を頼みたいか、
 大体想像できるぜ。
ベストラ
 そうですね。
 王子たち皆さんも想像できてると思います。
アナトリア
 ……お見通し、って顔してるね、王子。
 まぁその通りだと思うけどさ。
 あたしも仲間に加えてくれないかい。
 
 王子の戦いぶりを見てると、
 まだあたしにも足りないものがあるって感じるんだ。
 それを得れば、もっと強くなれそうだってね。
アンナ
 アナトリアさんが仲間に加わってくれれば
 とても心強いです!
 こちらこそ、よろしくお願いします!
 
 それでは帰還いたしましょう。
 王子、この度の戦い、お疲れ様でした!
#endregion(9:終了時)
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#endregion(9:全体)
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//#region(10:ミッション名)
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//#region(10:開始時)
//???
// 未編集
//#endregion(10:開始時)
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//#region(10:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(10:戦闘中)
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//#region(10:終了時)
//???
// 未編集
//#endregion(10:終了時)
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//#endregion(10:全体)
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#endregion(ネタバレ注意)
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