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#author("2017-12-06T17:19:03+09:00","","")
//会話を追加してくださる方は、
//該当部分の「#region()〜#endregion()」の文頭についた「//」を外してご利用ください。
//「===」は編集作業時の誤入力の防止用なので、残しておいてください。
//
//また、キャラの名前は、文頭に(-, ,+)などを入れずにそのままで、
//セリフは「半角スペース」を入れて入力するようお願いします。
//例)
//アンナ
// このようにお願いします。
//
//
///////////////// 緊急ミッション用:ここから /////////////////
#style(class=split){{
#region(ネタバレ注意)
//=========================
#region(1:神殿の守護者?)
//==================
#region(1:開始時)
デシウス
 ええい、らちが明かん!
 王子たちはまだ来ないのか!
アンナ
 あれは――デシウス!?
 王子、デシウスが女神の神殿を守って
 魔物と戦っています!
デシウス
 遅いッ! なにをしていたのだ、王子!
アンナ
 わ、私たちは遠征から帰ってきたばかりで……。
 貴方こそ、なぜ神殿を守って――
デシウス
 話は後だ! さっさと加勢しろ!
 魔物どもから神殿を守りたければな!
アンナ
 わかりました。
 王子、詳しい事情は不明ですが、
 ここはデシウスに加勢しましょう!
#endregion(1:開始時)
//==================
//#region(1:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(1:戦闘中)
//==================
#region(1:終了時)
アンナ
 ……ふぅ。危ないところでした。
 しかし、なぜ神殿を守ってくださっていたのですか?
デシウス
 フン、行きかけの駄賃というやつだ。
 今回は貴様らに頼みがあって来たのでな。
ケイティ
 私たちに頼み……?
 いままで私たちに敵対してきた貴方が、
 いまさらなにを言うのですか?
デシウス
 まあ聞け。我輩はついに
 あのケラウノスを倒す方法を突き止めたのだ。
アンナ
 え……ケラウノス様を、倒す……?
ケイティ
 まさか……人間を滅ぼそうとしているとはいえ、
 ケラウノス様は神の一柱なのですよ?
 現にあの御方は、何度追い詰めてもその都度……。
デシウス
 その神を殺す方法を見つけたと言っているのだ。
アンナ
 …………!
デシウス
 だが、それを実行するには……、
 王子、貴様の軍に協力してもらう必要がある。
 我輩一人の手には負えん案件なのでな……。
 
 そういうわけだ。王子、協力しろ。
 我輩だって貴様と共闘など不本意だが、
 あのケラウノスを葬れるのだ。悪い話ではあるまい?
 
 ……なに?
 詳細を聞いてからでないと決められんだと?
 貴様……この我輩が頼んでいるのだぞ!
アンナ
 ひ、ひとまずここではなく、
 もっと落ち着ける場所で話を伺いましょう。
#endregion(1:終了時)
//==================
#region(1:終了後 (ホーム画面にて))
アンナ
 ……王子。
 先ほどの会談でのデシウスの話、どう思われますか?
 
 『聖槍グングニル』――。
 はるか昔に何者かが創造し、
 人類に授けたとされる神殺しの聖具……。
 
 神は絶対の存在であり、封じることはできても
 存在そのものを滅ぼすことはできないはず……ですが、
 それを使えば神の存在を根本から抹消することが可能とか。
 
 某所に封印された『聖槍グングニル』を用いれば
 数多の国を滅ぼした女神ケラウノス様を完全に葬れる
 ――そうデシウスは熱弁していました。
 
 その話が本当なら、確かに彼と協力して
 『聖槍グングニル』の封印を解く価値はあります。
 
 神を滅ぼす唯一の方法が
 その聖槍を使うことだとすれば、
 ケラウノス様から物質界を守る方法は他にないですから。
 
 ……ですが、デシウスは今まで
 強大な力を得るために様々な悪逆を働いてきました。
 そんな彼の話を信用してもいいものでしょうか?
 
 …………そうですね。
 それしか手段がないのなら、乗るしかありません。
 わかりました。では今回は彼に協力いたしましょう。
 
 『聖槍グングニル』は砂漠の国に存在する
 ピラミッドの一つに眠っているそうです。
 まずはそちらに向かいましょう。
 
 ……此度の遠征、一筋縄ではいかなそうですね。
 我が国と協定を結ぶ各国、各地域の方々には
 私から協力を要請しておきます。
#endregion(1:終了後 (ホーム画面にて))
//==================
#endregion(1:全体)
//=========================
#region(2:聖槍の眠る遺跡)
//==================
#region(2:開始時)
デシウス
 ……間違いない。
 あれが『聖槍グングニル』が
 眠っているとされるピラミッドだ。
アンナ
 ご案内ありがとうございます……と
 言ったほうがよろしいのでしょうね。
デシウス
 フン。あくまで目的のために一時的に手を組むだけだ。
 礼などいらん。
バシラ
 もう、素直じゃないんですから……って、あれは?
天使
 ……人間を発見。浄化します。
 全て、主の仰せのままに……。
砂漠兵士
 はぁ、はぁ……くそっ、天使どもめ!
 聖地を踏みにじっただけじゃ飽き足らず、
 俺たちの命まで奪おうってのか!
バシラ
 ――あぁっ、大変ですっ!
 ピラミッドから出てきた天使たちが人を襲おうとしてます!
デシウス
 な、なぜ天使たちがピラミッドから出てくるのだ!?
アンナ
 とにかくあの人たちを助けましょう!
 王子、ご指示をお願いします。
#endregion(2:開始時)
//==================
//#region(2:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(2:戦闘中)
//==================
#region(2:終了時)
ケイティ
 天使たちの撤退を確認。
 ……デシウスさん、大丈夫ですか?
デシウス
 ……あれだけ大勢の天使たちが
 ピラミッドから出てきたということは……。
 まさか……中にはすでに奴らが……。
???
 ――はぁっ、はぁっ……よかった、無事でしたか。
砂漠兵士
 おぉ、ネフティ様! よくぞご無事で!
 我々はこの方々に救っていただいたのです。
ケイティ
 当然のことをしたまでです。
 ……あら? 貴女は確か……。
ネフティ
 ――ッ!
 貴方がたは、以前バステト様の復活を邪魔した――
 
 ……いえ、いまはそれどころではありません。
 聖地であるピラミッドが破壊されてしまう前に、
 侵攻してきた天使たちを撃退しなければ……。
デシウス
 ピラミッドを破壊するだと!?
 くっ……天使どもめ、聖槍ごと砂漠に埋めるつもりか!
 
 王子、まずいことになったぞ。
 どうやら我々は天使に先回りされてしまったようだ。
 おそらくケラウノスに勘付かれたのだろう。
ケイティ
 ……天使たちにピラミッドを破壊される前に
 聖槍グングニルの眠る場所までたどり着けなければ、
 ケラウノス様を永久に倒せなくなる、ということですか。
モーティマ
 はン、それがどうしたってんだ?
 ピラミッドの中にいる天使どもを
 片っ端からブッ倒して進めばいいだけの話だろ?
ネフティ
 ――お待ちください!
 聖槍グングニルの在り処を知っているのですか?
 闇雲に進めば、ミイラ取りがミイラになりますよ?
アンナ
 ですが、早くしないと天使たちに――
ネフティ
 私はネフティ。貴方たちが探している聖槍の守護者です。
 私が道案内をする代わりに、貴方たちは天使を倒す。
 ――そういう契約でいかがでしょうか?
アンナ
 ……わかりました。
 王子、ここは彼女に案内を頼みましょう。
 ネフティさん、よろしくお願いいたします。
#endregion(2:終了時)
//==================
#endregion(2:全体)
//=========================
#region(3:道阻む天よりの刺客)
//==================
#region(3:開始時)
ネフティ
 聖槍グングニルの眠る場所はこの先です。
 暗いので足下にお気をつけください。
デシウス
 (くっ、この女に案内されては我輩の立場が……)
 
 (だが、率直に言えば案内者がいて助かるのも事実。
 内部の道までは情報提供者も知らなかったからな)
ネフティ
 ――むっ、あれは……!
天使
 愚かな人間たちよ……。
 神のご意志に逆らう者は、粛清します。
ソーマ
 わわっ……天使さんたちが
 奥の方から大勢出てきました。
 一体何人いるんでしょう?
ネフティ
 ……天使だけではありません。
 開いた状態の棺には魔物も潜んでいます。
 空中ばかりに気を取られては、足元をすくわれますよ。
#endregion(3:開始時)
//==================
//#region(3:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(3:戦闘中)
//==================
#region(3:終了時)
天使
 ……我らの役目はこれまでです。
 あとのことは先へ行った者たちに任せましょう。
ユリアン
 ……ずいぶん足止めを喰らっちまったな。
 だが、これで天使どもがピラミッドを破壊すんのを
 かなり遅らせられたんじゃねえか?
ネフティ
 そう願います……が、
 天使たちの言っていたことが気になりますね……。
 
 先へ行った者たち、とはどういうことでしょうか?
 天使たちの目的はピラミッドの破壊ではないのですか?
デシウス
 違うな。天使たちの目的は聖槍を使えなくすることだ。
 おそらく主であるケラウノスに
 そう命じられているのだろう。
 
 だが、聖槍グングニルはそう容易く持ち運んだり
 壊したりできるようなシロモノではないらしい。
 それに奴らも聖槍の詳しい在り処までは知らんはずだ。
ネフティ
 ……だからピラミッド全体を破壊することによって、
 聖槍もろとも砂の中に埋めようとした、ということですか。
デシウス
 だろうな。だが、もしも天使どもが
 我輩たちよりも先に聖槍の在り処に辿り着いたとすれば、
 その部屋を破壊する事で、奴らは目的を達することになる。
ネフティ
 ――こうしてはいられません!
 聖槍を守らなくては!
アンナ
 ね、ネフティさん……あの、足下に……。
ネフティ
 え、足下?
 
 ――って……きゃああぁッ!?
 ね、ネズミ嫌ぁあ~~~~っ!!
デシウス
 フハハハハ!
 そんな猫のような恰好をしているくせに
 ネズミごときを怖がるとはな!
ケイティ
 ……デシウスさん。
 案内役の座を奪われたからといって
 ネフティさんに対抗意識を燃やさないでください。
デシウス
 ば……馬鹿を言うな!
 下らんことを言っていると天使どもに先を越されるぞ!
 ……おい女、腰を抜かしてないでさっさと案内をしろ!
#endregion(3:終了時)
//==================
#endregion(3:全体)
//=========================
#region(4:聖槍を守りし巨兵)
//==================
#region(4:開始時)
天使
 ……これが神殺しの聖槍、グングニルですか。
 忌々しい……可能ならば破壊したいところですが、
 この大きさと材質では難しそうですね。
 
 ここは予定通り、この部屋を破壊して埋めるしか……。
 ……おや、あれは……?
#endregion(4:開始時)
//==================
#region(4:開始時(つづき))
天使
 あれは……ゴーレム。
 聖槍グングニルの守護者というわけですか。
 ……くだらない浅知恵を。
ネフティ
 ……そ、そんな……。
 天使たちがもう聖槍の座に……。
モーティマ
 おいおいおいおい!
 それどころじゃねえだろ!
 なんなんだよ、あのデカブツは!?
バルバストラフ
 ほぅ……オリハルコンゴーレムか。
 こんなところで見かけることになるとはのぅ。
ネフティ
 おりはる、こむ……?
 言い伝えでは、聖槍が危機に晒された際に
 不滅の怪物が目を醒ますと聞いていましたが……。
サイラス
 うむ。倒せるなどとは思わぬべきだな。
 奴は攻撃されると反撃してくるが、
 刺激しなければ向こうから襲ってくることはない。
バルバストラフ
 無論、無闇に刺激しない方が賢明というものじゃ。
 奴の一撃は山をも砕くというからのぅ。
天使
 ……この状況では部屋を破壊して
 聖槍を埋めるのは難しそうですね。
 
 ここは方針を変え、人間たちの殲滅を優先しましょう。
 彼らにゴーレムを刺激させ、
 自滅させるというのも一興です。
兵士
 ――天使たち、向かってきます!
アンナ
 王子……ここはなんとしても
 天使たちを退け、聖槍を守り抜きましょう!
#endregion(4:開始時(つづき))
//==================
#region(4:終了時)
天使
 ぐっ……ば、馬鹿な……。
 主よ、お許し下さい……。
ネフティ
 すごい……本当に天使たちを撃退するなんて。
 これが王子たちの実力ですか。
デシウス
 王子、聖槍の座に向かうがいい。
 我輩はケラウノスを葬れればそれでいいのだ。
 聖槍は貴様に使わせてやる。
王子
 …………。
デシウス
 ……なに、我輩が使うべきだと?
 
 ……フッ、そうかもしれんな。
 神殺しの汚名を受けるのは、
 暗黒騎士となった我輩こそが相応しい……。
アンナ
 王子……本当によろしいのですか?
ユリアン
 心配すんなって。
 闇に染まったとはいえ、ヤツも騎士だ。
 ここで裏切るような真似は死んでもしねえさ。
デシウス
 ついに……ついに辿り着いたぞ。
 聖槍グングニル……これさえあれば我が宿敵、
 ケラウノスを完全に葬り去ることができるのだ!
 
 聞け! そして記憶しろ!
 我が名はデシウス!
 女神ケラウノスを屠る者なり!
#endregion(4:終了時)
//==================
#endregion(4:全体)
//=========================
#region(5:妖魔軍の陣形演習)
//==================
#region(5:開始時)
ゴブリン博士
 アーアー……コホン。
 諸君、聞こえてイルカ?
ゴブリン
 ギャッギャッ!
 ハカセ、オーケー!
ゴブリン博士
 ウム……デハこれヨリ演説を行ウ。
 
 諸君! 我々魔物の復活カラ早4年が過ぎタ。
 しかし、未だに人間どもを駆逐スルには至っていナイ!
 特に、王子たちの軍には痛イ目にあわサレてばかりダ!
 
 ……だが、悲観スルことハナイ。
 我々ゴブリン族はこの1年で
 着実に力を付けてきてイル。
 
 隊列ヲ組んでノ戦闘ニモますます習熟シタ。
 ワタクシの天才的頭脳の真髄デアル、
 飛行くぐつの開発、ならびに実用化にも成功シタ。
 
 本日の演習ハその集大成デアル!
 クイーン三姉妹様たちも見学ニいらっしゃるそうダ!
 故に、必ずや成功させるノダ!
ゴブリン
 ギャッギャ!
 エンシュウ、セイコウ! ハカセ、バンザイ!
アンナ
 ……報告を聞いて来てみれば。
 一体これは何事でしょうか?
ゴブリン博士
 グフフ……人間ども、丁度いいところに来タ。
 
 行け、勇敢ナル戦士たちヨ!
 この一年の成長の証ヲ人間どもの肉体に刻むノダ!
#endregion(5:開始時)
//==================
#region(5:戦闘中)
ゴブリンクイーン長女
 ふふっ、やってるわねぇ博士。
 面白いことになってるじゃない?
ゴブリン博士
 く……クイーン三姉妹様!
 ず、随分早いお出ましデ……。
ゴブリンクイーン次女
 へぇ、もう演習も佳境に入っちゃってるようにも
 見えるけど? まぁそれはともかく、
 あの王子たちの軍に押されちゃってるみたいねぇ?
ゴブリン博士
 ウ……そ、ソレは……。
ゴブリンクイーン三女
 お姉さま、このままじゃつまらないわ。
 ――そうだ。ねぇ、私たちも参加しちゃいましょうよ?
 こんな時のために、実は騎獣戦車を連れてきてるの。
ゴブリンクイーン次女
 あらぁ、素敵じゃない!
 流石は三女、準備がいいわねぇ。
ゴブリン博士
 ナッ……き、危険デス!
 お考え直しクダサイ!
ゴブリンクイーン長女
 なら博士が私たちを守ってくれればいいじゃない?
 軍の予算をたっぷり注ぎ込んだ飛行くぐつを使ってね。
 ウフフ、さぞかし高性能なんでしょうねぇ?
ゴブリン博士
 ウグ……し、承知イタシましタ。
 我ガ傑作の性能、とくとゴ覧に入れマショウ!
#endregion(5:戦闘中)
//==================
#region(5:戦闘中)
キャリー
 うわわわわっ!
 と、止めてくださいぃ~~~!!
ケイティ
 この声は……キャリーさん?
 ですが、一体どこから……?
エレイン
 この水音は……!
 来るわ、王子! 海からよ!
#endregion(5:戦闘中)
//==================
#region(5:終了時)
ゴブリンクイーン三女
 もう、なにやってるのよ博士!
 私たちを守るってお姉さまに約束したじゃない!
ゴブリンクイーン次女
 全くよぉ。演習の出来もさんざんだったし。
 せめて私たちが逃げるまでの
 時間稼ぎくらいはしてくれるんでしょうねぇ?
ゴブリン博士
 ハヒッ!?
 わ……ワタクシを捨て駒になさるト……?
ゴブリンクイーン次女
 し・て・く・れ・る・ん・で・しょ・う・ね・え?
ゴブリン博士
 ……に、ニニニ人間ドモ!
 クイーン三姉妹様に近寄るナ!
 近寄レバこの……じ、自爆スイッチを押すのデアル!
アンナ
 自爆スイッチ!?
 そんな物騒な機能を
 飛行くぐつに搭載したというのですか?
ゴブリンクイーン長女
 ウフフ、気になる? でも試そうとしちゃダメよ?
 貴方たち人間は、そんな安っぽいスイッチではなく
 私たち自身の手で抹殺してあげるんだから……。
ケイティ
 ……また逃げられてしまいましたね。
 さて、残る一人は…………。
ゴブリン博士
 ヒ……ヒヒヒッ! バカめ、騙されたナ!
 自爆スイッチなんて嘘なのデアル!
 このスイッチはなんト――脱出装置なのデアル!
アリサ
 と……飛んで行ってしまいました……。
 あんなすごい技術を開発してたなんて……びっくりです。
ケイティ
 ゴブリン軍も着々と力を付けてきているようです。
 我々も気を引き締めていかなくてはなりませんね。
アンナ
 ですが、少しは胸を張ってもいいのではないでしょうか。
 私たちも王子のもとで、ゴブリンたちに負けないくらい
 力をつけてきているのですから。
 
 王子と共に歩んでいければ、
 私たちは今後もさらに成長していけると思います。
 これからもよろしくお願いしますね、王子。
#endregion(5:終了時)
//==================
#endregion(5:全体)
//=========================
#region(6:神殺しの第一手)
//==================
#region(6:開始時)
|デシウスと共闘することと相成った、&br;その数日前――|
デシウス
 ……なるほど。
 つまりその聖槍グングニルとやらがあれば、
 ケラウノスを完全に滅ぼすことができるのだな?
シャディア
 あぁ……といってもその聖槍は
 直接持って戦うには大きすぎるシロモノらしい。
 
 だが、聖槍に秘められた力を発動させられれば、
 神はその強大な力の大部分を失う。そうなれば、
 人間程度の力でも互角に戦えるようになるはずだ。
 
 ……もっとも、聖槍の力を発動させるには
 神そのものを対象と定めたうえで、
 使用者の力を聖槍に十分に注ぎ込む必要があるがな。
デシウス
 倒せるのか……ケラウノスを。
 祖国を滅ぼした憎きあの邪神を、我輩の手で……。
シャディア
 ……おい、聞いているのか?
 聖槍は砂漠の地に存在する
 ピラミッドのひとつに眠っている。これがその地図――
アンナ
 ――王子、あれを!
 向こうにいるのはデシウスと……、
 魔王親衛隊のシャディア……でしょうか?
ケイティ
 あんなところでコソコソと……。
 一体なにを企んでいるのでしょう?
シャディア
 (くっ……まずいな。
 聖槍の情報をデシウスに流したのがわたしだと
 奴らに知られたら、計画が台無しになりかねん)
 
 ……おい、デシウス。
 ここはわたしが引き受けてやるから、
 先ほど話した情報の出所は誰にも言うなよ?
デシウス
 う、うむ。心得た。
 では、我輩は先に行かせてもらおう。
ケイティ
 ……?
 デシウスが去るようですね。
 後を追ったほうが良いでしょうか?
シャディア
 余計な詮索はするな、人間どもよ。
 わたしの怒りに触れて死期を早めたくなかったらな。
ユリアン
 一戦構えようってのか?
 いい度胸じゃねえか。王子、受けて立とうぜ!
#endregion(6:開始時)
//==================
#region(6:戦闘中)
シャディア
 ふふ……待たせたな、魔界に棲まう者たちよ。
 行け! 人間どもの血で大地を朱に染めるのだ!
モーティマ
 チッ……あのアマ、魔界の門を開きやがった!
 気をつけな! 魔物どもがワンサカ出てきやがるぜ!
#endregion(6:戦闘中)
//==================
#region(6:終了時)
シャディア
 (……デシウスは去ったか。そろそろ潮時だな)
 
 ……総員、撤退だ!
 生き残った者は直ちに帰投せよ!
ケイティ
 敵部隊の撤退を確認。
 しかし、やけにあっさりと引き上げましたね。
ユリアン
 どうする、追撃しとくか?
ケイティ
 ……いえ。遠征帰りで兵も疲弊していますし、
 追撃した私たちを誘い込む敵の罠かもしれません。
 深追いはせず、このまま帰還いたしましょう。
アンナ
 それにしても、デシウスとシャディアは
 一体なにを話していたのでしょう?
 気になりますね……。
デシウス
 (強い……さすがは王子の軍だ。
 隠れて覗き見するつもりはなかったが、
 つい奴らの戦いに見入ってしまった)
 
 (聖槍グングニル……。
 ピラミッドに封印された神殺しの聖具が
 そう簡単に手に入るはずはあるまい)
 
 (しかし、宿敵ケラウノスを葬るためには
 なんとしてもその聖槍を手に入れる必要がある!)
 
 (そのためには、いずれあの王子たちと
 共闘する必要があるかもしれん。
 暗黒騎士団を失った、いまの我輩にはな……)
#endregion(6:終了時)
//==================
#endregion(6:全体)
//=========================
#region(7:降臨せし女神)
//==================
#region(7:開始時)
ネフティ
 待ってください皆さん! 本当に大丈夫ですか?
 こんな悪そうな人に聖槍グングニルを任せて。
 聖槍の守護者としては、正直かなり不安です。
デシウス
 見た目で人を判断するな、女よ。
 この我輩が聖槍の使い手となった以上、
 我が宿敵ケラウノスを討ち滅ぼすのは時間の問題だ。
ケラウノス
 ――残念ながら、それは不可能です。
アンナ
 ケラウノス様!?
 い、いつの間に……。
ケラウノス
 本当におめでたい方々ですね。
 聖槍グングニルのもとに辿り着いたくらいで、
 私を滅ぼせると思いましたか?
デシウス
 つ、強がりもそこまでだ!
 聖槍が本物だということは貴様自身がいま証明した!
 あとは我輩の力を聖槍に注ぎ込めば…………ッ!!
 
 …………ぬうっ……な、なぜだ……?
 なぜ……神殺しの力が発動しないッ!?
ケラウノス
 ふふ……聞いたことがありませんか?
 依り代となる人間を用意することができれば、
 神をこの地上に降臨させることも可能、という話を。
アンナ
 ――――ッ!?
 では、いまのケラウノス様は……。
ケラウノス
 そう。いまの私は人間の少女の肉体を依り代として
 降臨した存在。つまり神そのものではないのです。
 よって、神殺しの力の対象とはなりません。
 
 この肉体から私の神としての本質を
 分離させでもしない限りはね……。
 ですが、物質界の存在である貴方たちにそれは不可能。
ネフティ
 そんな……それでは
 聖槍グングニルの力をもってしても――
デシウス
 ――ケラウノスは倒せない……というのか?
 ち……ちっくしょおぉおおおッッ!!!
 我輩は……我輩は一体、なんのために……ッ!!
アイギス
 ――諦めてはなりません、人の子よ。
アンナ
 あ、アイギス様――!?
 ですが、私たちにはもう、どうすることも……。
アイギス
 同じ神の座にある私なら、姉様の精神体を
 依り代の肉体から分離させられるかもしれません。
 かつて姉様がアダマスの肉体と精神体を分離したように。
 
 ……ですが、私に残された僅かな力で
 それを実行するには、相応の時間が必要です。
 人の子よ、そのための時間を作って頂けますか?
ケラウノス
 ふん。死に損ないのアイギスに
 なにができるとも思えませんが……いいでしょう。
 その僅かな希望を、目の前で踏みにじってあげます。
#endregion(7:開始時)
//==================
//#region(7:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(7:戦闘中)
//==================
#region(7:終了時)
アイギス
 人の子よ、準備が整いました。
 これより我が姉、女神ケラウノスの精神体を
 少女の肉体から分離させることを試みます。
ケラウノス
 ――うっ!?
 ぐ、うぁあッ……おのれ、アイギス……ッ!!
デシウス
 や…………やったか!?
ケラウノス
 ふ……ふふ……ははは……あはははははははッ!!
アイギス
 くっ……あと一歩、姉様には届きませんでしたか……。
ケラウノス
 ふふ。残念でしたね、アイギス。
 長きに渡り人間たちを守護するために浪費し、
 減衰しきった貴方一人の力など、所詮はこんなもの。
アダマス
 ――でしたら、二人ではどうですか?
ケラウノス
 その声は――アダマス!?
 ば、馬鹿な……どうして貴方がここに?
皇帝
 はぁっ、はぁっ……まったく。
 王国の政務官は……人使いが荒い……ッ。
アンナ
 あ、貴方は……白の皇帝!?
 確かに白の帝国にも協力を要請はしましたが、
 まさか……皇帝がお一人でいらっしゃるなんて。
皇帝
 一刻を争う事態だと……アダマスが言うんでな。
 集団でなだれ込むより……俺一人のほうが、速い……。
 
 ……だが、さすがに疲れた……。
 王子……俺は後方で休ませてもらう、ぞ……。
アリサ
 あぁっ! 体中ひどいお怪我です!
 いますぐ治療して差し上げないと……。
アダマス
 アイギス姉様、事情は把握しています!
 いまこそ、私たち二柱の女神の力をひとつに!
アイギス
 ええ、そうしましょう。
 一人一人の力は小さくても、それを重ね合わせれば
 どんなものにも負けない大きな力となる……。
 
 それは、人の子らが教えてくれたこと。
 ケラウノス姉様。貴方が愚かだと侮った、
 その人間たちの手によって敗れるのです。
ケラウノス
 や……やめなさい! アイギス……アダマスッ!
 自分がなにをしているか、判っているのですかッ!?
 ……ぐ、ウッ……うアアアァアアァアァッッッ!!!!
#endregion(7:終了時)
//==================
#endregion(7:全体)
//=========================
#region(8:神討つ英雄)
//==================
#region(8:開始時)
ケラウノス
 ……ぐ、ウッ……うアアアァアアァアァッッッ!!!!
デシウス
 やった!
 肉体からケラウノスの精神体が分離したぞ!
ケラウノス
 愚かな……愚かな愚かな愚かな愚かな人間たちめ!
 こんな……こんな屈辱は初めてです……。
 いままで甘く見ていましたが、もう絶対に許しません!
ネフティ
 そ、そんな……。
 ピラミッドが崩落し始めるなんて……。
 なんという凄まじい力の波動なの!?
大天使長
 ……ケラウノス様、
 神獣スフィンクスの起動に成功いたしました。
ケラウノス
 ご苦労様です。
 それでは大天使長よ、
 女神ケラウノスの名によって命じます。
 
 スフィンクスと共に、地上の人間を滅ぼしなさい。
 一人も逃さず、一切の慈悲もかけず。
 焼き払うように徹底的に駆逐するのです。
大天使長
 承知いたしました。
 全ては神の御心のままに……。
ソーマ
 そ、そんなぁ……。
 嘘、ですよね? ケラウノス様……。
ケラウノス
 なにを案じる必要があるのです?
 地上の心配など不要ではありませんか。
 貴方がたは全員、ここで惨めに朽ち果てるのですから。
 
 己の無謀を、無能を、無力を呪いながら逝きなさい。
 卑小な人間たちが束になったところで、
 神の座を脅かすことなど、決してできはしません!
デシウス
  ――否!
 我輩たちには神殺しの聖槍、
 グングニルがあることを忘れたか!
 
 王子! ケラウノスの言うとおり、
 神であるヤツを滅ぼすことは不可能だ。
 ……聖槍グングニルの力が発動するまではな!
 
 そして、聖槍の力を発動させるには、
 それを試みる者――つまり我輩の力を
 聖槍に十分に注ぎ込む必要がある。
 
 無論、ケラウノスはそれまで待ってはくれんだろう。
 だから……頼む! 我輩が聖槍の力を発動させるまで、
 なんとかヤツらの攻勢に耐えてくれ!
 
 聖槍の力が発動すれば、ケラウノスは弱体化する。
 そうなれば人間の力でも互角に戦えるはずだ。
 発動したら我輩が合図を送る。そうしたら――
皇帝
 ――ケラウノスを討て、王子!
 いまの貴様ならできるはずだ!
ケラウノス
 その思い上がり、後悔させてあげましょう!
 行きなさい、天使たちよ!
 聖槍の力が発動する前に彼らを殲滅するのです!
#endregion(8:開始時)
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#region(8:戦闘中)
デシウス
 ハァッ、ハァッ……くっ、さすがに堪えるな。
 だが、残りはあと半分といったところか……。
 
 王子、あと一息だ!
 なんとしても奴らの攻勢を堪えきってくれ!
#endregion(8:戦闘中)
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#region(8:戦闘中)
デシウス
 ――ぐ……うぉおぉおおッ!!!
 来た! ついに来た! 反撃の機は満ちた!!
 喰らえぇええッ!! ケラウノスゥウウッッ!!!!
ケラウノス
 ぐッ……が……ぁ……あああぁあああぁあッッ!!
 力が、抜けて……うぐぅッ! こ、これが……、
 聖槍グングニルの……神殺しの力、ですか……ッ!
皇帝
 いまだ!
 王子、ケラウノスを――
デシウス
 討てえぇぇええええぇえええええッッッ!!!!
#endregion(8:戦闘中)
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#region(8:終了時)
ケラウノス
 ぐ、ふッ……そんな、馬鹿な……ッ。
 この、私が……取るに足らぬ……人間如きに……。
アイギス
 ケラウノス姉様……。
ケラウノス
 お……愚かな、人間たちよ……。
 この私を討ったこと……必ずや……、
 後悔することに、なる……でしょう……。
王子
 …………。
デシウス
 ………………やったのか?
 ついに……ついにやったのか?
 我輩は、ついに祖国の仇を…………っ!
ネフティ
 (……邪悪な意志に染まった力では
 聖槍の力は発動しなかったはず。
 こう見えてデシウスの意志は純粋だったのですね)
???
 …………う、うぅ……ん……。
アンナ
 あ……お、王子!
 ケラウノス様に依り代とされていた
 少女が息を吹き返しましたッ!
デシウス
 なにっ!? まだ生きているだと!?
アンナ
 お、落ち着いてください!
 この子はもうケラウノス様では――
デシウス
 ……フン、わかっているとも。
 ケラウノス亡き今、この小娘はただの抜け殻に過ぎん。
 ……哀れな犠牲者だ。我輩と同じな。
皇帝
 ……ふっ。
フィリス
 ――うわわわわわッ!?
 な、なんだこの揺れは? 地震か!?
ネフティ
 くっ……皆さん、申し訳ありません!
 このピラミッドは間もなく崩落します!
 脱出を急いでください! さぁ、早くッ!
#endregion(8:終了時)
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#region(8:終了後 (ホーム画面にて))
ネフティ
 ……お目通り感謝いたします、王子。
 貴方にお話しすることで、自分の気持ちや
 今後の方針について整理いたしたく思いまして。
 
 まずは、ケラウノスのことです。
 人類滅亡の推進者であった
 かの女神を討滅してくださり、ありがとうございます。
 
 ……いえ、謝らないでください。
 確かにピラミッドは崩壊し、聖槍グングニルは
 がれきの下に埋もれてしまいましたが……。
 
 聖槍は見事にその役目を果たしましたし、
 ピラミッドは再建すればよいのですから。
 我らが一族の信心は、そう簡単には揺るぎませんよ。
 
 ……とはいえ、今回の事件を通じて
 私個人の価値観は大きく変わってしまいました。
 
 以前は我ら一族の崇める神、
 バステト様の復活こそが
 唯一の救いだと信じていましたが……。
 
 いまは私たち人間が互いに力を合わせて
 危機に立ち向かうことが必要なのだと思っています。
 信じる神に運命を委ねてしまうのではなく。
 
 ですから王子……微力ではありますが、
 今後は私も貴方がたの戦いに
 お力添えさせて頂けないでしょうか?
 
 ……ありがとうございます。
 それではこれより、私ネフティは
 救世の英雄の守護者として己が武を振るいましょう。
依り代の少女
 ……貴方が王子様でいらっしゃいますね?
 先日は私をケラウノスの支配から救っていただき、
 本当にありがとうございました。
 
 それと、この国で保護していただけるよう
 取り計らってくださったことも。
 本当に、なんとお礼を申したらよいやら……。
 
 ケラウノスの依り代にされていた時のこと、ですか?
 ……申し訳ありません。思い出そうとはしていますが、
 いまのところは当時のことも、それ以前のことも……。
 
 ですが、ひとつだけわかったことがあります。
 かの女神の精神体の支配から逃れた今も、
 私の肉体は僅かながら奇跡の力を宿しているようです。
 
 といっても、残念ですが
 私自身には貴方がたのように戦う力はありません。
 
 ……かわりに、と言っていいかはわかりませんが、
 ケラウノスに勝利した英雄である貴方に、
 かの女神が有していた神器を授けさせてください。
 
 ケラウノスの武具が必要な際は、
 称号を『神殺しの英雄』に変更してください。
 
 詳しいことは私にはわかりかねますが、
 神が有していた武具ですので、
 おそらく絶大な力を宿しているはずです。
 
 使い方を誤ればかえって不利にもなりかねませんので、
 以前の戦い方と状況に応じて使い分けてみてください。
 
 ……ふぅ。
 ひとまず私にできるのはこんなところでしょうか。
 
 もっとご協力できればとは思うのですが、
 戦う力のない私では、たとえ戦場に出たとしても
 足手まといになるだけだと思いますので……。
 
 ……しばらく安静にしていた方がいい?
 ふふっ、ありがとうございます。
 アンナさんたちもそうおっしゃってくださいました。
 
 それでは……お言葉に甘えて、
 これからは普通の女の子として
 生きていきたいと思います。
#endregion(8:終了後 (ホーム画面にて))
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#endregion(8:全体)
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#region(9:深淵より現れし者)
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#region(9:開始時)
デシウス
 …………。
アンナ
 ……どうかされましたか?
 急に立ち止まったりして。
 王国はまだ先ですよ?
デシウス
 あ……いや、大したことではないのだが……。
 
 (……なぜ我輩は王国へ行こうとしている?
 共にケラウノスを打倒した我輩に
 王子が王国軍入りを勧めてきたのは事実だが……)
 
 (……とはいえ、いまさら彼らと共に
 陽の光の下を歩む資格があるだろうか?
 力を得るために手段を選ばず、闇に染まった我輩に)
シャディア
 探したぞ、デシウス。
 愚神ケラウノス誅殺の最大の功労者よ。
デシウス
 シャディア!?
 魔王親衛隊の貴様が、なぜここに……?
シャディア
 迎えに来たのだ。
 魔王様の御力を抑制していた愚かな女神を殺し、
 その忌々しい呪縛を解くための鍵となった男をな。
デシウス
 なん……だと?
シャディア
 貴様の功績は魔王様も高く評価している。
 なにせ、おかげであの御方はケラウノスの呪縛から
 解放され、真の力を取り戻しつつあるのだからな。
 
 その功労者を是非取り立てたい。
 デシウスよ、魔王軍に入れ。
 そこが貴様の在るべき場所だ。
アンナ
 か……勝手なことを言わないでください!
 デシウスはこれから、私たちと共に――
デシウス
 ふ……フハハハハ! 我輩は暗黒騎士……!
 馬鹿め、我輩は仲間になったフリをしていただけだ。
 王子、さんざん邪魔をしてくれた貴様を倒すためにな!
アンナ
 なっ……!
 そんな……デシウスが寝返るなんて。
デシウス
 寝返る? 勘違いをするな。
 貴様らなど最初から利用するつもりでしかなかったのだ。
 フハハハハ! せいぜい卑怯だと罵るがいい!
#endregion(9:開始時)
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#region(9:戦闘中)
ケイティ
 ――ッ!?
 あの姿は、まさか――!
シャディア
 ま……魔王様!
 お出迎えもせず、面目次第もございません!
 おいでになるとはいざ知らず……。
魔王ガリウス
 ……面を上げよ、我が忠実なるしもべよ。
 予は汝の働きに満足しておる。
 
 ケラウノス亡き今、かつての力が予に戻りつつある。
 実に良き気分ゆえ、予を滅ぼさんと欲する
 愚物どもを相手に小手調べをしたくなって来たのだ。
シャディア
 さ……左様でございますか。
 でしたらその御力、存分にお揮いくださいませ。
ケイティ
 ……王子、今の魔王ガリウスには
 我々を本気で滅ぼすつもりはないようです。
 ですが、警戒だけは十分にいたしましょう。
#endregion(9:戦闘中)
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#region(9:戦闘中)
魔王ガリウス
 ……つまらぬ。
 予を苦しめた男の末裔ですら、所詮はこの程度か。
 
 興ざめだ。予は帰還する。
 臣下たちよ、後は適当にやるがいい。
#endregion(9:戦闘中)
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#region(9:終了時)
シャディア
 ……これ以上は消耗戦だ。
 ここは退くぞ、デシウス。
デシウス
 うむ、やむを得まい。
アンナ
 デシウス……どうしても行ってしまうのですか?
デシウス
 ……力を得る為に重ねた罪を償うことはできん。
 
 闇に身を落とした我輩には、
 闇の世界こそが相応しいのだ……。
王子
 …………。
アンナ
 そんな……やっとわかりあえたと思ったのに。
依り代の少女
 ま……待ってください!
デシウス
 ――ッ!?
 貴様……眠っていたはずでは!?
依り代の少女
 ……詳しい事情はよくわかりません。
 ですが、貴方が私を救ってくれた
 恩人だということだけは、はっきりと覚えています。
 
 ですから、その……。
 一言だけ、お礼を言わせていただけますか?
デシウス
 …………忘れろ。
 我輩の望みはそれだけだ。
依り代の少女
 ……っ。
デシウス
 ……さらばだ、王子!
 我輩は我輩の道を往く!
 貴様は貴様の道を往くがいい!
#endregion(9:終了時)
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#endregion(9:全体)
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//#region(10:ミッション名)
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//#region(10:開始時)
//???
// 未編集
//#endregion(10:開始時)
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//#region(10:戦闘中)
//???
// 未編集
//#endregion(10:戦闘中)
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//#region(10:終了時)
//???
// 未編集
//#endregion(10:終了時)
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//#endregion(10:全体)
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#endregion(ネタバレ注意)
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