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風神の娘/会話 の変更点
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//会話を追加してくださる方は、
//該当部分の「#region()〜#endregion()」の文頭についた「//」を外してご利用ください。
//「===」は編集作業時の誤入力の防止用なので、残しておいてください。
//
//また、キャラの名前は、文頭に(-, ,+)などを入れずにそのままで、
//セリフは「半角スペース」を入れて入力するようお願いします。
//例)
//アンナ
// このようにお願いします。
//
//
///////////////// 緊急ミッション用:ここから /////////////////
#style(class=split){{
#region(ネタバレ注意)
//=========================
#region(1:風の訪れ)
//==================
#region(1:開始時)
イロハ
 魔物の報告があったのは、
 この辺りの筈です……あれは!
魔物
 ――ギャギャーッ!
サイゾウ
 どうやら早速現れたようですね。
アンナ
 王子、戦闘のご準備をお願いします。
#endregion(1:開始時)
//==================
#region(1:戦闘中)
???
 (あれが話に聞いてた王子……人間にしては、
 随分と強いみたいだけど……でも、
 全然本気じゃないみたい)
 
 (少し、力を試させてもらうね)
#endregion(1:戦闘中)
//==================
#region(1:終了時)
???
 ――……あなた達、
 本当にすっごく強いんだね。
 私なんかじゃ手も足もでない。
サイゾウ
 殺意はなかったようだが、
 雲に乗り、風を吹き出す風袋。
 お主、もしや……。
フーコ
 ……うん、多分考えてる通り。
 私はフーコ……風神の娘だよ。
イロハ
 ……っ!
サイゾウ
 ……やはりっ!
アンナ
 お、落ち着いてくださいお二人とも!
フーコ
 ……父様のしたことを思えば、
 斬られたってしょうがないと思ってる。
 でもお願い、その前に少し話を聞いて。
 
 このままじゃ父様……ううん、
 父様だけじゃない、東の国は
 大変な事になっちゃう。
ケイティ
 東の国が……なにやら不穏な話のようですね。
アンナ
 イロハさん、サイゾウさん、お二人の気持ちは分かります。
 ですが、まずは彼女のお話を聞いてみませんか。
 国に纏わる事であれば、捨て置く訳には参りません。
イロハ
 ……わかり……ました。
アンナ
 ……一度、落ち着ける場所へと
 移動しましょうか。王子、お疲れ様です。  
#endregion(1:終了時)
//==================
#region(1:終了後 (ホーム画面にて))
//撮影失敗により、一部です。補完おね
フーコ
 改めて自己紹介しておくね。
 私は風神の娘、フーコ。
 話を聞いてくれてありがとう。
 
 実は今、東の国では父様……
 風神が暴れて大変な事になってるの。
 
 シノさんとの約束で、私達妖怪は、
 人間達に無暗に手を出さない事に
 なっていたんだけど。
 
 そんなこと、まるで頭にない様子だった。
 何度呼びかけても、私の声なんて
 全く聞こえないみたいで……。
 
 暴れてる父様の隣にいた奴、妖天君? とか名乗ってた。
 風神は華の国の十天君のものだ! なんて
 叫んでたけど……多分、奴に操られてるんだと思う。
 
 普段の父様だったら、あんな奴に操られる訳がない。
 奴から感じた気配……多分、定風珠の力を使って、
 父様の力を弱めて操ったんだと思う。
 
 定風珠は風を操る事が出来る宝具、
 風神である父様には天敵とも言える宝具。
 
 宝具は父様には扱えないから、
 ずっと昔に破壊して、隠したって言ってた。
 まさかその欠片を見つけ出してくるなんて……。
 
 奴が持ってたのは定風珠の欠片のほんの一部。
 もし、欠片を集めて父様の力を増大させれば、
 東の国はきっと大変な事になる。
 
 ……お願い王子、
 奴より先に定風珠の欠片を集めて、
 父様を解放するのに協力してほしい。
 
 こんな事頼める立場じゃないのは判ってる……。
 でも、偉大だった父様が、
 あんな奴の言いなりになってるのは許せない。
 
 父様を止めるのは、きっと東の国を救う事にもつながる筈。
 私に出来る事なら、何でもするから。
 ……どうか、王子の力を貸してほしい。
#endregion(1:終了後 (ホーム画面にて))
//==================
#endregion(1:全体)
//=========================
#region(2:怒りの雷)
//==================
#region(2:開始時)
フーコ
 ――協力してくれてありがとう。
 このお礼は、必ずするから。
ケイティ
 東の国を救う為でもあります。
 協力は惜しみませんよ。
アンナ
 まさか海を渡る必要があるとは。
 随分と遠くに、定風珠を隠されたのですね。
フーコ
 私達にとっては海なんて関係ないから。
 雲に乗れないだなんて、人間って不便だね。
ケイティ
 人間どころか、ほとんどの種の者は
 雲になんて乗れませんよ。
フーコ
 ……へぇ、そういうものなんだ。
 私の幼馴染達は、皆乗れたから。
 普通はそうなんだと思ってた。
アンナ
 フーコさんは、人との接触等は
 余りなかったのですか? 話を聞いてる限り、
 少し世間に疎いようですが。
フーコ
 父様は昔から人間を嫌ってたから。万が一にも
 人との接触がないよう、屋敷から出るのは
 ほとんど禁止させられてて……。
サイゾウ
 ……油断なさらぬよう気を付けてください。
 なんせあの風神の娘、
 いつ寝首をかかれるか判りません故。
ケイティ
 ……やはり、こうして共にいるのは
 納得できませんか。
イロハ
 彼女は風神ではない。
 頭では判っているのです。
 ですが、そう簡単に割り切れるものでは……。
兵士
 ――報告! サハギンの群れが
 船に接近している模様!
 戦闘の準備をお願いします!!
フーコ
 (――あれ? この気配、もしかして。
 ……ううん、やっぱりそうだ。
 それに、なんだか怒ってる?)
 
 ……みんな、サハギンだけじゃなくて
 雷にも注意が必要かも。気を付けて。
アンナ
 雷雲等は特に見当たりませんが……わかりました。
 王子、戦闘のご指示をお願いします!
#endregion(2:開始時)
//==================
#region(2:終了時)
フーコ
 ――待ってラミィ、落ち着いて。
 どうして怒ってるの?
ラミィ
 いてててて……き、聞いたよフーコ!
 フーコのとーちゃん、邪仙に
 操られてるんだって!?
フーコ
 ……うん。だから、父様を解放する為に
 こうして定風珠の欠片を集めに――
ラミィ
 ――どうしてそんな大変な事になってるのに
 わたしに何も相談してくれないんだよぉ!
 言ってくれたら、わたしも協力するのに!
 
 一人で人間の所に行ったって聞いて、
 急いで追いかけて来たのに……もし
 取って食われでもしたらどうすんだよぉー!
アンナ
 ……あ、あの。
ラミィ
 あ! あんた達がフーコを取って食おうと!
 そうはさせないんだからなぁー!
フーコ
 落ち着いてラミィ。
 この人達はそんな事しないから。
 私はこの通り、平気でしょ。
ラミィ
 で、でもぉ……う〜ん、
 フーコがそう言うなら……
 ……あ、そうだ! これ!
フーコ
 定風珠の欠片……探して来てくれたんだ。
 ありがと、ラミィ。
ラミィ
 大事な幼馴染の為だもん!
 これくらい任せてよっ!
アンナ
 ……幼馴染とは良いものですね。
 では、引き続き定風珠の捜索に向かいましょうか。
#endregion(2:終了時)
//==================
#endregion(2:全体)
//=========================
#region(3:暴風の洞窟)
//==================
#region(3:開始時)
フーコ
 ここが……定風珠を……
 隠したどうく……うぷっ。
アンナ
 大丈夫ですか、フーコさん。
フーコ
 へ、へーき………………
 じゃない……かも……うっ。
ケイティ
 ……まさか船酔いされてしまうとは。
 雲に乗ってる方が揺れそうなものですが。
バシラ
 まぁ慣れない乗り物じゃしょうがないですよ。
 それよりも、早く定風珠の欠片を探しましょう!
フーコ
 こ、この辺りは……定風珠の欠片の影響で、
 エアーエレメンタルが発生……しやすい……から
 気をつけ……………………。
バシラ
 エアーエレメンタル? ……ダメですね、
 完全に伸びてしまっています。
バルバストラフ
 エレメンタルとは珍しいのう。害意があるものでもないし、
 本来そっとしておくべきじゃが……定風珠の欠片を
 探すとなれば、無視というのは難しいじゃろうな。
サイラス
 エアーエレメンタルは周囲を切り裂く風を纏っている。
 それに、奴らの実体を捕まえるのは困難だ。
バルバストラフ
 接近して捕らえて倒すのは難しいじゃろうな。
 遠距離から核を撃ち抜き倒すのが賢明じゃ。
アンナ
 ご忠告ありがとうございます。
 王子、指示をお願いします!
#endregion(3:開始時)
//==================
#region(3:終了時)
バルバストラフ
 あれ程大量のエレメンタルが発生するとはの。
サイラス
 定風珠の欠片の力か……興味深いものだ。
バシラ
 王子、先ほど倒した妖怪達が
 欠片を落としていきましたよ!
ケイティ
 長い時を経て、妖怪達の
 手に渡った欠片もあるようですね。
アンナ
 はい、フーコさんの為にも、
 一刻も早く欠片を集めねばなりませんね。
 引き続き辺りを捜索致しましょう。
#endregion(3:終了時)
//==================
#endregion(3:全体)
//=========================
#region(4:風雷の際会)
//==================
#region(4:開始時)
フーコ
 ――……こっちから、欠片の気配を感じる。
 それも一つや二つじゃない、
 結構な数の欠片が集まってるみたい。
モーティマ
 そいつぁいい、一気に大量ゲットじゃねーか。
ケイティ
 一ヵ所に欠片が集まっているなど、
 偶然とは思えませんが……もしや、我々以外にも
 欠片を集めている人がいるのでしょうか。
アンナ
 考えられるとすれば……まさか……妖天君!
ケイティ
 可能性はありそうですね。
 ……しかし、今はそれよりも
 優先すべき事がありそうです。
アンナ
 ……!
 王子、前方に妖怪の群れが見えます。
 至急戦闘のご用意を!
#endregion(4:開始時)
//==================
#region(4:戦闘中)
ケイティ
 王子、前方に人影が!
 妖天君……ではないようですね。
???
 ……欠片の気配が近づいていると思えば。
 フーコ、それにラミィまで。
 どうして……いや、聞くまでもない事か。
フーコ
 あれ? もしかして……。
ラミィ
 一目連!
アンナ
 お知り合いですか?
フーコ
 うん。わたしとラミィの幼馴染。
 でも、小さい頃修行の旅に出たって聞いて、
 それっきり……どうしてここに?
ラミィ
 もしかして、フーコの為に
 欠片を集めてくれてたんじゃ!
一目連
 ……いや、俺は……
ラミィ
 そうだ! 修行の旅に出てたんでしょ!
 折角だし、王子達と戦ってみたら!!
 王子達、すっごく強いんだから!
一目連
 ……相変わらず人の話を聞かないやつだ。
 いいだろう、相手になってやる。
 いつまでも昔のままだと思わないでくれよ。
#endregion(4:戦闘中)
//==================
#region(4:終了時)
ケイティ
 ……雷と風、複数の術をああも巧みに操るとは。
 大したものですね。
フーコ
 凄い……昔は、私達三人の中じゃ
 一番力を使うのが苦手だったのに……。
一目連
 言っただろ、いつまでも昔のままだと
 思わないでくれって……それじゃあな。
ラミィ
 あ、待っ……行っちゃった。
 なんだよぉ、久しぶりに会ったってのにぃ……。
アンナ
 何かご用事があったのでしょう。
 一目連さんも欠片を集めてる様子でしたし、
 きっとまたすぐ会いに来てくれますよ。
ラミィ
 そっかぁ……うん、そーだね!
 よーっし、私達も引き続き欠片を探そっか!
 頑張るぞぉー!
#endregion(4:終了時)
//==================
#endregion(4:全体)
//=========================
#region(5:屍鬼大行進)
//==================
#region(5:開始時)
ファー
 ――なんだよ、こんな所に連れてきて。
 あ、もしかして手合わせでもしてくれんのか!?
 ちょうどいい、最近俺も腕が鈍ってた所だんだ!
 
 早速頼むぜ、ナタクッ!!
ナタク
 ……ファー、やはり君は血の気が多すぎる。
 僅かに残る邪気の影響か、元々の性格なのか。
 その判断はつかないけれども。
 
 この神仙郷で修行を積めば、その闘争心も
 少しは抑えられ……誰だい、そこのいるのは!
屍解仙
 カッカッカ! やはり隠れても無駄か。
 まさかここで貴様等に出会うとはのう。
 道士ナタク、それに我らが同胞『美猿王』よ!
アンナ
 あれは屍解仙! 何故この地に……いえ、
 それよりも同胞、美猿王とは……もしや、
 ファーさんのことですか?
屍解仙
 さよう、そやつは我ら邪仙郷の仙人が一人。
 目覚めておるのは知っておったが、よもや
 貴様らと行動を共にしておるとはな……。
 
 さぁ、此方に来るのだ。我らと共にいれば、
 またあの頃のように思うまま、気の向くままに
 好きなだけその力を振るわせてやろう。
ファー
 …………。
ナタク
 駄目だファー、ヤツの言葉に耳を貸すな。
 君はもう、昔の君じゃないんだろう。
屍解仙
 ……どうした、はよこんか。
 そうじゃ、お主の好きなバナナもあるぞ。
ナタク
 ファー、聞くんじゃない!
ファー
 ……あぁー、ゴチャゴチャうるせぇ!
 邪仙だかなんだか知らねーが、俺はファーだ!
 それ以外でもなんでもねーっても!!
屍解仙
 くぅっ……記憶を失ったと聞いておったが、ここまで
 ふ抜けておるとは……えぇいこうなれば、力ずくでも
 連れていくまでじゃ! 行けい、キョンシー達よ!
アンナ
 王子、屍解仙の好きにさせる訳には参りません。
 戦闘のご指示をお願いします!!
#endregion(5:開始時)
//==================
#region(5:終了時)
屍解仙
 ぐ、ぐぬぅ、ここは一旦退かねばならぬか……ふん、
 だが既にここでの目的は果たした。
 
 厄介じゃったこの地の連中も、既に我らの手中。
 最後に笑うのは、我ら邪仙郷よ!
 カッカッカ! では、さらばじゃ!!
ファー
 おい、待ちやがれ!
ナタク
 待てファー、追うのは危険だ。
 それも奴の策かもしれない。
屍解仙
 (ちっ、勘の良い奴め……だが、追ってこぬというなら
 悠々と帰らせてもらおうかのう。カッカッカ!)
ファー
 お、おい、逃げられちまったぞ!
ナタク
 辺りから、仙人の気が一切感じられない。
 どうやら奴の言っていた事は本当のようだ。
 
 仙人達がやすやすと手に落ちるとも思いにくい。
 きっと、何か汚い罠にでもはめられたんだろう。
 だから、追うのは危険だと判断した。
ファー
 ……ちっ! あのヤロー、次に会ったら
 絶対にぶっ飛ばしてやっからな!!
ナタク
 神仙郷が奴らの手に落ちるとは……。
 ファーの邪気を取り払おうと思ったが、
 今はそれ所ではなさそうだね。
 
 人の子らよ、すまないが
 ボクの頼みを聞いてはくれないか。
アンナ
 頼みですか?
ナタク
 再び邪仙がファーを狙わないとも限らない。
 どうかファーを守ってやってはくれないだろうか。
 聞いた通り、ファーは元々邪仙。だが、君達といれば……。
アンナ
 ……ファーさんは大事な仲間、
 守るのは当然の事です。その程度の事でしたら、
 頼まれる程の事ではありませんよ。
ナタク
 ……ファーが出会ったのが君達で、本当に良かった。
 それじゃ、ボクは行くとするよ。ファーも、
 その人達をあまり困らせてはいけないよ。
ファー
 わーってるよ! ……ったくお前は俺の保護者かっての。
 けどま、大事な仲間……悪くない響きだ。安心しな、
 邪仙郷なんてオレが全員ぶっ飛ばしてやるよっ!
アンナ
 はい、期待していますね、ファーさん。
 王子も何かとお疲れでしょう、ひとまずは戻り
 ゆっくりと休まれてください。お疲れ様でした。
#endregion(5:終了時)
//==================
#endregion(5:全体)
//=========================
#region(6:操られし英霊)
//==================
#region(6:開始後)
妖天君
 ホホッ! 流石は歴戦の戦士達の眠る地。
 上質な魂ばかりで目移りしちゃうヨ。
レシア
 ――そこまでだっ!
妖天君
 ホ?
レシア
 ここ最近、何やら森が騒がしいと思えば。
 英霊達の眠りを妨げているのはお前か。
 
 どうやら吸魂の力が使えるようだが、英霊の魂は
 お前のような者が好きにして良いものではない。
 魂を戻し、早々に立ち去れ!
妖天君
 吸魂の力? ……あぁ、魂の真似事が出来る
 児戯みたいな術の事かい。ボクの宝貝『落魂陣』を
 その程度の術と一緒にしないで欲しいネェ。
 
 ボクの落魂陣なら魂の操作は自由自在。
 魂の欠片でもあれば現身を与える事も出来るのサ。
 まぁ、ボクの人形としてだけどネ! ホホッ!!
レシア
 英霊達に何という冒涜……そのような行い、
 見過ごすわけにはいかんッ!
リコラ
 ――お待たせレシア、
 皆をつれてきたよ!
ケイティ
 連絡ありがとうございます。
 ……森を騒がせている者とは、
 妖天君の事でしたか。
レシア
 皆、来てくれたか!
アンナ
 ここは英霊の魂が眠る聖なる森。邪な気持ちを抱く
 仙人の好きにさせるわけにはいきません。
 王子、戦闘の準備をお願いします!
#endregion(6:開始後)
//==================
#region(6:終了時)
ケイティ
 ――妖天君には逃げられましたか。
 相変わらず、逃げ足の速い奴ですね。
レシア
 皆のお陰で助かった。
 これでまた、英霊達の魂も
 静かに眠る事が出来るはずだ。
アンナ
 礼には及びませんよ。
 ここは戦いで散った者の魂を尊ぶ大切な地。
 あのような者の好きにさせる訳にはいきません。
リコラ
 英霊の魂を操って人形にしちゃうなんて、
 敬意の欠片も持たない最低な奴ね。
 次は絶対逃がさないんだから!
アンナ
 また何かありましたら呼んでください。
 いつでも駆け付けますので。
 
 それでは王子、戻りましょうか。
#endregion(6:終了時)
//==================
#endregion(6:全体)
//=========================
#region(7:風を操る者)
//==================
#region(7:開始時)
アンナ
 ――だいぶ欠片も集まりましたね。
 一刻も早く風神を止める必要があります。
 皆さん、急ぎましょう!
ユリアン
 その前に、念の為確認しておくけどよ。
 風神を弱めてどうすんだ。
 ぶったぎっちまっていいのか?
フーコ
 …………!
ユリアン
 嬢ちゃんの前で話す事じゃないかもな。
 けどよ、ハッキリさせておかねーと、
 いざってときどうなるか判らねーぞ。
イロハ
 …………。
アンナ
 それは……。
フーコ
 ……父様のしたことは知ってる。
 人間達にとって許せる事じゃないって事は、
 判ってるつもり……。
 
 ……だから、どうするかは王子達に任せる。
 どんな結果になっても、操られ、父様の
 誇りと尊厳を傷つけられるよりはきっと――
一目連
 ――既に風神を取り戻した気でいるとは。
 呑気なものだな。
#endregion(7:開始時)
//==================
#region(7:戦闘中)
フーコ
 一目連? ……もしかして、
 父様を助けに来てくれたの?
ユリアン
 ……嬢ちゃん下がってな。この殺気、
 とても幼馴染に向けるもんとは思えねぇ。
 あんた、やる気まんまんみてーだな。
一目連
 話が早くて助かる。
 この地は俺に任せられているんでな、
 そう易々と風神を解放される訳にはいかない。
 
 俺の宝貝『風コウ陣』は風神の力で強化されている。
 悪いが力の加減は出来そうにもない。
 全力で来い……でないと怪我では済まんぞ。
フーコ
 そんな……一目連……どうして……。
アンナ
 フーコさん、一目連さんは本気のようです。
 王子、戦闘のご用意を!
#endregion(7:戦闘中)
//==================
#region(7:戦闘中)
 『風を操る者』の一目連は
 ダメージを受けると
 強烈な反撃を行います。
 拠点には向かわず、しばらくすると
 戦場からいなくなります。
 
 倒さなくても★の評価には
 影響しません。
#endregion(7:戦闘中)
//==================
#region(7:終了時)
風神
 ――ウゴアアアアアァァァッ!!
ユリアン
 ちっ! 風神の野郎、
 完全に我を忘れてやがる!
 あの傷でまだ動けんのかよ!
ケイティ
 フーコさん、我々が風神の動きを
 止めますので、早く!
フーコ
 うん、ありがとう……。
 お願い、お父様……どうか、
 どうか目を覚まして!!
風神
 ウ……グゥッ!! …………こ……ここは
 ……いや……そうか……ワシは、
 奴に…………グゥッ!
アンナ
 酷く衰弱しています。
 このままでは……――
兵士
 ――報告! 妖怪の群れが、
 再び接近してきているとの事です!!
ユリアン
 ……一息つくにはまだ早ぇみたいだな。
ケイティ
 王子、妖怪の群れとは少し距離があるようです。
 僅かな時間とはなりますが、次の戦闘に備え
 ご休息頂ければと思います。
#endregion(7:終了時)
//==================
#endregion(7:全体)
//=========================
#region(8:風雲急を告げる風)
//==================
#region(8:開始時)
兵士
 ――報告、妖怪の群れが
 間もなく交戦距離に入ります!
ケイティ
 各員、戦闘用意!
アンナ
 王子、戦闘のご指示をお願いします!!
#endregion(8:開始時)
//==================
#region(8:戦闘中)
妖天君
 ――あぁッ、ボクの風神が……せっかく
 落魂陣で操ったっていうのに。
 本当に、キミ達は邪魔ばかりしてくれるネェ!
 
 それに、みすみす風神を奪われてしまうなんて。
 華の国で強者として名を馳せた、
 キミらしくもないネ、東天君。
一目連
 …………ふん。
フーコ
 一目連……どうしてそんな奴と……。
妖天君
 ……一目連? どこかで聞き覚えが……あぁ、
 キミの古い名前じゃないカ、東天君。懐かしいネェ、
 通天教主様の下に来たばかりのキミを思い出すヨ。
 
 そういえば、此処はキミの故郷だったネェ。
 もしかして、あの娘は知り合いかイ?
一目連
 そこで倒れている風神の娘だ。
 ……ただの古い顔馴染みに過ぎない。
 今の俺にはどうでもいい存在だ。
フーコ
 …………ッ!
妖天君
 風神の娘? ……なるほどネェ。
 東天君、キミは風神の一族と
 よっぽど因縁が深いんだネ。
一目連
 ……。
妖天君
 まぁいいカ。キミの『風コウ陣』の力も
 弱まってしまったようだし。
 ボクも手伝う必要がありそうだネ。
 
 東の国を手に入れるのは、通天教主様のご命令。
 手をぬいたりはしないでくれヨ? 通天教主様より賜った、
 「東」天君の名に恥じない様にネェ。
一目連
 ……誰に物を言っている。お前の方こそ、
 吹き飛ばされないよう精々気を付けておくんだな。
 ……行くぞ!
#endregion(8:戦闘中)
//==================
#region(8:終了時)
一目連
 このままではらちが明かないな。
 おい、ここは一旦退くぞ。
妖天君
 その方が良さそうだネェ。
 っと、その前に――ホホイッ!
風神
 ――ウグゥッ!?
 …………ガハッ。
フーコ
 お、お父様ッ!!
一目連
 あの傷ではもう助からないな……
 ……生かしておけば、
 利用価値もあったんじゃないのか。
妖天君
 ボクにとっては魂だけの方が利用しやすいからネェ。
 キミが風神の力を使う為、生かしておいただけサ。
 利用できないなら、当初の予定通り殺すだけだヨ。
一目連
 ……そうか。
ユリアン
 ……おい、一目連。
 幼馴染の親父をやっておいて、
 何とも思わねぇのかよ。
一目連
 ……死ぬのはそいつが弱かったからに過ぎない。
 弱者にかける情などない……それと勘違いするな、
 一目連などと弱い妖怪は、もういない。
東天君
 ここにいるのは華の国の仙人、
 十天君が一人東天君だ。憶えておけ。
 ……妖天君、戻るぞ。
妖天君
 ホホイッ。
ユリアン
 てめぇら、待ちやがれッ!
ケイティ
 お待ちくださいユリアンさん、
 鬼門の中を追うのは危険です!
 それよりも、今は……。
フーコ
 お父様…………。
アンナ
 ……今は、そっとしておきましょう。
 
 王子、仙人達がこの地の支配を目論んでる以上、
 彼女を一人にしておくのは危険ではないでしょうか。
 彼女の今後を考える必要がありそうです。
#endregion(8:終了時)
//==================
#region(8:終了後 (ホーム画面にて))
フーコ
 ……王子、久しぶり。
 この間は、お礼を言えなかったから。
 改めて、お礼を言いに来た。
 
 奴らの手から、父様を解放してくれてありがとう。
 それと、行く当てのなくなった私を仲間に
 入れてくれた事も……本当にありがとう。
 
 父様の思う所は判らない……でも、
 あんな奴らの良いようにされるよりは、
 良かったって……そう思う。
 
 皆と一緒にいる事は、父様が望む事じゃないかも
 しれない。でも私は、助けてくれた皆と一緒にいたい。
 それに、父様のしたことの償いをしなきゃ……。
 
 ……ううん、本当は、皆といれば父様の仇を
 討てるかもって、そう思ってる。
 
 ……自分の事ばっかりでごめん。
 でも私、父様をあんな目に合わせた連中、
 絶対に許せないよ。
 
 もちろん、皆に感謝してるのは本当。
 皆の為なら、なんだって協力するから。
 
 何かあったらいつでも呼んで。
 これからよろしくね、王子。
#endregion(8:終了後 (ホーム画面にて))
//==================
#endregion(8:全体)
//=========================
#region(9:雪山の白兎)
//==================
#region(9:開始時)
???
 うぅ〜ん、この辺りの筈なんだけどな〜。
 おっかしいなぁ〜。
 
 もぅ、どこにいるのよ「王子」とかいう人は!
 このままじゃ私、
 遭難しちゃい「そうなん」だけど……。
 
 遭難しちゃいそうなんって……ぷふっ!
 我ながら今日も冴えわたってるわねぇ〜♪
 あぁ〜、ここにお客さんでもいてくれたらなぁ……。
ギガース
 ――何故このような所に人間が。
 もしや、我らの目的に感付いたか。
 おい、そこの娘。
???
 ……え? 何今の声……って、
 で……デカッ! 何あれ巨人!?
 お、お願い食べないで〜〜!!
ギガース
 誰が貴様のような変な恰好をした者を食うか!
 ……我らを知らぬという事は、
 ただの思い過ごしか。
 
 だが、ここにいた事を知られては厄介だ。
 念の為、叩き潰しておくとしよう。
???
 ちょちょちょっと! ま、待って――
ケイティ
 ――そこの方、もう大丈夫です、ご安心ください。
 ……王子、報告にあった巨人の痕跡とは、
 どうやらギガースの事だったようですね。
???
 良かった助けが……って、
 あなた達も疲れてるみたいじゃない!
 ちょっとちょっと、そんなんで大丈夫なの!?
アンナ
 す、すみません……ギガースが誰かと
 話してるのが聞こえ、
 雪道を急いできたもので。
???
 もぉ、そんなんじゃあなた達の方が
 危ないじゃない……そうだっ!
 そ〜れ、ハッスルハッスル〜♪
王子
 ハッスル……ハッスル……。
ケイティ
 これは……不思議ですね。この方の歌を
 聴いてると、行動の疲れが半減するような……
 王子、これならまたすぐに戦えそうです!
???
 良かった、また疲れた時は指示をちょうだい♪
 一回だけならもっと全力で歌えるからね!
 皆の疲れなんて吹き飛ばしちゃうんだから♪
#endregion(9:開始時)
//==================
#region(9:終了時)
アンナ
 ――あの、大丈夫ですか?
 この様な所にお一人で一体何を?
リェプル
 ありがとう、私はリェプル。
 気軽にリェプルちゃんって呼んでちょうだい♪
 
 ちょっと人探しをしてたんだけど……って、
 あぁ〜〜〜っ! もしかして、
 あなた達が王子軍!?
ケイティ
 えぇ、そうですが。
リェプル
 良かったぁ〜〜〜っ!
 やっと会えたぁ〜〜〜っ♪
 
 あなた達が魔物と戦ってるって聞いて、
 私にも何か協力できないかなって、
 ず〜っと探してたんだから♪
ケイティ
 これは嬉しい申し出ですね。リェプルさんの
 先ほどの不思議な歌、何やら疲れが和らぐ
 力があるようです。非常に心強く思います。
リェプル
 ちょっとちょっとぉ、不思議な歌なんてやめてよ!
 さっきのはハッスルソングって言うの!
 ちゃんとした私の特技なんだからね♪
ケイティ
 し、失礼しました。
リェプル
 それじゃ早速……って、
 あぁ〜〜〜〜っ!!
アンナ
 どうかなさいましたか?
リェプル
 私の商売道具、どこかに
 忘れてきちゃったみたい。
 ごめんなさい、急いで取りに戻らなきゃ。
 
 あなたたちの下に行くのは
 また今度になりそう……でも、その時はよろしくねっ!
 リェプルちゃんが、皆を笑顔にしちゃうんだから♪
アンナ
 はい、その際には是非リェプルさんの歌で
 皆を盛り上げていただければと思います。
 
 リェプルさんのお陰で元気が湧いてきましたね。
 この調子で、今後も頑張りましょう!
 王子、お疲れ様でした!
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