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暗黒騎士と聖なる森の番人
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暗黒騎士と聖なる森の番人/会話
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//会話を追加してくださる方は、 //該当部分の「#region()〜#endregion()」の文頭についた「//」を外してご利用ください。 //「===」は編集作業時の誤入力の防止用なので、残しておいてください。 // //また、キャラの名前は、文頭に(-, ,+)などを入れずにそのままで、 //セリフは「半角スペース」を入れて入力するようお願いします。 //例) //アンナ // このようにお願いします。 // // ///////////////// 緊急ミッション用:ここから ///////////////// #style(class=split){{ #region(ネタバレ注意) //========================= #region(あらすじ) 「聖なる森」が魔物に襲われているとの報告を受け、 現場に向かうとそこに一人の少女が現れて……? 「どちらにしても、 今回の襲撃はアタシ一人じゃどうにもならない。 だから王子、アタシに力を貸して!」 #endregion(あらすじ) //========================= #region(1:聖なる森の護り手) //================== #region(1:開始時) アンナ 王子、ここが「聖なる森」……。 戦いで命を落とした戦士たちの魂が 眠る場所になります。 報告によれば、この森が襲撃を受けていると いうことでしたが……。 魔物 ゲギャギャ……ッ!! 邪魔モノ、一人ノコラズ、 倒ス……ッ! ??? んもー! なんなのよあんたたちー! これ以上この森を荒らさせないんだから! アンナ 王子! どうやらまだ襲撃は続いているようです。 私たちも加勢いたしましょう! #endregion(1:開始時) //================== #region(1:終了時) ??? た、助かった……の? アンナ お怪我はありませんか? よろしければ詳しい話をお聞かせください。 #endregion(1:終了時) //================== #region(1:終了後) リコラ さっきは危ないところを助けてくれてありがとう。 アタシはあの聖なる森で番人をしている、リコラっていうの。 魔物の襲撃だけど……突然だったから アタシもよくわからないの。 確かに以前からちょくちょく魔物が迷い込むことは あったんだけど……。 でもさっきみたいにぞろぞろと来るなんて初めて。 それに今回の襲撃は、魔物が森で何かを探しているようにも 見えたっていうか……。 知っての通り、あの聖なる森は戦いで命を落とした 戦士たちの魂が集う場所……。 何かを探しているのかどうか、その真相はわからない……。 でもアタシの野生の勘では、 何者かが意図的に裏で糸を引いている……、 そんな気がしてならないの。 どちらにしても、 今回の襲撃はアタシ一人じゃどうにもならない。 だから王子、アタシに力を貸して! 番人として、聖なる森を魔物の手から守りたいの! #endregion(1:終了後) //================== #endregion(1:全体) //========================= #region(2:猛き狂戦士) //================== #region(2:開始時) ??? この森にアレがあるはず……。 何としても手に入れてみせる。 アレさえ手に入れば強力な力が我輩の手に……。 だが、ゴブリンどもでは役に立たぬ。 行け! オーク共よ!! オーク 強いやつがいるというから来てやっただけだ。 暗黒騎士デシウスとやら。 お前の部下になった覚えはない……っ。 暗黒騎士デシウス あ、わ、わかったわかったっ! そうだったな! でもまぁどんなに強い相手でも、 お前にかかればあっという間だろう! オーク ……ふん。 暗黒騎士デシウス (俺は森に身を隠してやつらを 後ろから攻撃させてもらうがな) アンナ 王子、オークがあそこに! 確か、オークは体力が半分になると狂戦士化すると 以前、兵士長が話していました。 そうなれば我々も深手を負います。お気をつけて。 #endregion(2:開始時) //================== #region(2:終了時) 暗黒騎士デシウス ま、まてまてオーク! ここで無駄な体力を使うよりも、一旦引いて 体勢を立て直した方がいいんじゃないか? な? オーク 俺に指図するな……っ! 暗黒騎士デシウス なに、慌てずとも強い奴らとはまた戦える。 オーク ……。 #endregion(2:終了時) //================== #endregion(2:全体) //========================= #region(3:森に潜む殺意) //================== #region(3:開始時) アンナ あれは……石碑……でしょうか? リコラ あの石碑は兵士たちの魂を鎮めるためのもの。 そして、悪と戦う兵士たちに、 勇気と力を与えてくれるものなの。 兵士 た、確かに……。不思議な力を感じます。 ヘクター こう……体の中から力が湧き上がるような……。 リコラ ここはソルジャーの戦士が眠る石碑。 石碑に眠る彼らの魂が、ソルジャーに力を与えて くれてるんだと思う。 暗黒騎士デシウス おや、あれは……。 あの石碑……。似ているが違うな。 ちっ、他を当たるしかないか。 オーク おい、あそこにいるやつら強そうだな。俺は戦うぞ。 強いやつと戦うことが俺のすべて……。 お前に邪魔はさせん……っ! 暗黒騎士デシウス わかったわかった! そう怒らないでくれ! 見えなかっただけなんだ! お前の好きに暴れていいさ! オーク いいぞ……ゾクゾクしてくる……。 暗黒騎士デシウス お前は強いのだから前線に立ち好きに暴れるといい! 我輩は後ろからこっそり……。 あ、いや、なんでもない! 後方支援をしよう!! オーク ……好きにしろ。俺は強いやつと戦うだけだ……! #endregion(3:開始時) //================== #region(3:終了時) 暗黒騎士デシウス 全く……。オーク共にも困ったものだ。 ここは先に進み、目的の物を見つけるのが先か……。 オーク ぐぁああ!! 俺は、まだ、まだ戦えるぞおおお!! 暗黒騎士デシウス そう興奮するなオーク。 この先におびき寄せようではないか。 オーク ぐ……っ。 暗黒騎士デシウス はぁ……。 先が思いやられるな……。 アンナ 王子、敵が逃げます! 急ぎ私たちも追いかけましょう! #endregion(3:終了時) //================== #endregion(3:全体) //========================= #region(4:狂戦士の戦列) //================== #region(4:開始時) 暗黒騎士デシウス ここも外れか……。もっと奥の方を探さねば。 オーク あれは……さっきの強いやつら……っ!! ふはははっ……また戦えるぞ……、 戦えるぞおおおッ!! 暗黒騎士デシウス ちぃっ。もう追いついてきたのか。 下手にこそこそ行くよりも、 オーク共の進軍に紛れた方が早いかもしれんな。 連中は獲物を見つけて躍起になっていることだし……。 アンナ 王子! オークたちを発見しました! 急ぎ戦闘の準備を! アルス なんだかここにいると、力が湧いてくる気が……。 バシラ どうやらあの石碑は、 アーチャーに力を与えてくれるみたいです! #endregion(4:開始時) //================== #region(4:終了時) 暗黒騎士デシウス くそ……。これじゃまともに探すこともできぬ。 オーク共なんぞ放っておいて 一旦引きたいところだが……。 オーク 逃がさぬぞ……! お前らぁああ!! 暗黒騎士デシウス アレは一体どこにあるのだ……っ。 森の奥にあるやもしれんが、この状態で行くのは……。 ぐぬぬ……。 アレさえあればこのような野蛮なヤツらを利用する 必要などないというのに……!! オーク、森の奥にもっと強い奴らがいるようだ。 そっちへ行こうじゃないか? オーク うるさい! 俺に指図するな!! ……ちっ、この森の奥に行けば 強い奴がいるんだな!? アンナ 王子! 敵が森の奥へ向かいます! 私たちも追いかけましょう! #endregion(4:終了時) //================== #endregion(4:全体) //========================= #region(5:純血の狂戦士) //================== #region(5:開始時) オーク くそっ、道に迷ったか……。 アンナ ……! 王子、前方にオークたちがっ!! オーク なんだお前たちは? 強そうだな……。 強そうな奴らと出会ったならば、俺の獲物。 逃がしはしないぞ……! #endregion(5:開始時) //================== #region(5:戦闘中) ??? ……先ほどから騒がしいな……。 一体なんなのだ……。 ほう……。道に迷って休んでいるだけだったが……、 なにやら面白いことになっているようだな。 オーク !! お騒がせして申し訳ありません……。 ??? ふん。 休憩後の運動がてら、俺たちも混ざるとするか。 オーク はっ! もちろんです! バルバストラフ あれは、ハイオークじゃな。 また厄介な奴がでてきたものじゃ。 アンナ ハイオークですか? バルバストラフ うぬ。ハイオークはオークの純血種じゃ。 それゆえ、力の凶暴さもオークとはケタ違いじゃよ。 アンナ ケタ違いだなんて……! 王子、ここは慎重に進みましょう! #endregion(5:戦闘中) //================== #region(5:終了時) アンナ どうにか倒すことができましたが、 まさかオークよりも強いハイオークまで 現れてくるなんて……。 これからの戦いは、もっと身を引き締めなければ いけませんね。 #endregion(5:終了時) //================== #endregion(5:全体) //========================= #region(6:深き場所への道) //================== #region(6:開始時) アンナ おそらくこの付近に 魔物たちがいると思われます。 どうかお気を付けください。 エレイン なんなの? ここにいると、なんだか力が湧いてくる……。 ミーシャ なんだか不思議な感じです。これは一体……。 リコラ ここはワルキューレの戦士たちの魂が眠る場所。 戦士たちの魂が、 力を与えてくれているのかもしれないね。 兵士 報告! 前方に魔物出現! アンナ 先ほどの魔物たちでしょうか。 急ぎ戦闘の準備を! #endregion(6:開始時) //================== #region(6:終了時) リコラ それにしても、 こんな森の奥まで魔物が入り込むなんて、 やっぱり何かを探しているのかな? ここには英霊たちが眠っているだけで、 魔物が欲しがるものなんてないはずだけど……。 アンナ 何か重要なものがこの地にあるのかもしれません。 とにかく先を急ぎましょう。 エミリア こちらから剣戟が聞こえてきたが、 いったい何事だ!? むっ、立ち去った後か……。 戦士たちの魂の眠る聖なる地で、 争いが起こるなど許すわけにはいかない! 戦乙女として絶対に止めなければ……! #endregion(6:終了時) //================== #endregion(6:全体) //========================= #region(7:新たなるオーク) //================== #region(7:開始時) 兵士 報告! 前方に敵を発見! アンナ こんな森の深くまで……。 王子、急ぎ戦闘の準備を! ダン この湧き上がる力……!! うおおお!! 敵なんざこの拳で蹴散らしてやるぜ!! ジーナ ちょっとそれあたしのセリフ!! でもたしかにこの力、体がうずうずしてくる……!! きっとあの石碑のおかげだね! 暗黒騎士デシウス ちぃっ、もう追いつかれたか。 オークよ。ご所望の強い奴が来たぞ。 オーク 来たか……。待ちくたびれるところだった。 魔術師も合流したことだし、 ここからはもっと楽しい戦いになるだろう……。 暗黒騎士デシウス お前たちの強さは誰もが恐れをなすほど。 思う存分戦うといい。 どれ。我輩は近くの道を行く。 オークたちは他の道を抑えておいてくれないか? オーク 任せろ。 暗黒騎士デシウス (さすがはこの我輩。 もはやオークなど我輩の手の内よ) (やはり我輩には統率する力が備わっている。 あとはアレさえあれば……) #endregion(7:開始時) //================== #region(7:終了時) リコラ 撃退はできたけど、 やっぱり敵の目的は見えないままだね。 アンナ とはいえこのまま見過ごすわけにもいきません。 王子、先へ進みましょう。 #endregion(7:終了時) //================== #endregion(7:全体) //========================= #region(8:戦乙女の怒り) //================== #region(8:開始時) アンナ 王子! 魔物たちがいます! ロイ ほう……。これはなんとも不思議だ。 どうやらここは私たちメイジに 力を与えてくれるようだぞ。 魔術師 まるで泉のように魔力が湧き出てくる……! 暗黒騎士デシウス 喜べ。再び強い奴らがやって来たようだぞ。 オークの力をもってすれば、 倒すことなど造作もないだろう? オーク 強いやつは俺の獲物だ。 すべて倒す……! 暗黒騎士デシウス さすがはオークだ! その力を存分に振るうがよかろう。 (その隙に我輩は先へ急がせてもらうがな) #endregion(8:開始時) //================== #region(8:戦闘中) エミリア 私の名はエミリア。 この地に眠る戦士たちを天界へ導くものだ。 ここで争うことは、 静かに眠る戦士たちへの冒涜であり、 何者であろうと討伐する。 #endregion(8:戦闘中) //================== #region(8:終了時) アンナ ……というわけで、私たちはここの森を守るために 来たんです。 エミリア なるほど、そういうことだったのか。 早とちりしてしまって、すまなかったな。 アンナ これからどうされるんですか? エミリア 私は他の場所を巡回する。 悪いがここでお別れだ。 アンナ わかりました……。 どうかお気をつけて。 #endregion(8:終了時) //================== #endregion(8:全体) //========================= #region(9:オークの誇り) //================== #region(9:開始時) アンナ もう逃げられません! 魔物たちを先導していたのはあなたですね? 暗黒騎士デシウス ぐ……。さっきから我輩の邪魔をしよって……。 貴様ら何者だ! アンナ 私たちは英雄の末裔の王子が率いる軍です。 降参、していただけますね? 暗黒騎士デシウス なに! あの噂の英雄の末裔の……。 わ、わかった! 降参しよう! この森ではちょっと探し物をしていただけなんだ! アンナ 一体何を探していたんですか? 暗黒騎士デシウス 団長の証だ。暗黒騎士団のな。 アンナ 団長の証? リコラさん何かご存じですか? リコラ ううん、分からない。 でも、この地には沢山の名もなき戦士たちが眠ってて、 彼らの遺品も供えられているから、もしかしたら……。 暗黒騎士デシウス (今のうちだ……!) ハッ、馬鹿め! 誰が貴様らなどに降参するものか! オークなどに頼らずとも、証さえあれば…… 我輩は新たな暗黒騎士団を結成する事ができるのだ! リコラ あっ、逃げた!! オーク 全く、何とも情けなく愚かなものよ。 強き者を前にして、戦わず逃げるなど……。 もはや呆れる。 だが……弱く目障りな奴がいなくなったおかげで、 むしろ戦いに専念できるというもの。 さぁ、強きものよ。俺と戦え! アンナ 王子! こちらに向かってきます! リカルド 力が溢れてきているぞ……。 ただでさえ隙のない俺が、さらに強く! サビーネ こんな感覚初めてだ……。 魔法剣士の石碑のお陰だな。 それからお前、前のボタンを掛け間違えているぞ。 リカルド ……ぁあっ! #endregion(9:開始時) //================== #region(9:終了時) オーク 実に楽しい戦いだった。 機会があればまたいずれ会おう。 アンナ ……オークが去って行きます。 ひとまずこの森は安全になりましたね。 リコラ 本当にありがとうっ! この森に眠る戦士の魂も きっと安心して眠れるに違いないわ。 アンナ では、王子。城に帰りましょうか。 暗黒騎士デシウス くそっ。何とか逃げ切れたからいいものの……。 証を……、 『団長』の証さえあれば力を手に入れることが 出来たというのに……ッ!! #endregion(9:終了時) //================== #endregion(9:全体) //========================= #region(10:探し求めるもの) //================== #region(10:開始時) ハイオーク くくくっ……。森の中をさまよい歩いていたが、 どうやら逆に幸運に当たったようだ。 ユリナ まさかこんなところでハイオークに出会うとはな。 エルヴァ 団長のお墓参りに来たってだけなのに。 団長の心がアタシたちに呼びかけたのかしら? ハイオーク お前たち、強そうだな……。 暇ならば俺の相手でもしてもらおうか? ん? あそこに刺さっているあの剣、なにやら強そうだな。 俺が勝ったあかつきには、それをいただくとしようか。 エルヴァ ちょっとちょっと。 残念だけど、団長の剣をそう易々と 渡す訳にはいかないわ。 アンナ 王子、こちらです! あそこにハイオークが! ユリナ あなた方は……。 アンナ よろしければ一緒に戦ってくれませんか? 相手はハイオーク。油断できません。 エルヴァ わかったわ。 団長の前で無様に負ける訳にはいかないしね。 ユリナ 勝利を団長への手向けとしよう。 エルヴァ 元暗黒騎士を舐めないことね。 #endregion(10:開始時) //================== #region(10:戦闘中) 暗黒騎士デシウス よ、ようやく開けた場所にでたぞ……。 ぜぇ……ぜぇ……。 ん? あそこに見えるのは……まさか団長の証! ついに見つけたぞ!! ふはは!! これでいよいよ我輩も大いなる力を……!! だが王子とハイオークどもまでいるとは…… こうなったら奴らの戦闘の隙をついて団長の証を 奪うまでだ! そしてあの証が持つ力を使い、自らが団長となって 新しい『暗黒騎士団』を作るのだ!! #endregion(10:戦闘中) //================== #region(10:終了時) エルヴァ 団長、この勝利あんたにあげるよ。 ユリナ 安らかに……。 アンナ 何とか撃退できました。 ひとまずこの場は収まったようです。 参りましょう、王子。 暗黒騎士デシウス ……くそっ! くそっ! あともう少しだったというのに……っ!! おのれ王子……ッ!! おのれぇッ……!! ??? いやはや。実に面白いものを見せてもらったよ。 暗黒騎士デシウス あなたは……! ??? 君の力への渇望が私を呼び寄せたようだね。 目的のためなら手段を選ばないその美しい姿。 拝見させてもらったよ。 君は見込みがあるね。 よし。ならば新しい団長の証を作ってあげようかね。 暗黒騎士デシウス 本当ですか……! ??? それがあれば、君の元には すぐに新しい暗黒騎士たちが集まるだろう。 前の団長もなかなか愉快なものだったけど、 君はまた違った面白さがありそうだね。 期待しているよ? #endregion(10:終了時) //================== #endregion(10:全体) //========================= // // #endregion(ネタバレ注意:緊急) }} #style(class=split_r){{ &edit{編集}; }} #clear
//会話を追加してくださる方は、 //該当部分の「#region()〜#endregion()」の文頭についた「//」を外してご利用ください。 //「===」は編集作業時の誤入力の防止用なので、残しておいてください。 // //また、キャラの名前は、文頭に(-, ,+)などを入れずにそのままで、 //セリフは「半角スペース」を入れて入力するようお願いします。 //例) //アンナ // このようにお願いします。 // // ///////////////// 緊急ミッション用:ここから ///////////////// #style(class=split){{ #region(ネタバレ注意) //========================= #region(あらすじ) 「聖なる森」が魔物に襲われているとの報告を受け、 現場に向かうとそこに一人の少女が現れて……? 「どちらにしても、 今回の襲撃はアタシ一人じゃどうにもならない。 だから王子、アタシに力を貸して!」 #endregion(あらすじ) //========================= #region(1:聖なる森の護り手) //================== #region(1:開始時) アンナ 王子、ここが「聖なる森」……。 戦いで命を落とした戦士たちの魂が 眠る場所になります。 報告によれば、この森が襲撃を受けていると いうことでしたが……。 魔物 ゲギャギャ……ッ!! 邪魔モノ、一人ノコラズ、 倒ス……ッ! ??? んもー! なんなのよあんたたちー! これ以上この森を荒らさせないんだから! アンナ 王子! どうやらまだ襲撃は続いているようです。 私たちも加勢いたしましょう! #endregion(1:開始時) //================== #region(1:終了時) ??? た、助かった……の? アンナ お怪我はありませんか? よろしければ詳しい話をお聞かせください。 #endregion(1:終了時) //================== #region(1:終了後) リコラ さっきは危ないところを助けてくれてありがとう。 アタシはあの聖なる森で番人をしている、リコラっていうの。 魔物の襲撃だけど……突然だったから アタシもよくわからないの。 確かに以前からちょくちょく魔物が迷い込むことは あったんだけど……。 でもさっきみたいにぞろぞろと来るなんて初めて。 それに今回の襲撃は、魔物が森で何かを探しているようにも 見えたっていうか……。 知っての通り、あの聖なる森は戦いで命を落とした 戦士たちの魂が集う場所……。 何かを探しているのかどうか、その真相はわからない……。 でもアタシの野生の勘では、 何者かが意図的に裏で糸を引いている……、 そんな気がしてならないの。 どちらにしても、 今回の襲撃はアタシ一人じゃどうにもならない。 だから王子、アタシに力を貸して! 番人として、聖なる森を魔物の手から守りたいの! #endregion(1:終了後) //================== #endregion(1:全体) //========================= #region(2:猛き狂戦士) //================== #region(2:開始時) ??? この森にアレがあるはず……。 何としても手に入れてみせる。 アレさえ手に入れば強力な力が我輩の手に……。 だが、ゴブリンどもでは役に立たぬ。 行け! オーク共よ!! オーク 強いやつがいるというから来てやっただけだ。 暗黒騎士デシウスとやら。 お前の部下になった覚えはない……っ。 暗黒騎士デシウス あ、わ、わかったわかったっ! そうだったな! でもまぁどんなに強い相手でも、 お前にかかればあっという間だろう! オーク ……ふん。 暗黒騎士デシウス (俺は森に身を隠してやつらを 後ろから攻撃させてもらうがな) アンナ 王子、オークがあそこに! 確か、オークは体力が半分になると狂戦士化すると 以前、兵士長が話していました。 そうなれば我々も深手を負います。お気をつけて。 #endregion(2:開始時) //================== #region(2:終了時) 暗黒騎士デシウス ま、まてまてオーク! ここで無駄な体力を使うよりも、一旦引いて 体勢を立て直した方がいいんじゃないか? な? オーク 俺に指図するな……っ! 暗黒騎士デシウス なに、慌てずとも強い奴らとはまた戦える。 オーク ……。 #endregion(2:終了時) //================== #endregion(2:全体) //========================= #region(3:森に潜む殺意) //================== #region(3:開始時) アンナ あれは……石碑……でしょうか? リコラ あの石碑は兵士たちの魂を鎮めるためのもの。 そして、悪と戦う兵士たちに、 勇気と力を与えてくれるものなの。 兵士 た、確かに……。不思議な力を感じます。 ヘクター こう……体の中から力が湧き上がるような……。 リコラ ここはソルジャーの戦士が眠る石碑。 石碑に眠る彼らの魂が、ソルジャーに力を与えて くれてるんだと思う。 暗黒騎士デシウス おや、あれは……。 あの石碑……。似ているが違うな。 ちっ、他を当たるしかないか。 オーク おい、あそこにいるやつら強そうだな。俺は戦うぞ。 強いやつと戦うことが俺のすべて……。 お前に邪魔はさせん……っ! 暗黒騎士デシウス わかったわかった! そう怒らないでくれ! 見えなかっただけなんだ! お前の好きに暴れていいさ! オーク いいぞ……ゾクゾクしてくる……。 暗黒騎士デシウス お前は強いのだから前線に立ち好きに暴れるといい! 我輩は後ろからこっそり……。 あ、いや、なんでもない! 後方支援をしよう!! オーク ……好きにしろ。俺は強いやつと戦うだけだ……! #endregion(3:開始時) //================== #region(3:終了時) 暗黒騎士デシウス 全く……。オーク共にも困ったものだ。 ここは先に進み、目的の物を見つけるのが先か……。 オーク ぐぁああ!! 俺は、まだ、まだ戦えるぞおおお!! 暗黒騎士デシウス そう興奮するなオーク。 この先におびき寄せようではないか。 オーク ぐ……っ。 暗黒騎士デシウス はぁ……。 先が思いやられるな……。 アンナ 王子、敵が逃げます! 急ぎ私たちも追いかけましょう! #endregion(3:終了時) //================== #endregion(3:全体) //========================= #region(4:狂戦士の戦列) //================== #region(4:開始時) 暗黒騎士デシウス ここも外れか……。もっと奥の方を探さねば。 オーク あれは……さっきの強いやつら……っ!! ふはははっ……また戦えるぞ……、 戦えるぞおおおッ!! 暗黒騎士デシウス ちぃっ。もう追いついてきたのか。 下手にこそこそ行くよりも、 オーク共の進軍に紛れた方が早いかもしれんな。 連中は獲物を見つけて躍起になっていることだし……。 アンナ 王子! オークたちを発見しました! 急ぎ戦闘の準備を! アルス なんだかここにいると、力が湧いてくる気が……。 バシラ どうやらあの石碑は、 アーチャーに力を与えてくれるみたいです! #endregion(4:開始時) //================== #region(4:終了時) 暗黒騎士デシウス くそ……。これじゃまともに探すこともできぬ。 オーク共なんぞ放っておいて 一旦引きたいところだが……。 オーク 逃がさぬぞ……! お前らぁああ!! 暗黒騎士デシウス アレは一体どこにあるのだ……っ。 森の奥にあるやもしれんが、この状態で行くのは……。 ぐぬぬ……。 アレさえあればこのような野蛮なヤツらを利用する 必要などないというのに……!! オーク、森の奥にもっと強い奴らがいるようだ。 そっちへ行こうじゃないか? オーク うるさい! 俺に指図するな!! ……ちっ、この森の奥に行けば 強い奴がいるんだな!? アンナ 王子! 敵が森の奥へ向かいます! 私たちも追いかけましょう! #endregion(4:終了時) //================== #endregion(4:全体) //========================= #region(5:純血の狂戦士) //================== #region(5:開始時) オーク くそっ、道に迷ったか……。 アンナ ……! 王子、前方にオークたちがっ!! オーク なんだお前たちは? 強そうだな……。 強そうな奴らと出会ったならば、俺の獲物。 逃がしはしないぞ……! #endregion(5:開始時) //================== #region(5:戦闘中) ??? ……先ほどから騒がしいな……。 一体なんなのだ……。 ほう……。道に迷って休んでいるだけだったが……、 なにやら面白いことになっているようだな。 オーク !! お騒がせして申し訳ありません……。 ??? ふん。 休憩後の運動がてら、俺たちも混ざるとするか。 オーク はっ! もちろんです! バルバストラフ あれは、ハイオークじゃな。 また厄介な奴がでてきたものじゃ。 アンナ ハイオークですか? バルバストラフ うぬ。ハイオークはオークの純血種じゃ。 それゆえ、力の凶暴さもオークとはケタ違いじゃよ。 アンナ ケタ違いだなんて……! 王子、ここは慎重に進みましょう! #endregion(5:戦闘中) //================== #region(5:終了時) アンナ どうにか倒すことができましたが、 まさかオークよりも強いハイオークまで 現れてくるなんて……。 これからの戦いは、もっと身を引き締めなければ いけませんね。 #endregion(5:終了時) //================== #endregion(5:全体) //========================= #region(6:深き場所への道) //================== #region(6:開始時) アンナ おそらくこの付近に 魔物たちがいると思われます。 どうかお気を付けください。 エレイン なんなの? ここにいると、なんだか力が湧いてくる……。 ミーシャ なんだか不思議な感じです。これは一体……。 リコラ ここはワルキューレの戦士たちの魂が眠る場所。 戦士たちの魂が、 力を与えてくれているのかもしれないね。 兵士 報告! 前方に魔物出現! アンナ 先ほどの魔物たちでしょうか。 急ぎ戦闘の準備を! #endregion(6:開始時) //================== #region(6:終了時) リコラ それにしても、 こんな森の奥まで魔物が入り込むなんて、 やっぱり何かを探しているのかな? ここには英霊たちが眠っているだけで、 魔物が欲しがるものなんてないはずだけど……。 アンナ 何か重要なものがこの地にあるのかもしれません。 とにかく先を急ぎましょう。 エミリア こちらから剣戟が聞こえてきたが、 いったい何事だ!? むっ、立ち去った後か……。 戦士たちの魂の眠る聖なる地で、 争いが起こるなど許すわけにはいかない! 戦乙女として絶対に止めなければ……! #endregion(6:終了時) //================== #endregion(6:全体) //========================= #region(7:新たなるオーク) //================== #region(7:開始時) 兵士 報告! 前方に敵を発見! アンナ こんな森の深くまで……。 王子、急ぎ戦闘の準備を! ダン この湧き上がる力……!! うおおお!! 敵なんざこの拳で蹴散らしてやるぜ!! ジーナ ちょっとそれあたしのセリフ!! でもたしかにこの力、体がうずうずしてくる……!! きっとあの石碑のおかげだね! 暗黒騎士デシウス ちぃっ、もう追いつかれたか。 オークよ。ご所望の強い奴が来たぞ。 オーク 来たか……。待ちくたびれるところだった。 魔術師も合流したことだし、 ここからはもっと楽しい戦いになるだろう……。 暗黒騎士デシウス お前たちの強さは誰もが恐れをなすほど。 思う存分戦うといい。 どれ。我輩は近くの道を行く。 オークたちは他の道を抑えておいてくれないか? オーク 任せろ。 暗黒騎士デシウス (さすがはこの我輩。 もはやオークなど我輩の手の内よ) (やはり我輩には統率する力が備わっている。 あとはアレさえあれば……) #endregion(7:開始時) //================== #region(7:終了時) リコラ 撃退はできたけど、 やっぱり敵の目的は見えないままだね。 アンナ とはいえこのまま見過ごすわけにもいきません。 王子、先へ進みましょう。 #endregion(7:終了時) //================== #endregion(7:全体) //========================= #region(8:戦乙女の怒り) //================== #region(8:開始時) アンナ 王子! 魔物たちがいます! ロイ ほう……。これはなんとも不思議だ。 どうやらここは私たちメイジに 力を与えてくれるようだぞ。 魔術師 まるで泉のように魔力が湧き出てくる……! 暗黒騎士デシウス 喜べ。再び強い奴らがやって来たようだぞ。 オークの力をもってすれば、 倒すことなど造作もないだろう? オーク 強いやつは俺の獲物だ。 すべて倒す……! 暗黒騎士デシウス さすがはオークだ! その力を存分に振るうがよかろう。 (その隙に我輩は先へ急がせてもらうがな) #endregion(8:開始時) //================== #region(8:戦闘中) エミリア 私の名はエミリア。 この地に眠る戦士たちを天界へ導くものだ。 ここで争うことは、 静かに眠る戦士たちへの冒涜であり、 何者であろうと討伐する。 #endregion(8:戦闘中) //================== #region(8:終了時) アンナ ……というわけで、私たちはここの森を守るために 来たんです。 エミリア なるほど、そういうことだったのか。 早とちりしてしまって、すまなかったな。 アンナ これからどうされるんですか? エミリア 私は他の場所を巡回する。 悪いがここでお別れだ。 アンナ わかりました……。 どうかお気をつけて。 #endregion(8:終了時) //================== #endregion(8:全体) //========================= #region(9:オークの誇り) //================== #region(9:開始時) アンナ もう逃げられません! 魔物たちを先導していたのはあなたですね? 暗黒騎士デシウス ぐ……。さっきから我輩の邪魔をしよって……。 貴様ら何者だ! アンナ 私たちは英雄の末裔の王子が率いる軍です。 降参、していただけますね? 暗黒騎士デシウス なに! あの噂の英雄の末裔の……。 わ、わかった! 降参しよう! この森ではちょっと探し物をしていただけなんだ! アンナ 一体何を探していたんですか? 暗黒騎士デシウス 団長の証だ。暗黒騎士団のな。 アンナ 団長の証? リコラさん何かご存じですか? リコラ ううん、分からない。 でも、この地には沢山の名もなき戦士たちが眠ってて、 彼らの遺品も供えられているから、もしかしたら……。 暗黒騎士デシウス (今のうちだ……!) ハッ、馬鹿め! 誰が貴様らなどに降参するものか! オークなどに頼らずとも、証さえあれば…… 我輩は新たな暗黒騎士団を結成する事ができるのだ! リコラ あっ、逃げた!! オーク 全く、何とも情けなく愚かなものよ。 強き者を前にして、戦わず逃げるなど……。 もはや呆れる。 だが……弱く目障りな奴がいなくなったおかげで、 むしろ戦いに専念できるというもの。 さぁ、強きものよ。俺と戦え! アンナ 王子! こちらに向かってきます! リカルド 力が溢れてきているぞ……。 ただでさえ隙のない俺が、さらに強く! サビーネ こんな感覚初めてだ……。 魔法剣士の石碑のお陰だな。 それからお前、前のボタンを掛け間違えているぞ。 リカルド ……ぁあっ! #endregion(9:開始時) //================== #region(9:終了時) オーク 実に楽しい戦いだった。 機会があればまたいずれ会おう。 アンナ ……オークが去って行きます。 ひとまずこの森は安全になりましたね。 リコラ 本当にありがとうっ! この森に眠る戦士の魂も きっと安心して眠れるに違いないわ。 アンナ では、王子。城に帰りましょうか。 暗黒騎士デシウス くそっ。何とか逃げ切れたからいいものの……。 証を……、 『団長』の証さえあれば力を手に入れることが 出来たというのに……ッ!! #endregion(9:終了時) //================== #endregion(9:全体) //========================= #region(10:探し求めるもの) //================== #region(10:開始時) ハイオーク くくくっ……。森の中をさまよい歩いていたが、 どうやら逆に幸運に当たったようだ。 ユリナ まさかこんなところでハイオークに出会うとはな。 エルヴァ 団長のお墓参りに来たってだけなのに。 団長の心がアタシたちに呼びかけたのかしら? ハイオーク お前たち、強そうだな……。 暇ならば俺の相手でもしてもらおうか? ん? あそこに刺さっているあの剣、なにやら強そうだな。 俺が勝ったあかつきには、それをいただくとしようか。 エルヴァ ちょっとちょっと。 残念だけど、団長の剣をそう易々と 渡す訳にはいかないわ。 アンナ 王子、こちらです! あそこにハイオークが! ユリナ あなた方は……。 アンナ よろしければ一緒に戦ってくれませんか? 相手はハイオーク。油断できません。 エルヴァ わかったわ。 団長の前で無様に負ける訳にはいかないしね。 ユリナ 勝利を団長への手向けとしよう。 エルヴァ 元暗黒騎士を舐めないことね。 #endregion(10:開始時) //================== #region(10:戦闘中) 暗黒騎士デシウス よ、ようやく開けた場所にでたぞ……。 ぜぇ……ぜぇ……。 ん? あそこに見えるのは……まさか団長の証! ついに見つけたぞ!! ふはは!! これでいよいよ我輩も大いなる力を……!! だが王子とハイオークどもまでいるとは…… こうなったら奴らの戦闘の隙をついて団長の証を 奪うまでだ! そしてあの証が持つ力を使い、自らが団長となって 新しい『暗黒騎士団』を作るのだ!! #endregion(10:戦闘中) //================== #region(10:終了時) エルヴァ 団長、この勝利あんたにあげるよ。 ユリナ 安らかに……。 アンナ 何とか撃退できました。 ひとまずこの場は収まったようです。 参りましょう、王子。 暗黒騎士デシウス ……くそっ! くそっ! あともう少しだったというのに……っ!! おのれ王子……ッ!! おのれぇッ……!! ??? いやはや。実に面白いものを見せてもらったよ。 暗黒騎士デシウス あなたは……! ??? 君の力への渇望が私を呼び寄せたようだね。 目的のためなら手段を選ばないその美しい姿。 拝見させてもらったよ。 君は見込みがあるね。 よし。ならば新しい団長の証を作ってあげようかね。 暗黒騎士デシウス 本当ですか……! ??? それがあれば、君の元には すぐに新しい暗黒騎士たちが集まるだろう。 前の団長もなかなか愉快なものだったけど、 君はまた違った面白さがありそうだね。 期待しているよ? #endregion(10:終了時) //================== #endregion(10:全体) //========================= // // #endregion(ネタバレ注意:緊急) }} #style(class=split_r){{ &edit{編集}; }} #clear