目次 イベント概要 データ ステージデータ 新規敵ユニット NPC 会話 攻略 白の帝国へ 思わぬ出迎え 動き出す陰謀 市街防衛戦 天使たちの企み 海上の飛空船 露見せし叛逆 帝国を護りし者 第二回合同演習 コメント 雑談 攻略情報提供 ドロップ集計
開催期間(2017/09/21〜2017/10/05) 報酬 ミッションで獲得できる☆を集めて、レアリティ「プラチナ」の「帝国騎士アリーセ」を仲間にしよう!
試練内容報酬試練内容報酬試練内容報酬 |ミッションでの合計★数が5|クラーラが仲間になる|~| | |~| | |0 |ミッションでの合計★数が6|アリーセが仲間になる|~| | |~| | |3 |ミッションでの合計★数が7|スキルレベル2|~|ミッションでの合計★数が14|スキルレベル6|~|ミッションでの合計★数が21|出撃コスト-1|0 |ミッションでの合計★数が8|スキルレベル3|~|ミッションでの合計★数が15|初期レベル20|~|ミッションでの合計★数が22|スキルレベル10|1 |ミッションでの合計★数が9|出撃コスト-1|~|ミッションでの合計★数が16|スキルレベル7|~|ミッションでの合計★数が23|出撃コスト-1|0 |ミッションでの合計★数が10|初期レベル10|~|ミッションでの合計★数が17|出撃コスト-1|~|ミッションでの合計★数が24|初期レベル40|1 |ミッションでの合計★数が11|スキルレベル4|~|ミッションでの合計★数が18|スキルレベル8|~|ミッションでの合計★数が25|初期レベル50|0 |ミッションでの合計★数が12|スキルレベル5|~|ミッションでの合計★数が19|初期レベル30|~|ミッションでの合計★数が26|フロイデ|1 |ミッションでの合計★数が13|出撃コスト-1|~|ミッションでの合計★数が20|スキルレベル9|~|ミッションでの合計★数が27|常闇の聖霊|0 追加報酬 条件報酬条件報酬条件報酬 |ミッションでの合計★数が5|ゴールドアーマー|~|ミッションでの合計★数が13|なし|~|ミッションでの合計★数が21|白金の聖霊|0 |ミッションでの合計★数が6|魔水晶x3|~|ミッションでの合計★数が14|虹の聖霊|~|ミッションでの合計★数が22|プラチナアーマー|1 |ミッションでの合計★数が7|ゴールドアーマー|~|ミッションでの合計★数が15|ゴールドアーマー|~|ミッションでの合計★数が23|虹の聖霊|0 |ミッションでの合計★数が8|金の聖霊|~|ミッションでの合計★数が16|プラチナアーマー|~|ミッションでの合計★数が24|白金の聖霊|1 |ミッションでの合計★数が9|白金の聖霊|~|ミッションでの合計★数が17|なし|~|ミッションでの合計★数が25|プラチナアーマー|0 |ミッションでの合計★数が10|魔水晶x5|~|ミッションでの合計★数が18|なし|~|ミッションでの合計★数が26|聖霊女王|1 |ミッションでの合計★数が11|プラチナアーマー|~|ミッションでの合計★数が19|魔水晶x7|~|ミッションでの合計★数が27|虹の聖霊|0 |ミッションでの合計★数が12|ゴールドアーマー|~|ミッションでの合計★数が20|なし|~|||1
|ミッションでの合計★数が5|クラーラが仲間になる|~| | |~| | |0 |ミッションでの合計★数が6|アリーセが仲間になる|~| | |~| | |3 |ミッションでの合計★数が7|スキルレベル2|~|ミッションでの合計★数が14|スキルレベル6|~|ミッションでの合計★数が21|出撃コスト-1|0 |ミッションでの合計★数が8|スキルレベル3|~|ミッションでの合計★数が15|初期レベル20|~|ミッションでの合計★数が22|スキルレベル10|1 |ミッションでの合計★数が9|出撃コスト-1|~|ミッションでの合計★数が16|スキルレベル7|~|ミッションでの合計★数が23|出撃コスト-1|0 |ミッションでの合計★数が10|初期レベル10|~|ミッションでの合計★数が17|出撃コスト-1|~|ミッションでの合計★数が24|初期レベル40|1 |ミッションでの合計★数が11|スキルレベル4|~|ミッションでの合計★数が18|スキルレベル8|~|ミッションでの合計★数が25|初期レベル50|0 |ミッションでの合計★数が12|スキルレベル5|~|ミッションでの合計★数が19|初期レベル30|~|ミッションでの合計★数が26|フロイデ|1 |ミッションでの合計★数が13|出撃コスト-1|~|ミッションでの合計★数が20|スキルレベル9|~|ミッションでの合計★数が27|常闇の聖霊|0
ステージ名★1の目安カリスマEXPG(★3)初期コスト出撃数ドロップ1ドロップ2ドロップ3ドロップ4スタミナライフ敵の数 |白の帝国へ|初級|20|150|1050|10|8|~ |一般兵A【弓】[5]判定2回|銅の聖霊|樽ビール|-|0 |~|~|1|~|~|10|25|~|~|~|~|~|0 |思わぬ出迎え|中級|30|200|1275|10|8|~ |BG見習い騎兵ミーシャ[8]|王国重歩兵ラセル[8]判定2回|花束|-|0 |~|~|2|~|~|15|55|~|~|~|~|~|0 |動き出す陰謀|上級|40|250|1500|10|8|~ |BG狂戦士フューネス[10]|BG暗殺者セシリー[10]|BG黒の聖霊|魔水晶|0 |~|~|3|~|~|10|45|~|~|~|~|~|0 |市街防衛戦|極級|50|300|2250|10|8|~ |BG砲兵パーシス[12]|BG弓兵ダニエラ[12]|BGプラチナアーマー|水晶|0 |~|~|5|~|~|10|58|~|~|~|~|~|0 |天使たちの企み|神級|70|350|3000|10|8|~ |BG金色の盾ベルナール[15]|BG堕天使ニエル[15]|BG白金の聖霊|魔水晶x2|0 |~|~|6|~|~|20|58|~|~|~|~|~|0 以下後半戦で追加 |海上の飛空船|上級|40|270|1800|10|8|~ |BG海賊ジョヴァンニ[10]|BG神官戦士ニコラウス[10]|BG金の聖霊|極上酒|0 |~|~|4|~|~|10|40|~|~|~|~|~|0 |露見せし叛逆|極級|50|300|2250|10|8|~ |BG新緑の兵士フィリス[12]|BG魔女メローネ[12]|BG魔法剣士カシス[12]|魔水晶x1判定2回|0 |~|~|5|~|~|15|55|~|~|~|~|~|0 |帝国を護りし者|神級|100|250|1800|10|8|~ |BG金の聖霊|BG白金の聖霊|BG黒の聖霊|BG技強化の聖霊(コンプ報酬)|0 |~|~|2|~|~|15|57|~|~|~|~|~|0 |第二回合同演習|神級|70|350|3000|50|8|~ |BG漆黒の射手リタ[15]|BG帝国神官戦士ルチア[15]|BG癒し手アリサ[15]|BG白金の聖霊|0 |~|~|6|~|~|50|150|~|~|~|~|~|0 ドロップするユニット横の[]内は入手時のLv 全アイテム・ユニット初回確定ドロップ
|白の帝国へ|初級|20|150|1050|10|8|~ |一般兵A【弓】[5]判定2回|銅の聖霊|樽ビール|-|0 |~|~|1|~|~|10|25|~|~|~|~|~|0
|思わぬ出迎え|中級|30|200|1275|10|8|~ |BG見習い騎兵ミーシャ[8]|王国重歩兵ラセル[8]判定2回|花束|-|0 |~|~|2|~|~|15|55|~|~|~|~|~|0
|動き出す陰謀|上級|40|250|1500|10|8|~ |BG狂戦士フューネス[10]|BG暗殺者セシリー[10]|BG黒の聖霊|魔水晶|0 |~|~|3|~|~|10|45|~|~|~|~|~|0
|市街防衛戦|極級|50|300|2250|10|8|~ |BG砲兵パーシス[12]|BG弓兵ダニエラ[12]|BGプラチナアーマー|水晶|0 |~|~|5|~|~|10|58|~|~|~|~|~|0
|天使たちの企み|神級|70|350|3000|10|8|~ |BG金色の盾ベルナール[15]|BG堕天使ニエル[15]|BG白金の聖霊|魔水晶x2|0 |~|~|6|~|~|20|58|~|~|~|~|~|0
|海上の飛空船|上級|40|270|1800|10|8|~ |BG海賊ジョヴァンニ[10]|BG神官戦士ニコラウス[10]|BG金の聖霊|極上酒|0 |~|~|4|~|~|10|40|~|~|~|~|~|0
|露見せし叛逆|極級|50|300|2250|10|8|~ |BG新緑の兵士フィリス[12]|BG魔女メローネ[12]|BG魔法剣士カシス[12]|魔水晶x1判定2回|0 |~|~|5|~|~|15|55|~|~|~|~|~|0
|帝国を護りし者|神級|100|250|1800|10|8|~ |BG金の聖霊|BG白金の聖霊|BG黒の聖霊|BG技強化の聖霊(コンプ報酬)|0 |~|~|2|~|~|15|57|~|~|~|~|~|0
|第二回合同演習|神級|70|350|3000|50|8|~ |BG漆黒の射手リタ[15]|BG帝国神官戦士ルチア[15]|BG癒し手アリサ[15]|BG白金の聖霊|0 |~|~|6|~|~|50|150|~|~|~|~|~|0
仮称行動タイプB{弱点特効}攻撃属性HP攻撃力防御力魔法耐性攻撃間隔備考対処法セフィーレ遠距離B{エンジェル}魔法全体弾発生移動・範囲魔法攻撃帝国フェンサー近接物理全体発生 補正 表記や補正についての説明は敵ユニットのページを参照
補正 表記や補正についての説明は敵ユニットのページを参照
最初から配置済み・撤退不可・編成アビリティ無効・出撃可能人数にはカウントされない(撃破されても出撃可能なユニット数は空かない)。 上記以外は味方ユニットと同様に回復や士気高揚など有効。 倒されるとミッションの★(味方ユニット死亡数0)を落としてしまう。 ▼ 2.思わぬ出迎え 名称LvHP攻撃力防御力魔法耐性射程コストクラス特性備考 |帝国錬金術士ヘルミーネ|CC25|1175|319|133|0|190|16|クラス特性|備考|0 スキル/効果再動初動 |クイックスロー (Lv5)|40秒|20.0秒|0 |40秒攻撃力1.6倍攻撃後の待ち時間をやや短縮する|~|~|1 ▼ 5.天使たちの企み 名称LvHP攻撃力防御力魔法耐性ブロックコストクラス特性備考 |帝国銀竜ヴルム|CC80|2860|576|583|5|ブロック|コスト|クラス特性|好感度30%攻撃硬直-3%|0 スキル/効果再動初動 |竜血の加護 (Lv)|秒|秒|0 |10秒全味方への攻撃を100%無効化終了後に現在HPが半減|~|~|1 ▼ 8.帝国を護りし者 名称LvHP攻撃力防御力魔法耐性射程コストクラス特性備考 |帝国軍師レオナ|CC50|965|214|121|0|180|9|クラス特性|備考|0 スキル/効果再動初動 |八卦の陣 (Lv5)|55秒|27.5秒|0 |10秒全ての味方への攻撃を75%の確率で無効化、スキル発動時に味方全員のHPが回復|~|~|1 名称LvHP攻撃力防御力魔法耐性ブロックコストクラス特性備考 |白の皇帝|50|1804|451|482|0|3R{250}|26|クラス特性|備考|0 スキル/効果再動初動 |アダマスの神器 (Lv5)|再動不可|1秒|0 |37秒攻撃力2.0倍防御力と魔法耐性無視の遠距離攻撃戦闘中1回しか使えない|~|~|1 帝国妖狐キュウビのアビリティ、白き守護霊獣の適用対象ユニット (他の、「帝国」対象のアビリティも適用される?) 自前の帝国軍師レオナと白の皇帝も配置可能であるが、アビリティ帝国の勇者が重複で加算されるかは不明
最初から配置済み・撤退不可・編成アビリティ無効・出撃可能人数にはカウントされない(撃破されても出撃可能なユニット数は空かない)。 上記以外は味方ユニットと同様に回復や士気高揚など有効。 倒されるとミッションの★(味方ユニット死亡数0)を落としてしまう。
|帝国錬金術士ヘルミーネ|CC25|1175|319|133|0|190|16|クラス特性|備考|0
|クイックスロー (Lv5)|40秒|20.0秒|0 |40秒攻撃力1.6倍攻撃後の待ち時間をやや短縮する|~|~|1
|帝国銀竜ヴルム|CC80|2860|576|583|5|ブロック|コスト|クラス特性|好感度30%攻撃硬直-3%|0
|竜血の加護 (Lv)|秒|秒|0 |10秒全味方への攻撃を100%無効化終了後に現在HPが半減|~|~|1
|帝国軍師レオナ|CC50|965|214|121|0|180|9|クラス特性|備考|0
|八卦の陣 (Lv5)|55秒|27.5秒|0 |10秒全ての味方への攻撃を75%の確率で無効化、スキル発動時に味方全員のHPが回復|~|~|1
|白の皇帝|50|1804|451|482|0|3R{250}|26|クラス特性|備考|0
|アダマスの神器 (Lv5)|再動不可|1秒|0 |37秒攻撃力2.0倍防御力と魔法耐性無視の遠距離攻撃戦闘中1回しか使えない|~|~|1
帝国騎士と叛逆の戦火/会話 ▼ ネタバレ注意 ▼ 1:白の帝国へ ▼ 1:開始時 レオナ ――もうすぐ帝国につくぞ。 そろそろ降りる準備でもしておけ。 アンナ ありがとうございますレオナさん。 わざわざ迎えに来て頂いて。 レオナ 気にするな、此度の合同演習の話を持ち出したのは 我々だ。魔物達との戦いは激化の一途をたどっている、 今は人間同士協力し合わねばならんからな。 ケイティ こちらとしても嬉しい申し出です。 帝国の方々とより強固な連携を築く絶好の機会、 良き演習となるよう我々も尽力致しましょう。 レオナ あぁ、よろしく頼む。 アンナ ……しかし、いつ見ても 帝国の飛空船とは凄いものですね。 これほどの大きさのものが空を飛ぶだなんて。 バシラ 本当ですね〜。一隻でも王国にあれば、 とっても助かるんですけど……。 レオナ ……帝国誇る技術の粋を集めた賜物だ。 そんな目をされた所で無駄だ、 そうやすやす他の国に渡す訳にはいかんさ。 バシラ うぅ〜。残念です……。 レオナ それに、ただ飛空船があったところで それだけではどうにもならんぞ。 ケイティ どういうことですか? レオナ 整備が可能な技術者や飛空船を維持する為の費用、 それに飛ばすための操縦士も必要だ。 何よりこれだけ目立つものが空を飛んでいれば―― 魔物 ――ギャギャー! レオナ 魔物達にとっては格好の標的という訳だ。 アンナ ここは私達にお任せ下さい。 王子、戦闘のご指示をお願いします! ▼ 1:終了時 バシラ なんとか片付きましたね。風の乱れで、 矢の軌道が中々予測できません……。 ケイティ 空での戦いは普段とは勝手が違いますね。 しっかりとした兵の鍛錬と、練度も必要……なるほど、 船があっても一朝一夕で使えるとはいかないようです。 レオナ そういうことだ。飛空船を使いたければ、 まずは自国で、しっかりと環境を整える事だな。 ケイティ はい。今後の課題とさせていただきます。 バシラ ……あぁ! 見えましたよ、王子。白の帝国です! レオナ どうやらついたようだな。 滞在中は案内のものをつけよう、 演習まで帝国の中でも見て回ると良い。 アンナ お気遣いありがとうございます、レオナさん。 王子、帝国の皆さんの暮らしを知る良い機会です。 折角ですので、是非色々と見て回りましょう。 ボリス おーっしおめーら、着陸態勢に入るぞ! 少し揺れっから気を付けときな! ▼ 2:思わぬ出迎え ▼ 2:開始時 メフィスト ようこそ王子、白の帝国へ。 アンナ あなたは……確か以前、 魔界武王決定戦でお見掛けした……。 レオナ 貴様が人の出迎えとは珍しいなメフィスト。 一体どういう風の吹き回しだ? メフィスト 客人を出迎えるのは人の礼儀なのだろう。 それに倣っただけに過ぎない……というのは建前だ。 まさかその者がアイギスの神器保有者とは。 全くあの時気付いていれば……私としたことが 何という無知、何という無恥な事だ。 レオナ ……相変わらず何を考えているか判らん奴め。 一応紹介しておく、こいつはメフィスト。 白の帝国で黒の軍団を束ねている……魔神だ。 メフィスト 我が名はメフィスト、真理を追い求める魔神。 知識の探求の道にあり、物質界での拠り所も 必要であったのでな。今はここに身を寄せている。 まさかアダマスだけでなくアイギスの神器の担い手にも こうして出会えようとは……この薬にしてもそうだが、 物質界とはやはりまだまだ未知に満ち溢れているな。 アンナ この薬……その手に持っている瓶の事でしょうか? メフィスト 先ほど軍の研究者から受け取ったものだ。 魔物に飲ませると力が増強する薬との事だが…… レオナ、何故このような物を開発していた事を言わん。 レオナ ……なんだその薬は? そんな薬私は知ら……待て、 瓶が既に空なのは、貴様まさか……。 魔物 ――ギャギャーッ!! ??? め、メフィストー! あなたからもらった薬、 魔物に与えたら、なんか暴走しちゃったんだけど! ってちょっと待って、だ、誰か助けてー! メフィスト なるほど、そういう事象に行き付くか。 これは中々興味深い結果だな。 レオナ ばかもん! 冷静に分析している場合か! ??? あわわわ……こ、これは一体 何事でございましょうか!? レオナ ベラートか、すまんが事情を 細かに説明している暇はない! 急ぎ戦える者をこちらに寄越せ! ベラート わ、わかりました。至急各部隊長に連絡を行いましょう! ……それにしても、他国の王子殿下が 我が国においでの時にこの様な事がおこるとは。 ささっ、ここは危険です。 王子殿下はこちらへ避難を……。 アンナ ……いえ、私達も協力致します! 王子、魔物に襲われている女性もいるようです。 急ぎ助け出しましょう! ▼ 2:終了時 ??? はぁ……はぁ……大変な目にあったわ。 ベラート ご、ご無事ですか皆様。 レオナ あぁ、なんとかな……メフィスト、ヘルミーネ! いつも言ってるだろう、何かの実験をする前には しかるべき手順を踏み許可を取れと! ヘルミーネ ちょ、ちょっと待ってよ! メフィストは 投与の許可は取ってあるって言ってたわよ? メフィスト ……む? 私に薬をよこした研究者からは、 投与して問題ない薬だと聞いていたが。 確か資料にも……これだな。 レオナ これは……確かに、使用を 正式に受理した書類のようだが……そもそも このような物の開発、私の耳には届いていないぞ。 アンナ 何か手違いでもあったのでしょうか? ベラート 確かにその可能性もありえはしますが。 ですが、もしかしたら……。 ヘルミーネ 帝国を厄介に思う誰かしらが仕組んだ、 罠って可能性もあるわね。 レオナ ……もしそうであるならば愚かな事だ。帝国に仇なし タダで済むと思っているのなら、それが いかに甘い考えであるかを思い知らせてやろう。 ……っと、すまんな王子。帝国について 早々面倒な事に巻き込んでしまった。 アンナ いえ、お気になさらないでください。それよりも、 何かありましたら我々も協力は惜しみませんが。 レオナ 結構だ。これは帝国内の問題、 他国からの客人に頼っては帝国の面子が立たん。 ……だが、気持ちだけは頂いておこう。 それでは、私はここで失礼する。此度の原因を 調べねばならないのでな。すぐ迎えのものを寄越す、 滞在中は国の中でもみてゆっくりしていくと良い。 ▼ 3:動き出す陰謀 ▼ 3:開始時 アリーセ 貴方が噂に名高い王子殿下ですね。 私はアリーセ、あなた方がこの国に滞在中の案内、 及び御身の警護を仰せつかりました。 我らが陛下、祖国より賜りし命とは、 帝国を守るインペリアルナイトとして絶対のもの。 祖国からの命に従いあなた方の滞在中、 その身の安全は命を賭して守り抜くと誓います。 どうか、安心してお過ごしください。 アンナ お世話になります。 よろしくお願いします、アリーセさん。 ソーマ それにしても、王国とは随分と違った景観ですね。 建物の造り一つとっても全く違います。 ……ですが、とっても綺麗な街並みです。 ケイティ 魔物が蔓延る時勢の最中、街の人も活気づいていますね。 帝国兵の皆さんが街を守っているという安心感が、 きっとそうさせているのでしょう。 ??? ――こ、こちらにいましたかアリーセ様! アリーセ ルーテ、貴方が声を荒げるとは珍しいですね。 ……それほど火急な事態という事ですか。 ルーテ ……はい。黒の軍団の兵舎が何者かに破壊され、 魔物達が街へと放たれてしまったとの事です。 魔物は理性を失っており暴走中との報告もあります。 各地に散った魔物の鎮圧には、指揮権を持つ階級の者 総出で対処するよう指示が出ております。アリーセ様にも 指揮を頂ければと……あれはっ! 魔物 ギャギャーッ!! ルーテ そんな……こんな所にまで魔物が……。 急いでアリーセ様を連れていかないと いけないと言うのに……。 アンナ ……事情は把握しました。 この場の魔物は我々が対処致します! アリーセさん、ルーテさん達は行ってください! アリーセ し、しかし客人にそのような事を させる訳には……いえ、今はそのようなことを 言ってる場合でもありませんね。 皆さん、ご助力感謝します。 こちらが片付き次第すぐ戻りますので! それではまた後程! ▼ 3:戦闘中 闇組織構成員 ……まさかこんなに上手く行くとはな。 この混乱がチャンスだ! 者共、王子の首を狙え! アンナ ――あのフードを被った人には見覚えがあります。 確か闇の組織の構成員。何故こんな所に……? ケイティ 判りませんが……どうやらまた 王子の首を狙っているようですね。 王子、彼らの使う武器には毒が塗られている筈です。 軽い傷であっても、倍の痛手を負う事になります。 極力装甲の厚い方で相手をするのが得策かと。 ▼ 3:終了時 ケイティ ……なんとか片付きましたね。 アリーセ すみません、遅くなりました! アンナ アリーセさん……良かった、 ご無事だったのですね。 アリーセ 私は大丈夫です。……それより申し訳ありません。 客人の皆さんをこのような事に巻き込んでしまうとは。 ソーマ そんな、気にしないで下さい。 あの程度の事でしたら慣れっこです! ケイティ それにどうやら此度の騒乱については、 我々も全くの無関係という訳でもないようですので。 先ほどの戦いの最中、以前我々が相対した事のある 闇の組織の構成員らしき者達の襲撃がありました。 敵の動きを見るに、狙いは王子の首に間違いないかと。 レオナ ――……なるほど、そういうことか。 アンナ レオナさん! レオナ 黒の軍団が暴れていると聞き駆け付けたが、 どうやらまた世話になってしまったようだな。 すまない、手間を取らせた。 ケイティ 我々は構いません。それよりも、 もしや此度の件について何か判ったのですか? レオナ まだハッキリとは言えん。だがメフィストに渡された薬、 あの薬は魔物の理性を失わせる類の物であった。 恐らく今回も同様の薬が使用されたとみて間違いない。 それに薬の成分に、闇の組織の連中が使っている 毒と同等の成分が含まれていたのを確認している。 ケイティ ……つまり、黒の軍団の暴走及び 一連の件には闇の組織が絡んでいると。 レオナ 目的は判らんがな。しかし王子達がこの国に来るのと 同時に事を起こすとは、あまりにもタイミングが良すぎる。 合同演習の詳細な日取り、王子達を迎えるタイミングは 軍の一部しか知らぬ事項。まさか軍の関係者が…… ……少し調査が必要なようだな。 アリーセ、王子の警護は引き続きお前に任せる。 一国の主の身に何かあれば大きな信用問題だ、 心して掛かれよ。 アリーセ はっ! お任せ下さい! 王子達の身は私の命に懸けても お守りさせて頂きます! ▼ 4:市街防衛戦 ▼ 4:開始時 モーティマ ったくよぅ、命を狙われてるとなっちゃ おちおち観光気分って訳にもいかねぇな。 バシラ 全くです。折角帝国を見て回る 良い機会でしたのに……。 アリーセ すみません……ですが今は軍の宿所へと 急ぎましょう。そちらであれば警備は万全、 皆さんも休む事が出来るかと。 ??? ――……おっと、そういう訳にはいきませんね。 流石に軍の設備内とあっては、 手出しが難しくなりますので。 アンナ あの方は確か……シックスさん! シックス ふふ、ごきげんよう。 皆さんお元気そうで何よりです。 ケイティ 闇の組織をけしかけたのは貴方でしたか。 シックス えぇ、まぁ。一応はそうなりますね。 皆さんに恨みあってのことではないのですが、 色々と事情がありましてね。ご容赦頂ければと。 それにしても、この国は中々豊かですねぇ。 この程度の事で、あれほどの報酬が頂けるとは。 商談に来た甲斐もありました。 アリーセ 商談だと? 冗談を言うな。 貴様のような怪しい輩と交わす商談など、 この国の者は持ち合わせてなどいない! シックス おやおや、流石は帝国の騎士様。 私のような者には警戒を緩めませんか。 しかしそれは少し妄信と言うものではないでしょうか。 ……まぁ、お話はこれくらいにしておきましょう。 組織の為、私は私の仕事を果たさせて頂きます。 皆さん、用意した魔物を放ちなさい。 闇組織構成員 はっ! 魔物 ギャギャー!! ケイティ 爆弾を持ったゴブリン達が街に散り散りに……まさか、 帝国の街を破壊するつもりでは! アリーセ なんという卑劣な真似を……そのような事、 させる訳には参りません! アンナ 闇の組織は私達が引き付けます! アリーセさんは散ったゴブリン達を! ▼ 4:終了時 兵士 ――報告! シックスを捕らえました!! シックス 捕まってしまいましたか。 流石は皆さん、相変わらず見事な腕前ですね。 ケイティ ……一体何が狙いだ。 モーティマ 報酬がどーたら言ってやがったな。 ってーことは、俺らを狙うよう依頼した黒幕が どっかにいるって事じゃねーのか? シックス ふふ、それはどうでしょう。 ……しかし、皆さんこのような所で私などと 問答に勤しんでいてよろしいのですか。 アンナ どういうことですか? シックス いえ、少し気になっただけですがね。 今、帝国の兵の皆さんは我々が用意した 魔物の処理で国を駆けまわっている事でしょう。 それはもう沢山の数をご用意しましたので。 魔物の規模は大小様々とは言え、 広い帝国に余すことなくしっかりと配備しています。 これほどの規模の魔物達を鎮圧するには 相当に手を焼く事でしょう……帝国の持つ兵力を 総動員でもしない限り、とても手は回らないのでは。 アンナ 確かルーテさんが仰ってましたね。 指揮官階級以上の者総出で事に当たっていると。 シックス おや? 本当にそうでしたか。 適当に言っただけですが、勘が当たるものですね。 ……しかしそうなると大変ですね。 帝国は皇帝を頂点とする国家、 その皇帝を守るべく普段は優秀な騎士達が 身辺の警護を務めていると聞いていますが。 その者達が出払っているとなれば、 果たして一体どなたが皇帝の身を 御守りするのでしょう。 ケイティ まさか、貴様達の狙いは……! アンナ ……王子、皇帝の身が危険かもしれません。 至急このことをレオナさんにお伝えに行きましょう! ▼ 5:天使たちの企み ▼ 5:開始時 ??? ――みんなこっちだよ! 早く早く! アンナ ま、待ってくださいヴルムさん。 モーティマ ったく、こんな崖路だってのに どんだけ元気なんだよ。 ヴルム でも急がないと、連中いなくなっちゃうかも。 アタシ先に行って奴らの相手をしてくる! ケイティ 待ってくださいヴルムさん。ヴルムさんが巡回中に 見かけたという天使の兵団、奴らの目的が判らない以上 単独で動くのは危険です。 ヴルム そんなぁ……うぅ、折角皆の役に 立てると思ったのにぃ……。 アンナ 帝国の方であるヴルムさんが、王国領内に 天使が下りて来た事を報せに来てくれただけでも 大変にありがたい事ですよ…………あれは! ??? 何故このような所に人の子が……? ヴルム 見つけた! お前達の目的が何か知らないけど、 どうせ人間を滅ぼすとか言ってるんでしょ! そんなこと、絶対にさせないんだから! ??? 此度の命にそのような命は含まれていませんが。 ……ですがそうですね、人を滅ぼすのは 神より承った最大の命でもあります。 今この場から立ち去ると言うのであれば、 幾何かの魂の猶予を与えましょう。ですが、 もし我々の邪魔をするというのであれば……。 ケイティ 目的が判らぬ以上、放置する訳には参りません。 それに人を滅ぼすという使命についても、 我々が絶対に阻止してみせます。 ??? ……愚かな人の子らよ。良いでしょう。 浄化の炎に抱かれて消えなさい。 ヴルム 王子、アタシも一緒に戦うよ。 銀竜の加護で皆を守るから! 力を使いたい時は指示をお願いね! ▼ 5:終了時 ??? 人の子にしては中々やるようですね。 では私も少々本気を―― 天使 ――セフィーレ様、どうやらこの辺りには 新獣の卵はないようです。一通り捜索してみましたが、 気配は感じられません。 セフィーレ そうですか……では、 ここに留まる理由もありませんね。 ヴルム あ、まて! 逃げるなー! ケイティ ヴルムさん、深追いは危険です。 ……天使達の脅威は去りました。 ひとまずはこれで良しとしましょう。 ヴルム う、うぅー……むぅー…… …………足りないよ。 アンナ どうかされましたか? ヴルム ……こんなんじゃ全然物足りない! もっともっと、強い相手と沢山戦って、 ワクワクドキドキしたいんだよー! 強い相手と戦いたくて帝国にいるのに、 皇帝は全然相手してくれないし! もう、色々溜まっちゃってるんだよ! アンナ お、落ち着いて下さいヴルムさん! ヴルム こうなったら、皇帝に……じき……そ? するもん! 皆、アタシは用事が出来たから行くね! それじゃまた、ばいばーい! ケイティ あ、ヴルムさ……行ってしまいました。 既に影も見えません、あれが帝国の竜人部隊の中でも 随一の力を持つ銀竜の少女ですか……。 アンナ とても賑やかな方でしたね。……皇帝も、 なんだか手を焼かされてそうです。 それでは私達も戻りましょうか。 王子、お疲れ様です。 ▼ 6:海上の飛空船 ▼ 6:開始時 〜王子達が帝国につく前の事〜 ボリス ――ちっとだけ待ってな。 すぐ確認を済ませっからよ。 レオナ あぁ、迅速に頼むぞボリス。 ……すまんな、 このような所で道草を食わせてしまって。 アンナ いえ、飛空船に乗せて頂けるだけでも ありがたい限りですよ。 ケイティ ボリスさん、急な不時着でしたが。 何かトラブルでも? ボリス トラブルって程でもねーんだがな。 ほんの僅かにだが、 動力計におかしな動きが見えたもんでな。 飛行中に何かあったら取り返しもつかねぇ。 しっかり見ておくに越した事はねぇだろ。 アンナ そうですか……大事ではないようで安心しました。 何か私達に手伝える事があれば、 何でも言ってくださいね。 ボリス あんがとよ。人手が必要な時は いつでもこき使わせて貰うさ。 ケイティ ……僅かな違和感にすら気付き、見逃さないとは。 彼は技術者としてもですが、 操縦士としても優れた方ですね。 レオナ あぁ、我が帝国に正式に所属すれば、 雇われの身などより、よほど良い待遇を 保証すると言っているのにな。 あいにく、帝国に属する気はないようでな。 まったくもったいない男だ。 兵士 報告! 前方より魔物の群れが接近中との事! ケイティ 船を整備するべく不時着したというのに、 壊されてしまっては元も子もありませんね。 王子、魔物達を撃退致しましょう。 ▼ 6:終了時 ボリス ――おっし、こっちは終わったぜ。 これでいつでも……っと、そっちも取り込み中だったか? すまねぇな、手ぇ貸せなくて。 ケイティ いえ、あの程度の魔物でしたら造作ありません。 お気になさらないでください。 レオナ ボリス、何か原因は判ったのか? ボリス あぁ、基本的には問題なかったんだけどよ、 一ヶ所まるで素人がやったみてーな 整備箇所が見つかってよ。 あのまま飛んでたらやばかっただろうな。 ……ったく、どこのどいつだ、あんな適当な仕事した奴は。 見つけたら、ただじゃおかねーぞ! レオナ 飛空船を使用する前には念入りな 整備を行っている筈なのだが……すまん、 手間を取らせてしまったようだな。 ボリス 俺の手間なんざ別に構いやしねーよ。 けどな、飛行中に何かがあってからじゃ遅ぇんだ。 動力計の異常も、俺じゃなきゃ見逃してたかもしれねぇ。 こんな適当な整備は二度とさせねぇよう、 しっかり言い聞かせておく必要があると思うぜ? レオナ あぁ、心得た。国に戻り次第、 技術者達に伝えておこう。 ケイティ ……どうやら危ない所だったようですね。 ボリスさんがいなかったらどうなっていたことやら。 ありがとうございます、ボリスさん。 ボリス バーロー、俺の操縦する船で どうもこうもなるわけねーだろ。俺がいる限り、 よっぽどの事なんて起きねーから安心しとけ。 さ、飛行の準備に入るぜ。 折角の機会だ、快適な空の旅でも楽しんで行きな! アンナ なんとも頼もしい限りですね。王子、折角です。 帝国までの空の旅を楽しみましょう。 ▼ 7:露見せし叛逆 ▼ 7:開始時 アリーセ ――レオナ様が向かわれたのはこの辺りです。 陛下も、レオナ様と共に 戦線に出向いたと聞いています。 ソーマ 案内ありがとうございます! 道すがらアリーセさんに出会えたのは幸運でしたね。 危うく行き違いとなる所でした。 アンナ はい……ですがまだ、皇帝の無事が 判った訳ではありません。 何事もないことを祈りたいのですが。 ケイティ それを確かめる為にも、今は急がなければ。 ……む? ……あれは? 帝国騎士 ――皇帝はこの付近に隠れている筈だ! 必ず探し出し捕まえろ! 奴の首を、あのお方の前に差し出すのだ!! ソーマ 帝国兵の皆さんみたいですね。 彼らも皇帝を探しているのでしょうか? ……それにしては、少々物々しい雰囲気ですが。 アリーセ いえ、連中は恐らく……おい、貴様達! ここで一体何をしている!! 帝国騎士 ッ!? ……これはこれはアリーセ殿ではありませんか。 貴殿も陛下をお探しで? 残念ながら、 ここにはいらっしゃらないようですが。 アリーセ 白々しい真似はやめておけ。 先の発言はしっかりと聞かせて貰った。 ……陛下の首がどうだのと言っていたな? 帝国騎士 …………ちっ。聞かれていたのか。 バレてしまってはしょうがない……! アンナ ……そんな! 何故剣をこちらに……! アリーセ 帝国内部に謀反を企む愚か者がいるとの レオナ様の見立て通りだったか。 ……そのような者はいないと、信じたかったのだがな。 祖国に牙むくなど、帝国の騎士として恥ずべき行い。 剣を納め、貴様達の裏にいる者を吐くのなら弁解の 機を与えよう。もし抵抗すると言うのであれば―― ベラート ――あ、アリーセ殿! ここ、こちらにいらっしゃいましたか! た、たたた大変でございます、陛下が! アリーセ ッ!? ベラート伯爵、 陛下の身に何かあったのですか!? ベラート て、帝国軍部に謀反を企む者がいたようでして! 裏切った騎士達に囲まれ、このままでは……! アリーセ なん……だと……っ! ケイティ 急ぎの事態のようですね。ですが目の前の連中が みすみす我々を見逃すとも思えません……アリーセさん、 ここは我々が引き受けます、先に行ってください! アリーセ 皆さん……ありがとうございます、 この御恩はいずれ必ず! ベラート伯爵、陛下の元へと案内を頼みます! ▼ 7:終了時 帝国騎士 くっ……仕方ない、ここは退くぞ! ケイティ とりあえず敵は退けましたか。 ……白の皇帝達の元へと急ぎましょう。 アンナ ですが、一体どこにいけば……。 レオナ ――お前達、こんな所で何をしている。 ソーマ レオナさん! ケイティ よかった、レオナさんとは合流できましたか。 レオナさん、皇帝の身が危険に晒されているとの事です。 皇帝の居場所を存じませんか! レオナ ……何を言っている、 皇帝陛下ならここにおられるぞ。 白の皇帝 …………。 アンナ ……皇帝!? どういうことでしょう。先ほど皇帝は、 謀反の騎士に囲まれていると、ベラートさんが アリーセさんを連れていかれたのですが……。 レオナ ベラートがアリーセを? ……成程、上手くいっているようだな。 ケイティ 上手くいっている、ですか? ベラート ――ふははは! 見つけたぞ、白の皇帝!! ▼ 8:帝国を護りし者 ▼ 8:開始時 ベラート ――ふははは! 見つけたぞ、白の皇帝!! こいつの命が惜しければ、その剣をこちらに寄越せ! その剣は、この私にこそ相応しいものだ! アリーセ くっ……このような卑劣な者の罠にはめられるとは。 貴様の良い様に使われるなど我慢ならん、いっそ殺せ! モーティマ ……一体どういうこった。 なんで騎士の姉ちゃんが、 あのハゲに捕まってやがんだ? ケイティ ……なるほど、事情が見えました。 あの方が一連の事件の……。 ベラート ……えぇ、その通り。此度の事件は皇帝、 貴様をその座から失脚させるべく私が仕組んだ事。 皇帝、傭兵上がりの貴様はこの国を治めるには 値しない人間。この国を治めるのは、王家の血筋を引く この私こそが相応しい……そう思いませんか! レオナ 何を言い出すかと思えば……貴様の血縁の者が 王家だった事など、どれ程昔の事だ。 遠縁に王家の血筋を持つ者などさして珍しくもない。 この国の主義は「力こそ絶対」武力こそないが、 その政治手腕を評価し、伯爵の地位を 与えているだろうに。それでは不満か。 ベラート 私は王家の血筋ですぞ! この国の全てを握るに 値するのは私、そのような地位程度で 満足できる筈がありますまい! レオナ 飛空船の整備不良も貴様が仕組んだ事か。 狙いは皇帝の地位、本当にそれだけか? ベラート 要人を乗せた飛空船が墜落すれば、信用を理由に その座から降ろす事もできると思ったのですがねぇ。 国の絶対権力。これ程魅力的なものがありましょうか。 レオナ なるほどな……これ程大がかりな用意、よほどの 理由かと思ったが……私欲に飢えた豚の野心だったか。 下らんな……アリーセ、もう良いぞ。この場を離れていろ。 アリーセ はっ! ……この手を放せ、痴れ者め!! ベラート なっ!? ……ぐぅっ、抑えられない。 なんという馬鹿力……! 貴様、 まさか捕まったフリを………! レオナ 帝国の精鋭騎士が貴様程度に抑えられる筈なかろう。 自身を優位に思う者はベラベラと口軽に語るものだ…… ……さて、大事な人質もいなくなったようだが? ベラート ぐ、ぐぬぬぬ!? こ、こうなったら仕方がない! 皆の者、であえ、であえーーー! 闇の組織の連中も全員呼んでこい!! 白の皇帝 ……ようやく俺の出番か。 レオナ はっ! お待たせしてしまい申し訳ありません。 力を全てとするが帝国の主義、それを忘れた者達に いまいちどその力を示し思い出させて頂ければと! アンナ 皇帝、レオナさん。私達も手伝いますよ! 王子、お二人と協力し 帝国の街に平穏を取り戻しましょう! ▼ 8:終了時 ベラート ぐぬぬぬ……く、くそ! この国はいずれ必ず 私の物にしてみせる……これは女神、 女神の啓示なのだ! 覚えておれ!! モーティマ まちやがれ! ……って、もう遥か遠くにいやがる。 見た目によらずなんちゅー足の速さだ。 レオナ 私も驚いた……あれであれば、何か別の使い道も あったかもしれん。お飾りの伯爵に添えておくのは、 もったいなかったかもしれんな……。 アリーセ ――レオナ様、既に包囲網は完了しております。 どこに逃げようと、捕まるのは時間の問題かと。 レオナ ご苦労だったな。すまんな、あのような者に 捕まったフリをさせるなど。 アリーセ この身は元より帝国に捧げております故。 帝国の為とあらば、なんなりと命じ頂ければと。 レオナ そうか……ならば命じるとしよう。 アリーセ、お前は王子達が王国に戻った後も同行し、 彼らの戦いに協力しろ。 アリーセ はっ! ……はっ? お、おまち下さいレオナ様! 私はもしや、帝国には不要という事でしょうか!? 何か失態がありましたでしょうか……。 レオナ そうではない。お前は、時に帝国に対し、 妄信とも呼ぶべき信頼を見せる嫌いがある。 だが、国とは往々にして一枚岩とはいかんものだ。 他国を知り、外から帝国を見る事で学べる事は多い筈だ。 貴様の見分が広がるのは、帝国にとって益がある。 それに、王子達に此度の迷惑をかけた詫びもかねてだな。 アリーセ そういう事でしたら……ですが、 王国の皆さんはよろしいのですか? ケイティ アリーセさんの御力をお貸し頂けるのであれば、 願ってもない事です。断る理由はありませんね。 アンナ はい。ぜひよろしくお願いします! レオナ ……との事だ。追って正式に辞令を出す。 もちろんただ学んでくるだけではないぞ。 我が国誇る帝国騎士の力を見せつけてこい! アリーセ ……判りました。よろしくお願いします、王子殿下。 帝国騎士アリーセ、王子殿下の御身はこの身を賭し 守ると誓いましょう。我が剣の力、存分にお使い下さい! ▼ 9:第二回合同演習 ▼ 9:開始時 兵士 ――各員、配置が完了致しました! ケイティ 報告ご苦労様です。 貴方も配置についてください。 兵士 はっ! ケイティ こちらの準備は整ったようですね。 ……帝国の皆さん、そちらはどうですか? メフィスト あぁ……まさかアイギスの神器の力をこの目で、 いや、この身で味わう事が出来る日がこようとは。 非常に興味深い、探求し甲斐のある事象だ! アンジェリーネ あの方が、もう一つの神器の担い手……成程。 どことなく陛下と雰囲気が似てらっしゃいますわね。 ……ですが、果たしてその腕前はどうでしょうか。 エルミラ 演習とは言え手は抜きません! 全力でやらせて頂きますよ!! ジークリンデ 王子、この日を待ちわびていたぞ。 貴様こそは全力を振るうに相応しい相手、 我が剣の奥義、とくと見せてやろう! ヒース 以前の演習では良いデータを取らせてもらった、 今回も期待しているぞ。……総員、黒の軍団に 魔術付与した武器の装着を急げ! アンナ ……皆さん、とってもやる気ですね。 レオナ あぁ……今日は演習初日、まずは 軽い腕ならしのつもりだったのだがな。 王国との演習と聞き、我先にと戦いを望む者が 後を絶たん、それも帝国きっての猛者ばかり…… ……明日以降の演習に影響が出なければ良いのだが。 白の皇帝 ……仕方がない。後日疲弊した奴らと 全力で戦えないではつまらんからな。 レオナ へ、陛下!? 本日の演習に陛下の御参加は 予定されておりませんでしたが……もしや。 白の皇帝 …………許せ。 レオナ はぁ、やはり……ですが、陛下であれば そう来るだろうとも思っておりました。布陣は既に、 陛下を筆頭として問題ない陣形に展開済みです。 白の皇帝 ……ふっ。話が早くて助かるな。 さぁ構えろ王子、さっさと始めるぞ。 ケイティ あちらも準備は宜しいようですね。 それではこれより、王国と帝国による 『第二回合同軍事演習』開始致します! ▼ 9:終了時 レオナ ――そこまで! 本日の演習はここまでとする! ケイティ これ以上は明日以降の演習にも 影響が出そうですね……賢明な判断かと。 クラーラ はぁ……はぁ……つ、疲れましたぁ〜。 ソーマ そ、そうですね……。 弓の引き過ぎで腕が張ってます……。 ケイティ 王子、お疲れ様でした。 演習とは言え、帝国の名だたる猛者たちとの激戦。 流石に両軍とも、疲労が見えますね。 ジークリンデ これほど充実した戦いが出来る相手、 そうそう出会えるものでは無い。 さあ、まだまだ手合わせを願うぞ! モーティマ ヘッ、こ、これくらいで、へこたれる程、 モーティマ様は、貧弱じゃあねぇ! 俺が相手してやるぜ! ケイティ モーティマさん、腕がプルプルしてますよ。 無理はしない方が良いかと。 レオナ ……そうでない者たちも居るようだがな。 だが、良い演習となった。陛下も満足そうだったしな。 王子、明日以降の演習もよろしく頼む。 アンナ 色々ありましたけど、 良い合同演習が行えそうですね。これを機に、 帝国の皆さんとより交流を深めていきましょう。 明日からの演習に向けて、 まずはごゆっくり休息をお取りください。 この度の戦いもお疲れ様でした、王子。 編集
レオナ
――もうすぐ帝国につくぞ。 そろそろ降りる準備でもしておけ。
アンナ
ありがとうございますレオナさん。 わざわざ迎えに来て頂いて。
気にするな、此度の合同演習の話を持ち出したのは 我々だ。魔物達との戦いは激化の一途をたどっている、 今は人間同士協力し合わねばならんからな。
ケイティ
こちらとしても嬉しい申し出です。 帝国の方々とより強固な連携を築く絶好の機会、 良き演習となるよう我々も尽力致しましょう。
あぁ、よろしく頼む。
……しかし、いつ見ても 帝国の飛空船とは凄いものですね。 これほどの大きさのものが空を飛ぶだなんて。
バシラ
本当ですね〜。一隻でも王国にあれば、 とっても助かるんですけど……。
……帝国誇る技術の粋を集めた賜物だ。 そんな目をされた所で無駄だ、 そうやすやす他の国に渡す訳にはいかんさ。
うぅ〜。残念です……。
それに、ただ飛空船があったところで それだけではどうにもならんぞ。
どういうことですか?
整備が可能な技術者や飛空船を維持する為の費用、 それに飛ばすための操縦士も必要だ。 何よりこれだけ目立つものが空を飛んでいれば――
魔物
――ギャギャー!
魔物達にとっては格好の標的という訳だ。
ここは私達にお任せ下さい。 王子、戦闘のご指示をお願いします!
なんとか片付きましたね。風の乱れで、 矢の軌道が中々予測できません……。
空での戦いは普段とは勝手が違いますね。 しっかりとした兵の鍛錬と、練度も必要……なるほど、 船があっても一朝一夕で使えるとはいかないようです。
そういうことだ。飛空船を使いたければ、 まずは自国で、しっかりと環境を整える事だな。
はい。今後の課題とさせていただきます。
……あぁ! 見えましたよ、王子。白の帝国です!
どうやらついたようだな。 滞在中は案内のものをつけよう、 演習まで帝国の中でも見て回ると良い。
お気遣いありがとうございます、レオナさん。 王子、帝国の皆さんの暮らしを知る良い機会です。 折角ですので、是非色々と見て回りましょう。
ボリス
おーっしおめーら、着陸態勢に入るぞ! 少し揺れっから気を付けときな!
メフィスト
ようこそ王子、白の帝国へ。
あなたは……確か以前、 魔界武王決定戦でお見掛けした……。
貴様が人の出迎えとは珍しいなメフィスト。 一体どういう風の吹き回しだ?
客人を出迎えるのは人の礼儀なのだろう。 それに倣っただけに過ぎない……というのは建前だ。 まさかその者がアイギスの神器保有者とは。 全くあの時気付いていれば……私としたことが 何という無知、何という無恥な事だ。
……相変わらず何を考えているか判らん奴め。 一応紹介しておく、こいつはメフィスト。 白の帝国で黒の軍団を束ねている……魔神だ。
我が名はメフィスト、真理を追い求める魔神。 知識の探求の道にあり、物質界での拠り所も 必要であったのでな。今はここに身を寄せている。 まさかアダマスだけでなくアイギスの神器の担い手にも こうして出会えようとは……この薬にしてもそうだが、 物質界とはやはりまだまだ未知に満ち溢れているな。
この薬……その手に持っている瓶の事でしょうか?
先ほど軍の研究者から受け取ったものだ。 魔物に飲ませると力が増強する薬との事だが…… レオナ、何故このような物を開発していた事を言わん。
……なんだその薬は? そんな薬私は知ら……待て、 瓶が既に空なのは、貴様まさか……。
――ギャギャーッ!!
???
め、メフィストー! あなたからもらった薬、 魔物に与えたら、なんか暴走しちゃったんだけど! ってちょっと待って、だ、誰か助けてー!
なるほど、そういう事象に行き付くか。 これは中々興味深い結果だな。
ばかもん! 冷静に分析している場合か!
あわわわ……こ、これは一体 何事でございましょうか!?
ベラートか、すまんが事情を 細かに説明している暇はない! 急ぎ戦える者をこちらに寄越せ!
ベラート
わ、わかりました。至急各部隊長に連絡を行いましょう! ……それにしても、他国の王子殿下が 我が国においでの時にこの様な事がおこるとは。 ささっ、ここは危険です。 王子殿下はこちらへ避難を……。
……いえ、私達も協力致します! 王子、魔物に襲われている女性もいるようです。 急ぎ助け出しましょう!
はぁ……はぁ……大変な目にあったわ。
ご、ご無事ですか皆様。
あぁ、なんとかな……メフィスト、ヘルミーネ! いつも言ってるだろう、何かの実験をする前には しかるべき手順を踏み許可を取れと!
ヘルミーネ
ちょ、ちょっと待ってよ! メフィストは 投与の許可は取ってあるって言ってたわよ?
……む? 私に薬をよこした研究者からは、 投与して問題ない薬だと聞いていたが。 確か資料にも……これだな。
これは……確かに、使用を 正式に受理した書類のようだが……そもそも このような物の開発、私の耳には届いていないぞ。
何か手違いでもあったのでしょうか?
確かにその可能性もありえはしますが。 ですが、もしかしたら……。
帝国を厄介に思う誰かしらが仕組んだ、 罠って可能性もあるわね。
……もしそうであるならば愚かな事だ。帝国に仇なし タダで済むと思っているのなら、それが いかに甘い考えであるかを思い知らせてやろう。 ……っと、すまんな王子。帝国について 早々面倒な事に巻き込んでしまった。
いえ、お気になさらないでください。それよりも、 何かありましたら我々も協力は惜しみませんが。
結構だ。これは帝国内の問題、 他国からの客人に頼っては帝国の面子が立たん。 ……だが、気持ちだけは頂いておこう。 それでは、私はここで失礼する。此度の原因を 調べねばならないのでな。すぐ迎えのものを寄越す、 滞在中は国の中でもみてゆっくりしていくと良い。
アリーセ
貴方が噂に名高い王子殿下ですね。 私はアリーセ、あなた方がこの国に滞在中の案内、 及び御身の警護を仰せつかりました。 我らが陛下、祖国より賜りし命とは、 帝国を守るインペリアルナイトとして絶対のもの。 祖国からの命に従いあなた方の滞在中、 その身の安全は命を賭して守り抜くと誓います。 どうか、安心してお過ごしください。
お世話になります。 よろしくお願いします、アリーセさん。
ソーマ
それにしても、王国とは随分と違った景観ですね。 建物の造り一つとっても全く違います。 ……ですが、とっても綺麗な街並みです。
魔物が蔓延る時勢の最中、街の人も活気づいていますね。 帝国兵の皆さんが街を守っているという安心感が、 きっとそうさせているのでしょう。
――こ、こちらにいましたかアリーセ様!
ルーテ、貴方が声を荒げるとは珍しいですね。 ……それほど火急な事態という事ですか。
ルーテ
……はい。黒の軍団の兵舎が何者かに破壊され、 魔物達が街へと放たれてしまったとの事です。 魔物は理性を失っており暴走中との報告もあります。 各地に散った魔物の鎮圧には、指揮権を持つ階級の者 総出で対処するよう指示が出ております。アリーセ様にも 指揮を頂ければと……あれはっ!
ギャギャーッ!!
そんな……こんな所にまで魔物が……。 急いでアリーセ様を連れていかないと いけないと言うのに……。
……事情は把握しました。 この場の魔物は我々が対処致します! アリーセさん、ルーテさん達は行ってください!
し、しかし客人にそのような事を させる訳には……いえ、今はそのようなことを 言ってる場合でもありませんね。 皆さん、ご助力感謝します。 こちらが片付き次第すぐ戻りますので! それではまた後程!
闇組織構成員
……まさかこんなに上手く行くとはな。 この混乱がチャンスだ! 者共、王子の首を狙え!
――あのフードを被った人には見覚えがあります。 確か闇の組織の構成員。何故こんな所に……?
判りませんが……どうやらまた 王子の首を狙っているようですね。 王子、彼らの使う武器には毒が塗られている筈です。 軽い傷であっても、倍の痛手を負う事になります。 極力装甲の厚い方で相手をするのが得策かと。
……なんとか片付きましたね。
すみません、遅くなりました!
アリーセさん……良かった、 ご無事だったのですね。
私は大丈夫です。……それより申し訳ありません。 客人の皆さんをこのような事に巻き込んでしまうとは。
そんな、気にしないで下さい。 あの程度の事でしたら慣れっこです!
それにどうやら此度の騒乱については、 我々も全くの無関係という訳でもないようですので。 先ほどの戦いの最中、以前我々が相対した事のある 闇の組織の構成員らしき者達の襲撃がありました。 敵の動きを見るに、狙いは王子の首に間違いないかと。
――……なるほど、そういうことか。
レオナさん!
黒の軍団が暴れていると聞き駆け付けたが、 どうやらまた世話になってしまったようだな。 すまない、手間を取らせた。
我々は構いません。それよりも、 もしや此度の件について何か判ったのですか?
まだハッキリとは言えん。だがメフィストに渡された薬、 あの薬は魔物の理性を失わせる類の物であった。 恐らく今回も同様の薬が使用されたとみて間違いない。 それに薬の成分に、闇の組織の連中が使っている 毒と同等の成分が含まれていたのを確認している。
……つまり、黒の軍団の暴走及び 一連の件には闇の組織が絡んでいると。
目的は判らんがな。しかし王子達がこの国に来るのと 同時に事を起こすとは、あまりにもタイミングが良すぎる。 合同演習の詳細な日取り、王子達を迎えるタイミングは 軍の一部しか知らぬ事項。まさか軍の関係者が…… ……少し調査が必要なようだな。 アリーセ、王子の警護は引き続きお前に任せる。 一国の主の身に何かあれば大きな信用問題だ、 心して掛かれよ。
はっ! お任せ下さい! 王子達の身は私の命に懸けても お守りさせて頂きます!
モーティマ
ったくよぅ、命を狙われてるとなっちゃ おちおち観光気分って訳にもいかねぇな。
全くです。折角帝国を見て回る 良い機会でしたのに……。
すみません……ですが今は軍の宿所へと 急ぎましょう。そちらであれば警備は万全、 皆さんも休む事が出来るかと。
――……おっと、そういう訳にはいきませんね。 流石に軍の設備内とあっては、 手出しが難しくなりますので。
あの方は確か……シックスさん!
シックス
ふふ、ごきげんよう。 皆さんお元気そうで何よりです。
闇の組織をけしかけたのは貴方でしたか。
えぇ、まぁ。一応はそうなりますね。 皆さんに恨みあってのことではないのですが、 色々と事情がありましてね。ご容赦頂ければと。 それにしても、この国は中々豊かですねぇ。 この程度の事で、あれほどの報酬が頂けるとは。 商談に来た甲斐もありました。
商談だと? 冗談を言うな。 貴様のような怪しい輩と交わす商談など、 この国の者は持ち合わせてなどいない!
おやおや、流石は帝国の騎士様。 私のような者には警戒を緩めませんか。 しかしそれは少し妄信と言うものではないでしょうか。 ……まぁ、お話はこれくらいにしておきましょう。 組織の為、私は私の仕事を果たさせて頂きます。 皆さん、用意した魔物を放ちなさい。
はっ!
ギャギャー!!
爆弾を持ったゴブリン達が街に散り散りに……まさか、 帝国の街を破壊するつもりでは!
なんという卑劣な真似を……そのような事、 させる訳には参りません!
闇の組織は私達が引き付けます! アリーセさんは散ったゴブリン達を!
兵士
――報告! シックスを捕らえました!!
捕まってしまいましたか。 流石は皆さん、相変わらず見事な腕前ですね。
……一体何が狙いだ。
報酬がどーたら言ってやがったな。 ってーことは、俺らを狙うよう依頼した黒幕が どっかにいるって事じゃねーのか?
ふふ、それはどうでしょう。 ……しかし、皆さんこのような所で私などと 問答に勤しんでいてよろしいのですか。
いえ、少し気になっただけですがね。 今、帝国の兵の皆さんは我々が用意した 魔物の処理で国を駆けまわっている事でしょう。 それはもう沢山の数をご用意しましたので。 魔物の規模は大小様々とは言え、 広い帝国に余すことなくしっかりと配備しています。 これほどの規模の魔物達を鎮圧するには 相当に手を焼く事でしょう……帝国の持つ兵力を 総動員でもしない限り、とても手は回らないのでは。
確かルーテさんが仰ってましたね。 指揮官階級以上の者総出で事に当たっていると。
おや? 本当にそうでしたか。 適当に言っただけですが、勘が当たるものですね。 ……しかしそうなると大変ですね。 帝国は皇帝を頂点とする国家、 その皇帝を守るべく普段は優秀な騎士達が 身辺の警護を務めていると聞いていますが。 その者達が出払っているとなれば、 果たして一体どなたが皇帝の身を 御守りするのでしょう。
まさか、貴様達の狙いは……!
……王子、皇帝の身が危険かもしれません。 至急このことをレオナさんにお伝えに行きましょう!
――みんなこっちだよ! 早く早く!
ま、待ってくださいヴルムさん。
ったく、こんな崖路だってのに どんだけ元気なんだよ。
ヴルム
でも急がないと、連中いなくなっちゃうかも。 アタシ先に行って奴らの相手をしてくる!
待ってくださいヴルムさん。ヴルムさんが巡回中に 見かけたという天使の兵団、奴らの目的が判らない以上 単独で動くのは危険です。
そんなぁ……うぅ、折角皆の役に 立てると思ったのにぃ……。
帝国の方であるヴルムさんが、王国領内に 天使が下りて来た事を報せに来てくれただけでも 大変にありがたい事ですよ…………あれは!
何故このような所に人の子が……?
見つけた! お前達の目的が何か知らないけど、 どうせ人間を滅ぼすとか言ってるんでしょ! そんなこと、絶対にさせないんだから!
此度の命にそのような命は含まれていませんが。 ……ですがそうですね、人を滅ぼすのは 神より承った最大の命でもあります。 今この場から立ち去ると言うのであれば、 幾何かの魂の猶予を与えましょう。ですが、 もし我々の邪魔をするというのであれば……。
目的が判らぬ以上、放置する訳には参りません。 それに人を滅ぼすという使命についても、 我々が絶対に阻止してみせます。
……愚かな人の子らよ。良いでしょう。 浄化の炎に抱かれて消えなさい。
王子、アタシも一緒に戦うよ。 銀竜の加護で皆を守るから! 力を使いたい時は指示をお願いね!
人の子にしては中々やるようですね。 では私も少々本気を――
天使
――セフィーレ様、どうやらこの辺りには 新獣の卵はないようです。一通り捜索してみましたが、 気配は感じられません。
セフィーレ
そうですか……では、 ここに留まる理由もありませんね。
あ、まて! 逃げるなー!
ヴルムさん、深追いは危険です。 ……天使達の脅威は去りました。 ひとまずはこれで良しとしましょう。
う、うぅー……むぅー…… …………足りないよ。
どうかされましたか?
……こんなんじゃ全然物足りない! もっともっと、強い相手と沢山戦って、 ワクワクドキドキしたいんだよー! 強い相手と戦いたくて帝国にいるのに、 皇帝は全然相手してくれないし! もう、色々溜まっちゃってるんだよ!
お、落ち着いて下さいヴルムさん!
こうなったら、皇帝に……じき……そ? するもん! 皆、アタシは用事が出来たから行くね! それじゃまた、ばいばーい!
あ、ヴルムさ……行ってしまいました。 既に影も見えません、あれが帝国の竜人部隊の中でも 随一の力を持つ銀竜の少女ですか……。
とても賑やかな方でしたね。……皇帝も、 なんだか手を焼かされてそうです。 それでは私達も戻りましょうか。 王子、お疲れ様です。
〜王子達が帝国につく前の事〜
――ちっとだけ待ってな。 すぐ確認を済ませっからよ。
あぁ、迅速に頼むぞボリス。 ……すまんな、 このような所で道草を食わせてしまって。
いえ、飛空船に乗せて頂けるだけでも ありがたい限りですよ。
ボリスさん、急な不時着でしたが。 何かトラブルでも?
トラブルって程でもねーんだがな。 ほんの僅かにだが、 動力計におかしな動きが見えたもんでな。 飛行中に何かあったら取り返しもつかねぇ。 しっかり見ておくに越した事はねぇだろ。
そうですか……大事ではないようで安心しました。 何か私達に手伝える事があれば、 何でも言ってくださいね。
あんがとよ。人手が必要な時は いつでもこき使わせて貰うさ。
……僅かな違和感にすら気付き、見逃さないとは。 彼は技術者としてもですが、 操縦士としても優れた方ですね。
あぁ、我が帝国に正式に所属すれば、 雇われの身などより、よほど良い待遇を 保証すると言っているのにな。 あいにく、帝国に属する気はないようでな。 まったくもったいない男だ。
報告! 前方より魔物の群れが接近中との事!
船を整備するべく不時着したというのに、 壊されてしまっては元も子もありませんね。 王子、魔物達を撃退致しましょう。
――おっし、こっちは終わったぜ。 これでいつでも……っと、そっちも取り込み中だったか? すまねぇな、手ぇ貸せなくて。
いえ、あの程度の魔物でしたら造作ありません。 お気になさらないでください。
ボリス、何か原因は判ったのか?
あぁ、基本的には問題なかったんだけどよ、 一ヶ所まるで素人がやったみてーな 整備箇所が見つかってよ。 あのまま飛んでたらやばかっただろうな。 ……ったく、どこのどいつだ、あんな適当な仕事した奴は。 見つけたら、ただじゃおかねーぞ!
飛空船を使用する前には念入りな 整備を行っている筈なのだが……すまん、 手間を取らせてしまったようだな。
俺の手間なんざ別に構いやしねーよ。 けどな、飛行中に何かがあってからじゃ遅ぇんだ。 動力計の異常も、俺じゃなきゃ見逃してたかもしれねぇ。 こんな適当な整備は二度とさせねぇよう、 しっかり言い聞かせておく必要があると思うぜ?
あぁ、心得た。国に戻り次第、 技術者達に伝えておこう。
……どうやら危ない所だったようですね。 ボリスさんがいなかったらどうなっていたことやら。 ありがとうございます、ボリスさん。
バーロー、俺の操縦する船で どうもこうもなるわけねーだろ。俺がいる限り、 よっぽどの事なんて起きねーから安心しとけ。 さ、飛行の準備に入るぜ。 折角の機会だ、快適な空の旅でも楽しんで行きな!
なんとも頼もしい限りですね。王子、折角です。 帝国までの空の旅を楽しみましょう。
――レオナ様が向かわれたのはこの辺りです。 陛下も、レオナ様と共に 戦線に出向いたと聞いています。
案内ありがとうございます! 道すがらアリーセさんに出会えたのは幸運でしたね。 危うく行き違いとなる所でした。
はい……ですがまだ、皇帝の無事が 判った訳ではありません。 何事もないことを祈りたいのですが。
それを確かめる為にも、今は急がなければ。 ……む? ……あれは?
帝国騎士
――皇帝はこの付近に隠れている筈だ! 必ず探し出し捕まえろ! 奴の首を、あのお方の前に差し出すのだ!!
帝国兵の皆さんみたいですね。 彼らも皇帝を探しているのでしょうか? ……それにしては、少々物々しい雰囲気ですが。
いえ、連中は恐らく……おい、貴様達! ここで一体何をしている!!
ッ!? ……これはこれはアリーセ殿ではありませんか。 貴殿も陛下をお探しで? 残念ながら、 ここにはいらっしゃらないようですが。
白々しい真似はやめておけ。 先の発言はしっかりと聞かせて貰った。 ……陛下の首がどうだのと言っていたな?
…………ちっ。聞かれていたのか。 バレてしまってはしょうがない……!
……そんな! 何故剣をこちらに……!
帝国内部に謀反を企む愚か者がいるとの レオナ様の見立て通りだったか。 ……そのような者はいないと、信じたかったのだがな。 祖国に牙むくなど、帝国の騎士として恥ずべき行い。 剣を納め、貴様達の裏にいる者を吐くのなら弁解の 機を与えよう。もし抵抗すると言うのであれば――
――あ、アリーセ殿! ここ、こちらにいらっしゃいましたか! た、たたた大変でございます、陛下が!
ッ!? ベラート伯爵、 陛下の身に何かあったのですか!?
て、帝国軍部に謀反を企む者がいたようでして! 裏切った騎士達に囲まれ、このままでは……!
なん……だと……っ!
急ぎの事態のようですね。ですが目の前の連中が みすみす我々を見逃すとも思えません……アリーセさん、 ここは我々が引き受けます、先に行ってください!
皆さん……ありがとうございます、 この御恩はいずれ必ず! ベラート伯爵、陛下の元へと案内を頼みます!
くっ……仕方ない、ここは退くぞ!
とりあえず敵は退けましたか。 ……白の皇帝達の元へと急ぎましょう。
ですが、一体どこにいけば……。
――お前達、こんな所で何をしている。
よかった、レオナさんとは合流できましたか。 レオナさん、皇帝の身が危険に晒されているとの事です。 皇帝の居場所を存じませんか!
……何を言っている、 皇帝陛下ならここにおられるぞ。
白の皇帝
…………。
……皇帝!? どういうことでしょう。先ほど皇帝は、 謀反の騎士に囲まれていると、ベラートさんが アリーセさんを連れていかれたのですが……。
ベラートがアリーセを? ……成程、上手くいっているようだな。
上手くいっている、ですか?
――ふははは! 見つけたぞ、白の皇帝!!
――ふははは! 見つけたぞ、白の皇帝!! こいつの命が惜しければ、その剣をこちらに寄越せ! その剣は、この私にこそ相応しいものだ!
くっ……このような卑劣な者の罠にはめられるとは。 貴様の良い様に使われるなど我慢ならん、いっそ殺せ!
……一体どういうこった。 なんで騎士の姉ちゃんが、 あのハゲに捕まってやがんだ?
……なるほど、事情が見えました。 あの方が一連の事件の……。
……えぇ、その通り。此度の事件は皇帝、 貴様をその座から失脚させるべく私が仕組んだ事。 皇帝、傭兵上がりの貴様はこの国を治めるには 値しない人間。この国を治めるのは、王家の血筋を引く この私こそが相応しい……そう思いませんか!
何を言い出すかと思えば……貴様の血縁の者が 王家だった事など、どれ程昔の事だ。 遠縁に王家の血筋を持つ者などさして珍しくもない。 この国の主義は「力こそ絶対」武力こそないが、 その政治手腕を評価し、伯爵の地位を 与えているだろうに。それでは不満か。
私は王家の血筋ですぞ! この国の全てを握るに 値するのは私、そのような地位程度で 満足できる筈がありますまい!
飛空船の整備不良も貴様が仕組んだ事か。 狙いは皇帝の地位、本当にそれだけか?
要人を乗せた飛空船が墜落すれば、信用を理由に その座から降ろす事もできると思ったのですがねぇ。 国の絶対権力。これ程魅力的なものがありましょうか。
なるほどな……これ程大がかりな用意、よほどの 理由かと思ったが……私欲に飢えた豚の野心だったか。 下らんな……アリーセ、もう良いぞ。この場を離れていろ。
はっ! ……この手を放せ、痴れ者め!!
なっ!? ……ぐぅっ、抑えられない。 なんという馬鹿力……! 貴様、 まさか捕まったフリを………!
帝国の精鋭騎士が貴様程度に抑えられる筈なかろう。 自身を優位に思う者はベラベラと口軽に語るものだ…… ……さて、大事な人質もいなくなったようだが?
ぐ、ぐぬぬぬ!? こ、こうなったら仕方がない! 皆の者、であえ、であえーーー! 闇の組織の連中も全員呼んでこい!!
……ようやく俺の出番か。
はっ! お待たせしてしまい申し訳ありません。 力を全てとするが帝国の主義、それを忘れた者達に いまいちどその力を示し思い出させて頂ければと!
皇帝、レオナさん。私達も手伝いますよ! 王子、お二人と協力し 帝国の街に平穏を取り戻しましょう!
ぐぬぬぬ……く、くそ! この国はいずれ必ず 私の物にしてみせる……これは女神、 女神の啓示なのだ! 覚えておれ!!
まちやがれ! ……って、もう遥か遠くにいやがる。 見た目によらずなんちゅー足の速さだ。
私も驚いた……あれであれば、何か別の使い道も あったかもしれん。お飾りの伯爵に添えておくのは、 もったいなかったかもしれんな……。
――レオナ様、既に包囲網は完了しております。 どこに逃げようと、捕まるのは時間の問題かと。
ご苦労だったな。すまんな、あのような者に 捕まったフリをさせるなど。
この身は元より帝国に捧げております故。 帝国の為とあらば、なんなりと命じ頂ければと。
そうか……ならば命じるとしよう。 アリーセ、お前は王子達が王国に戻った後も同行し、 彼らの戦いに協力しろ。
はっ! ……はっ? お、おまち下さいレオナ様! 私はもしや、帝国には不要という事でしょうか!? 何か失態がありましたでしょうか……。
そうではない。お前は、時に帝国に対し、 妄信とも呼ぶべき信頼を見せる嫌いがある。 だが、国とは往々にして一枚岩とはいかんものだ。 他国を知り、外から帝国を見る事で学べる事は多い筈だ。 貴様の見分が広がるのは、帝国にとって益がある。 それに、王子達に此度の迷惑をかけた詫びもかねてだな。
そういう事でしたら……ですが、 王国の皆さんはよろしいのですか?
アリーセさんの御力をお貸し頂けるのであれば、 願ってもない事です。断る理由はありませんね。
はい。ぜひよろしくお願いします!
……との事だ。追って正式に辞令を出す。 もちろんただ学んでくるだけではないぞ。 我が国誇る帝国騎士の力を見せつけてこい!
……判りました。よろしくお願いします、王子殿下。 帝国騎士アリーセ、王子殿下の御身はこの身を賭し 守ると誓いましょう。我が剣の力、存分にお使い下さい!
――各員、配置が完了致しました!
報告ご苦労様です。 貴方も配置についてください。
こちらの準備は整ったようですね。 ……帝国の皆さん、そちらはどうですか?
あぁ……まさかアイギスの神器の力をこの目で、 いや、この身で味わう事が出来る日がこようとは。 非常に興味深い、探求し甲斐のある事象だ!
アンジェリーネ
あの方が、もう一つの神器の担い手……成程。 どことなく陛下と雰囲気が似てらっしゃいますわね。 ……ですが、果たしてその腕前はどうでしょうか。
エルミラ
演習とは言え手は抜きません! 全力でやらせて頂きますよ!!
ジークリンデ
王子、この日を待ちわびていたぞ。 貴様こそは全力を振るうに相応しい相手、 我が剣の奥義、とくと見せてやろう!
ヒース
以前の演習では良いデータを取らせてもらった、 今回も期待しているぞ。……総員、黒の軍団に 魔術付与した武器の装着を急げ!
……皆さん、とってもやる気ですね。
あぁ……今日は演習初日、まずは 軽い腕ならしのつもりだったのだがな。 王国との演習と聞き、我先にと戦いを望む者が 後を絶たん、それも帝国きっての猛者ばかり…… ……明日以降の演習に影響が出なければ良いのだが。
……仕方がない。後日疲弊した奴らと 全力で戦えないではつまらんからな。
へ、陛下!? 本日の演習に陛下の御参加は 予定されておりませんでしたが……もしや。
…………許せ。
はぁ、やはり……ですが、陛下であれば そう来るだろうとも思っておりました。布陣は既に、 陛下を筆頭として問題ない陣形に展開済みです。
……ふっ。話が早くて助かるな。 さぁ構えろ王子、さっさと始めるぞ。
あちらも準備は宜しいようですね。 それではこれより、王国と帝国による 『第二回合同軍事演習』開始致します!
――そこまで! 本日の演習はここまでとする!
これ以上は明日以降の演習にも 影響が出そうですね……賢明な判断かと。
クラーラ
はぁ……はぁ……つ、疲れましたぁ〜。
そ、そうですね……。 弓の引き過ぎで腕が張ってます……。
王子、お疲れ様でした。 演習とは言え、帝国の名だたる猛者たちとの激戦。 流石に両軍とも、疲労が見えますね。
これほど充実した戦いが出来る相手、 そうそう出会えるものでは無い。 さあ、まだまだ手合わせを願うぞ!
ヘッ、こ、これくらいで、へこたれる程、 モーティマ様は、貧弱じゃあねぇ! 俺が相手してやるぜ!
モーティマさん、腕がプルプルしてますよ。 無理はしない方が良いかと。
……そうでない者たちも居るようだがな。 だが、良い演習となった。陛下も満足そうだったしな。 王子、明日以降の演習もよろしく頼む。
色々ありましたけど、 良い合同演習が行えそうですね。これを機に、 帝国の皆さんとより交流を深めていきましょう。 明日からの演習に向けて、 まずはごゆっくり休息をお取りください。 この度の戦いもお疲れ様でした、王子。
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白の帝国との合同演習に向け、飛空船で移動する王子たちに折悪く魔物の襲撃が。魔物の群れを撃破せよ! 初級(★1獲得の目安:平均Lv1) 簡易説明 ▼ MAP
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無事帝国へと到着した王子たちは、思いも寄らない出迎えを受ける。 中級(★1獲得の目安:平均Lv25) 簡易説明 ▼ MAP
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帝国の街並みを眺める王子たちの元にまたも魔物暴走の凶報が届く。帝国に潜む悪意の正体とは。 上級(★1獲得の目安:平均Lv50) 簡易説明 ▼ MAP
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闇の組織の暗躍を知った王子たちの前に組織の幹部が姿を現わす。市街地を爆破せんとする卑劣な行いを阻止せよ! 極級(★1獲得の目安:平均CCLv25) 簡易説明 ▼ MAP
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帝国の竜兵ヴルムより届いた、王国領内へと降りる天使兵団の報。ヴルムと共に天使の兵団を撃退せよ! 神級(★1獲得の目安:平均CCLv50) 簡易説明 ▼ MAP ニコニコ動画:タグ検索
神級(★1獲得の目安:平均CCLv50) 簡易説明
王子たちが帝国に到着する前の出来事。ある理由から海上に着水した飛空船に、水棲の魔物が迫る。魔物から船を守れ! 上級(★1獲得の目安:平均Lv50) 簡易説明 ▼ MAP
皇帝の身を案じ、市街を行く王子たちは帝国騎士たちの姿を発見する。騎士からもたらされた真実とは……。 極級(★1獲得の目安:平均CCLv25) 簡易説明 ▼ MAP
皇帝と合流した王子たちの前に謀反の黒幕が姿を現す。帝国軍と共に叛逆の戦火を終息させよ! 神級(★1獲得の目安:平均CCLv50) 簡易説明 ▼ MAP
白の帝国との合同演習開催。帝国の名だたる猛者を相手に王国の力を見せつけよ! 神級(★1獲得の目安:平均CCLv50) 簡易説明 ▼ MAP ニコニコ動画:タグ検索
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